その真ん中あたりが

どうもクジ運が良くなかったような気のする今年であったが、先日買った大根は当たりだった。

買った一本。まずは生食をしようと思ったのだが、さて、どこを食べてくれようか。
先っちょは当然辛いだろうし、だからといって根本では芸がないってことで、真ん中あたりをスパッと切って角切りに。

塩揉みして、たたいた梅干しと鰹節を和えて、こうなった。

大根うまい～。目論見どおりといおうか、辛さと甘みが融合した、なんと鮮烈な美味しさ。
なんだか、とても得した気分。
野菜が旨いと、世の中こんなに平和な気分になれるのに、政局の行方は混迷を極めるばかり。とか言ってる間に、酒は進む。

どうにも先日のニラの一件から引きずっている、なにか良い純米酒を飲みたいという気分が冷め遣らず、ふらりふらりといつもの「川わき」に（歩いて行けるところにあってシアワセ）。
まんさくの花を所望するも、マスターが自分の中でも一、二に旨いと思っていると勧める〆張鶴をキュッとやり、やっとのことでモヤモヤは解消できたのだった。
いただいたのは純米吟醸。〆張鶴も甘い辛いのバランスが絶妙な、とても良い酒だ。