風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ネパール エベレスト街道トレッキング その20

2013年08月30日 22時21分24秒 | ネパール2013

トレッキング9日目。昨日の夜から降り積もった雪でロブチェからの道は白く染まっている。



今日はとうとうEBCに行く日だ。
長い行程となるので朝食は6時30分にしてトゥクパとホットレモンをいただく。

7時に出発。
キンッと冷えた空気の中、ほとんど平らな道を行く。雪を踏む足音のほかに聞こえるのは自分の息遣いのみ。
ほぼ平らなのだが、その時のビデオを見ると息遣いは荒い。

そんな中でこんな大荷物(それもかなり重そう)を持って歩くポーター達を見ると本当に驚いてしまう。



これはベースキャンプ用のテントらしい。とても同じ人間とは思えない。すごいなあ。

そうして1時間ほど歩いていると、本日1番の難所に到着。



本当に短い登りなんだけど、急です。いやになります。はい。先にちろっと見えているのはプ・モリ。
30分ほどかけてゆっくりと登っていくと、目の前にすばらしい景色が広がっていた。



プ・モリがとても大きく見える。ここでしばし休憩。宿で一緒だったアメリカ人たちも休憩していた。

ここからヌプツェに向かうようにガレガレの斜面を登っていく。こんなところでもまだヤクがいる。



左手の斜面をトラバース気味に登っていくと、そこにはすごい景色が。



みんな歓声をあげるほどの圧倒的迫力で眼下に広がるクーンブ氷河。これは写真では分からない。
ここに行ってみないと絶対に分からない。これを見るために来る価値があると思った瞬間だった。

エベレストはここまで来てもまったく見えないのだが、クーンブ氷河の奥に見える白い部分がEBCだ。

このあたりから道はさらにガレてくる。



トレッキングルートだから安心と思っていたが実際にはけっこう危険なところもあって、何か起こっても
おかしくはない。例えばこんなところ。



そう、このルートも氷河の中にあるのだ。いつ上の氷河が崩れるか、足元が崩れるか分からない。
ナムチェ当たりのルートからは想像できないような道。



ゴラクシェプ方面から下ってくる人やヤクもいて、なかなかの混雑ぶり。
そうしてやっとゴラクシェプ(5170m)に着いた。



左に見える黒い丘がカラパタール(5545m)だ。すぐそこのように見えてるのに、登りに2時間もかかる。

右を見るとヌプツェは見えるがやはりエベレストは少しも見えない。ここまで来てまったく見えないのだから
ナムチェから見えるのはある意味奇跡的?(笑)



ゴラクシェップにはロッジが少ないので1軒目は断られたが2軒目は部屋が取れたのでよかった。
9時35分着。思っていたより早く着いた。でも疲れたなあ。