風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

夏山! 日高幌尻岳へ。 その6

2013年08月03日 16時09分59秒 | ハイキング・登山

幌尻岳3日目。今日は3日間で一番天気が良さそうだ。



テントを撤収。砂地は平坦で柔らかく快適だったが、砂が底にたくさん付いて取れないのが残念!
グラウンドシートを敷くべきだったな。

朝食は昨日と同じくみんなはねこまんまで、私はパンが余っているのでそちらを食べる。



七つ沼にはトイレがないので人目に付かないところをみんな探していくのだが、そこにはエゾハクサン
イチゲのお花畑が広がっていたりする。そして目の前にはまた鹿が。

時間通り撤収を終えたら6時過ぎに出発。

 次にここを訪れることはあるのか?

あいかわらずきつい坂道を登っていく。



今日は本当に天気がいい!その分暑いけど、こんな景色を見たら疲れも飛ぶね!

稜線まで出たらすこし休憩してトッタベツ岳へ向かう。



ツガザクラやエゾツツジの咲く道を進み、トッタベツ岳の急登をハイマツに遮られながら登りきる。



は~!きつかったあ!7時18分なり。 ここで座ってしばし休憩を取ろうとしたら、夜光虫さんが1日
目から痛いなあと思っていたお腹のあたりに異変を感じてめくってみると・・・



       ぎゃー!!!なにこれ?ダニ!? いや~っ!!頭入れてるっ?!

 ダニってヒルみたいに吸い付いてるんじゃなくて頭突っ込んで血吸うんだ・・・。気持ち悪すぎる。

 夜光虫さんも一緒にぎゃ~!と言ったものの、ふたこと目には「カメラ!!」って。(笑)

 他の道内登山者は「病院行けばすぐよ。」とのこと。こりゃあ明日は病院だなと思っていたら、冷静
なMIKOさん、自分の救急セットからピンセットを取りだした。それも先が折れた特殊なやつで、ダニ
をつまみ出しやすいように買ったものらしい。

 それでMIKOさんがダニを取りだし一件落着。いやはや最終日もいろいろあるわ。(笑)

 気を取り直して先に進むことにする。七つ沼よ、さようなら。



KUROさんは帰り道に高山植物を撮るのに一生懸命だ。植物の写真はKUROさんに任せた!
ヌカビラ岳で休憩したら例の急坂を降りていく。とにかくすごい道で、よく登ってきたもんだと感心
する。登りはトッタの泉から1時間40分かかってきたところを45分で降りてきたくらいの勾配です。

沢に着いても気を抜かずに下っていき、林道に13時に到着。あとは安全な道なので大休憩。
残す林道で残念ながら天気が崩れ、最後の20分ほどは雨具を着なければいけなかったけど、大
満足の山行となった。



