酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

さんが焼き

2019-02-27 | こしらえた話。
先日こさえたアジのなめろう。
一度に食べきるには多かったので、残しておいて・・・

さんが焼きにリメイク。


味噌をちょっと足して、ヘラに塗りつけて炙る。
竹のヘラまで焦げて、でもこれがいい香りプラス的な効果もあって。

手前味噌な話で恐縮だが・・・

美味しいのなんのって、もう堪らない。

酒が進む。とかそういうことじゃなく、まず、なめろうを開発し、別途、違う食べ方を考え出した漁師さんの知恵に感服するばかり。

あ、漁師がなんの関係あるのって?

なめろうは漁師さんが自分で獲ったアジやイワシを使って作る漁師料理。刺身もいいけど、こうするともっとうめえなあ、みたいに考え出したのかな。

で、漁師さんが山仕事をするために、お弁当のおかず的にアワビの貝殻にこれを詰めて持って行った。
山には、彼らが滞在するための小屋(山家=さんが)があって、そこでなめろうを貝殻ごと焼いたそうな。これが、さんが焼き。

って話さ。

郷土料理って、その多くは漁師や猟師に起因してる。グルメの元祖かも。

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