風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

行場めぐり~三徳山投入堂編~ その3

2011年04月14日 21時52分05秒 | ハイキング・登山

下山も登り以上に気をつけて下りていく。



根っこが複雑すぎて、下る時は足元もよく見えないので、先に下りた人に教えてもらいながら
下りていく。帰りは登ってくる人とすれ違うことも多くなり、朝1番に登ってよかったよ。

で、本当に素足にわらじの人が登ってきてましたが、まだ登りはじめだというのに寒そうでした。
どろどろ道なのですぐ泥水が染みてくるし、なんせ素足だし、小石とか入ったら痛そう。
まあ確実に滑らないでしょうが・・・。

そうして無事下山したら膝がガクガクしてました。私たちのズボンの裾などを見て後続の人達
はビビッていた。

わらじ組はまだまだいた。そらーここまで来て靴チェックで×になったらわらじ買ってでも登るか。

結論としてはトータルのスリリング度・おもしろ度では伊勢山上には敵いませんが、舐めては
いけない投入堂って感じでしょうか。途中のお堂で怖いながらもボーっとしたいかな。

                          

さて、ご褒美に境内の茶屋でいただいたのは、自家製の栃餅きなこもちです。



出てきたのは暖めてあって、ミヨーンとつき立てのおもちのようでとってもおいしかった~!

S夫婦は名水豆腐です。おもしろいのは自家製のわさび漬けで食べるというもの。



私もちょこっと味見させてもらったんだけど、しっかりした田舎豆腐で、わさび漬けもそんなに
辛くなく、おいしかった。

お昼をここで食べてもよかったのだが、S奥さんが近くにある鷲峰山に登りたいとのことで登
山口まで行くことに。コンビニでお昼を買いに行ったら、近くに橋本牧場のジェラードショップが
あったのでついつい寄り道。(笑)

 あっさり。

が、鷲峰山登山口は大雪で通行不可!おいおい・・・。

しょうがないので諦めて鳥取中心部に戻り、途中で見かけて気になっていた島に上陸することに。

 青島

この島、渡ってみたら、島一周いろんな種類の桜の木が植えられていることが分かった。
まだまだこれからのものが多かったけど、一部菜の花の咲く時期に合わせたかのように咲き
誇る一帯があった。

 は、春だ~。



菜の花と海(ではなく湖)がいい感じ。



うわ~!まるでカレンダーのよう。(笑) ほんの30分ほど内陸では大雪で山にも登れない
のに、ここでは春なのね~。鳥取って不思議。

この島、こんだけすごい桜並木(それもけっこう立派な巨木が多い。)のに、見物客はまばらで
かなりいい感じの花見スポットだった。キャンプ場もあったので、また来て泊まってみたいです
ねえ。

帰りにはモサエビやとうふちくわなどを購入すべく海鮮市場「かろいち」に行ったり、鳥取砂丘
を上から見てみたりして堪能しました。

日帰りできるんやねえ、鳥取。


行場めぐり~三徳山投入堂編~ その2

2011年04月14日 08時54分51秒 | ハイキング・登山

お坊さんの説明によると最初が急登で、途中のお堂まで登ればあとは緩やかだとのことだったが、
確かに最初からすごかった。

根っこを頼りに三点確保。

やっぱり軍手は必須だわ。雨上がりということもあってすぐにドロドロに。後になればなるほど
根っこも人の上り下りで汚れて滑りやすくなるだろう。

お堂までは終始こんな感じで、あんなに寒かったのにすぐに暑くなった。来ていたものを脱いで
ザックに入れる。

 さらに滑りやすそうな岩場を登る。

そして例のお堂まできた。ここは鎖場になっていたので、ひとりずつ登ることに。
岩の左横には迂回路あり。というか、帰り道用かな?



私たちは登山靴なので底が固く岩場は登りやすいが、スニーカーのお兄ちゃんは滑るわ底が
くにゃくにゃだからつま先で乗れないわで大変そうだった。

確かにこんなところでは雨の日は危ないわなあ。

で、お堂は土足厳禁だったので靴を脱いで縁側(?)に上がり正面に出てみてその絶景と恐ろ
しさにビビる3人。(笑)

ひぇ~!

   狭い!そして正面の切り立ち具合がまたすごい。
   落ちたら死ぬね・・・。ここが一番怖いかも。(笑) ・・若干斜めってるし。

ちょっと涼しい思いをしたら、また靴を履いて先に進みます。
転落事故が起きたらしい岩場をトラバースしたり上り下りしたりして鐘楼に到着。
どうやって運んだんだろう?



鐘楼の下は岩でボコボコなので、その岩によじ登りお堂のヘリに座って鐘を突くのが基本スタイル
のようです。

で、そこからまた馬の背なのか牛の背なのか分かりませんが、また滑りやすそうな狭い岩の
上を歩きます。(意外と滑らなかったけど。)

 めちゃ怖くはないけどいやらしい。

それが3人の結論でしょうかね。



道は緩やかになり、いくつかのお堂をとおり、投入堂も近い?
最後のお堂の裏を通りぬけるとありました。投入堂。



思ったよりずっと近くで見られるんだなあ。
年に1回は抽選で投入堂に入ることが出来るらしいのだが、たぶん登り口だと思われるところ
からどうやってあのお堂に入るのか?ザイルとか出すのかな?

しかし平安時代にどうやって建てたんだろう。あの柱を支えるだけでも怖いくらいの絶壁です。

昔の人はすごいなあ。