帰りは道の駅でラ・フランスのソフトクリームをいただく。やさしいお味で、MIKOさんが勧める100%
ラフランスのほうが、バニラミックスよりおいしいな。

札幌に帰ってきたら、いつも泊まっているゲストハウス野中に送ってもらい、その後一緒に居酒屋で
お疲れ様の乾杯です。



しかし日が暮れると札幌と言えど寒いんだな、これが。ビールは一杯だけで次は熱燗にしちゃいま
した。

次の日、夜光虫さんと私はBISSEスイーツという道内のスイーツがいただける場所へ。



いろんなところのスイーツをイートインで食べられるようになっているのだ。



これは「きのとや」のオムレット。いろいろほかにも食べたかったけどランチも食べに行くのでお土産
ばかりいくつか買って帰った。



ランチはゲストハウスにお勧めしてもらった近所のお店で海鮮丼500円をいただく。

山は大成功、おいしいものも食べて今年も楽しい北海道遠征でした。


白馬大雪渓から蓮華温泉へ 前編

2013年08月03日 09時37分08秒 | ハイキング・登山

夏休みを取って行くことにした白馬岳から朝日岳。

出発当日のヤマテンの天気予報で、31日は晴れるが、1日は雨の予報にやる気をなくしテント泊
から小屋泊へ。

31日はさわやか信州号で八方バスターミナルに着いたら身支度を整えて猿倉行きのバスに乗り
7時30分過ぎに猿倉着。夏休みでも平日なのでさすがに空いている。

登山届を出すついでに登山道の状況を確認し、トイレを済ませて猿倉を7時47分発。

小屋泊の荷物にしたのもあるのと、さすがに3度目で道もよく知っているので快調に歩いていき、
白馬尻に8時36分着。

今年の白馬大雪渓はクレバスが発達して異様な状況だとのことだったが、白馬尻から見る大雪渓
は去年とは似ても似つかない姿だった。



どうせ休憩がてらアイゼンを着けるので休憩せず、雪渓の取り付きまで行きアイゼンを着ける。
途中で緩まないようしっかりと紐を絞めたら8時50分に出発。

いつもならベンガラに沿って歩けばいいところをクレバスがあちこちに出来ているせいでルートが
ころころ変わっているらしく、ベンガラがはっきりしない。クレバスを避けるために左側の斜面を迂回
していかなければならないのだが、落石が恐ろしいわ、自分が落石起こさないかでヒヤヒヤ。



しかしこれまでで一番晴れていてこんなにはっきりと周囲を見ながら登ったのは初めてかも!
見えている分だけ落石もよく見えて、落ち着かないのでかなりがんばって登って行った。
空いているのもあって、葱平には10時27分着。お腹が空いたので大雪渓を見下ろしながらパンを
かじる。

葱平のお花畑はこのとおり。



満開♪ クルマユリ、イワオウギ、キンポウゲ、ハクサンフウロなどなどたくさん咲いていましたよ。
きつい登りも癒される。

小雪渓を超えて避難小屋を過ぎると頂上小屋が見えてくるお花畑でも、このとおり。



とにかくイワオウギが満開だったなあ。

で、テント泊の場合は有無を言わせず頂上小屋になるけど、小屋泊にしたのと明日は朝日岳方面
に行くことを考えて白馬山荘に泊まることにした。20分でも短いほうがいいかと。それに今日は空い
てそうだし。

頂上宿舎から白馬山荘へのトラバース道を登り、稜線に出た途端、強風!!
今日の夕方から天気が下り坂というのは当たっているらしい。ザックの紐が頬に当たって痛い!
この20分が辛かったな・・・。

でも今年はネパール行ったり幌尻岳行ったりして体が出来ているからなのか、一人だからなのか
それとも小屋泊の荷物だからなのか、白馬山荘にはなんと12時37分に着いてしまった。
5時間切っちゃったよ。ちょっと雪渓で落石を怖がり過ぎたか?(笑)

白馬山荘にした理由は頂上宿舎だとモンベル割引が1泊2食9000円が8500円割引で、白馬
山荘は食事は関係なく、土日でなければ500円引きだったのね。今回は小屋泊にしなかった分
朝ご飯とかは自炊でと思って食料とバーナーを持ってきていたので、白馬山荘にしたのだった。

頂上宿舎に泊まるなら夕食も頼んだけど、白馬山荘は普通の食事だろうなと思って素泊まりとする。
部屋は「剣」で、6帖に女性4人でした。(全員単独!)

乾燥室に汗で濡れた衣類を干したら談話室に行ってみる。談話室にはテーブルがなく、広い部屋
にストーブが1つ焚かれているのみ。うーむ、はがきを書きたいのに、ここじゃ無理だなあ。

ということでレストランのほうに行ってみる。
生ビールは850円。頂上宿舎なら枝豆・フライドポテトのおつまみセット付きで850円なのに・・・。
これが民営と村営の違いか。



で、氷結450円を購入し、持参したつまみで一杯やりながらはがきを書いていく。ほ・ろ・酔・い。

夕食は談話室の横のスペースにある自炊コーナーでチリトマトヌードルを作って食べた。自炊室は
なんだかさみしい感じのところ。もうちょっとどうにかならないのかな?

部屋では全員単独の女性というのもあり、話が弾んだ。ある女性は明日朝日小屋に行くというので
ルートは同じなのだが、前に行った時は6時に出て18時過ぎに着いたから、今回は年も取ってるし
体重も増えたから、明日は4時半に出るという。なので必然的に7時過ぎには寝ることに。でも全員
疲れていたので特に文句もなく寝ちゃいました。