風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

佐世保・長崎 お盆に廃墟探訪 その2

2012年09月14日 06時51分34秒 | 番外(日常つらつら)

3日目、朝から電車に乗って長崎へ。昼前に着いてホテルに荷物だけ預けたら、すぐ近くの出島が
あったので見学して、軍艦島に行く前に近くのお店でちゃんぽんと皿うどんを食べた。



ちょっと私好みではなかったかなあ?中華街の有名店はとんでもない行列だったから入れなかった
のよね。残念。

お昼を食べたら軍艦島(端島)ツアーです。



このド派手な船で行きます。4000円弱です。ほかにもいくつか軍艦島に行くツアーはあるんだけど
ここのは高島にも行くからいいかなと思って。

軍艦島に行く前に高島の炭鉱博物館に寄り軍艦島の説明を聞きます。

 軍艦島の模型があるんだな。

今回見られた場所はほんの一部。そもそも軍艦島が周囲1.8キロしかない小さな島であり、その
うちの220mだけが公開されているのだ。

昔の軍艦島は東京よりずっとリッチで、家電は普及率100%(全国平均10%の時代で)だったり、
日本で初めての鉄筋コンクリートアパートが建設されたりとすごかったみたい。

で、高島を出てしばらくすると、中の島と思われる右側に船らしきものが見えてきた!



                  軍艦島?!いや、フェリーか?



            やっぱり軍艦島だ!すごい、本当に船に見えるよ。



近づいてみると建物などが分かるように。で、こんなに天気がいいのに、波がすこしうねっている
だけで船が付けられないほどの揺れになるのだ。かじ取りにものすごいテクニックが必要とされる
んだろう。年間でも半分のツアーが上陸できないんだそう。ここまで来て上陸できないのはいやだ!

なんとか船は付けたものの、時おり1mくらい上下に突然揺れたりして、上陸も必死!



説明場所が3か所あるのだけど、時間が押しているのと波にうねりが出だしたので帰れなくなっては
困るため1か所スキップ。 暑いので日傘を差していたら、ガイドさんに日傘禁止と言われた。
本当ですか?それは辛い・・・。帽子持ってくれば良かった。



ここは一番奥。左の建物は防潮のための建物で、高潮が来たときに他の建物に海水がかからない
ように建てたらしい。それでももっと奥のほうの建物では波が超えて来たというのだからすごい。
なのでその建物を超えた通りを潮降町と呼んでいたほど。
右の建物は日本で最初の鉄筋コンクリートのアパートです。

灯台がありますが、軍艦島は昔は眠らない町で常に明かりが灯っていた(炭鉱が動いていたから?)
ので、灯台はなかったそうな。



見学ルートはこんな感じで仕切られてます。日陰はほとんどないのでマジで死にそうなくらい暑い
です。

1時間もいない上陸でしたが、見られてよかった。

長崎に戻ったら、ホテルで少しだけ休んでから精霊流しを見にすぐ前の通りへ。



精霊流しというとさだまさしのしんみりした感じのを想像する人がほとんどみたいですが、実は
初盆の精霊流しはそんなんではありません。

このとおり大きな精霊船(会社が多いですが)を関係者が引きまわし、その間山ほどの爆竹を巻き
ちらし、打ち上げ花火やロケット花火などを打ち上げます。めっちゃうるさいし、しんみりとはほど
遠いのです。それでも一昨年父を亡くした年の精霊流しはやっぱりしんみりしましたけどね。にぎ
やかでも故人を偲ぶ行事ですから。



夜になると提灯も明るく灯って、ますます派手になります。
いつまでも見ててもしょうがないので、ちんちん電車に乗ってグラバー園のほうに移動しました。
ライトアップくらいされてるだろう。

ほらね。 大浦天主堂です。

長崎の教会は小さいけどデザインがかわいらしく、中も木の温もりが感じられて好き。
夜は入れなかったけど、最終日に入りました。

お隣のグラバー園は夜間開園していたのでラッキー♪ 夜のほうが涼しいし空いてていいや。



                   長崎の夜景とともに。



      グラバー園にはグラバー邸のほかにもたくさんの異人館があります。
      グラバー邸はほかのに比べるとおもしろい家の形でした。

さて、最終日はどうするかねえと話してたんですが、どうせなら廃墟で(笑)ということで、「そろばん
ドッグ」なるところに行ってみました。



船を修繕してたところだったかな?船を乗せる台とレールがあって、1つ建物があるだけの小さな
廃墟でした。建物の中に入れなかったのが残念!

見学後、ここからグラバー園に向かって歩いていったら、ドンドン坂という坂があって、その周辺が
すごいの。グラバー園にあるような異人館に普通に人が住んでるんだなあ。何件も。すごいわあ。

ということで、廃墟に始まり廃墟に終わった旅でした。

久しぶりに廃墟散策して、またちょっと過去の廃墟に行ってみたくなったよ。