風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

十夜が橋

2006年04月28日 17時30分40秒 | 2004年おへんろ日記(愛媛編)

 大洲から今日宿泊予定のふるさと旅館までは約4キロ。

                  

 肱川にかかる橋を渡って大洲の町よ、さようなら。
 車道を進んでいく。

 実は十夜が橋の向かいには日帰り入浴施設があるよう
なので温泉に入ってから宿に向かってもいいよなあ。

 そうして1時間ほど歩くと十夜が橋に到着。

 ここは杖を橋の上では突いてはいけないという掟が作ら
れることになるお話の場所なのでとても賑わっていた。

 まずはお堂にお参りして,橋の下に寝ていらっしゃる
お大師さんに会いに行く。
 寝ているお大師さんなんてきっとここぐらいだろうなあ。

                

 橋は思っていたよりずっと小さいものだった。
 今でもここで野宿する人がいるらしい。
 お大師さんは暖かそうなお布団が掛けられていて今は
幸せそうです。(笑)

 納経を済ませてさあ温泉と思い,近辺を歩き回るが
影も形も見当たらない!
                 
 うっそ,,。地図が間違っているのか?!
 国道の裏側にも回ってみたけど見つからない。
  ショックーッ!!
 (今見てもちゃんと載ってるんだけどなあ,,。
  なんで見つからなかったんだろう??)

 はぁぁ。がっくり。
 民宿に行くか。(とぼとぼ)

                

 ということで,ふるさと旅館に到着。
 ふるさと旅館はかなり大きなところだった。
 どちらかというと工事関係者の人の常宿なのかなあ?

 お風呂に入った後は近所のなんでも屋さんっぽい
ところに明日の軽食を買いに行ったのだけどあまり
物がなくて困った。周辺を見てもコンビニもなさそう。

 しかし今回はなんと2名の女性一人歩き遍路さんが
一緒だったので,食堂ですぐに仲良くなってわいわい
楽しい食事になった。
               

 二人とも北海道から来ていて,一人は札幌,もう一人
は旭川とのこと。
 本当に北海道からのお遍路さんって多いなあ。

 何でも旭川のIさんは「南国に憧れて」来てみたら
めちゃ暑かったとのこと。(笑)
 通し打ちなので,着るものは毎日ほぼ同じだから,たま
にはおしゃれがしたくなるとも。(笑)

 実は友人と一緒に通し打ちに来たらしいのだが,ペース
が合わなかったり道の好み(車道か山道か等)が違ったり
して,途中から別行動にしたらしい。でも毎日どの辺に
宿を取るかとか,1,2週間に1度は一緒に泊まったりして
いるんだって。
 夫婦でも一緒に歩くのって大変なのに,ましてや友達だ
なんて大変だったろうなあ。
 私は絶対いやだな~。

 ほぼ同じ年代だし,明日も似たような場所に宿を取って
いるのでルートは同じになりそう。
 明日は楽しくなりそうだなあ。