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風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その4

2007年10月16日 08時07分51秒 | 信州・北陸の旅

 実はこの黒部峡谷鉄道、高いのはある意味当たり前。
 なんせ片道1時間30分もあります。

 スタートが遅くなったので、トロッコに乗りたいだけなら終点より手前の鐘釣駅で
下車して露天風呂に入って帰ってきてもいいんじゃないの?と思ったんだけど、
I姉さんは終点まで行きたい!とのことなので立ち寄り湯はあきらめ欅平駅まで
行くことに。

  スタートしてすぐは近くの鉄橋
 なども見え、ずーっと川沿いを走っていくのだ。
 見た感じ大歩危小歩危ちっくな場所。でも、進めば進むほど山は迫ってくるような
険しさで、あちこちが崩落しているのか急な深い谷にたくさんの岩が詰まっていて
かなり恐ろしい感じ。

 進んでも進んでもダムが現れ、よくこんなところまで線路引いてトロッコ走らせて
現在でも工事を進めてるなあと感心するやらあきれるやら。

   

  トロッコは橋の上を通ったり、トンネルをいくつも抜けたりしながら時々景色の
説明が流れたりしてゆっくり走ってくれることも。

  いくつかの駅を経て、やっとこさ欅平駅に到着。このころには寒くて寒くて。
それは気温が少し低いのもあったけど、やっぱりトロッコで冷えちゃったから。

   

  ものすごい車両の数なので、ホームが長くてなかなか改札口に辿りつけん。
 帰りは迷わず特別車両料金の切符を購入。オープン車両でまた1時間半も乗って
 たら、間違いなく風邪引くわ・・・。
 欅平には、猿飛(さるとび)という名所があるらしいので行ってみることに。
 しかしここが意外と遠かった。そしてけっこう危ないところだった。

    

  駅から片道20分はかかる道のりで、しかも川沿いの道が遊歩道になっている
とはいえ、落石が多いらしくそこらじゅうに「落石注意、立ち止まらず進むこと。」の
表示があるのでまるで白馬大雪渓の時のようにずんずん進むしかない。
  そして写真のように、落石除けか、狭くて暗いトンネルを歩かなければならない
のだ。窓は小さいし、もちろん電気はないし、足元は濡れているしで危ないわ~!

  かなり歩いてやっと目前にそれらしいところが見えてきた。

    

    ここからまたけっこうあるんだなあ。 途中で引き返してる人もいたし。

   んでもってここが猿飛です。 

   なんでも黒部川で一番川幅の狭いところらしく、昔ここを猿が飛んで渡った
 ところからこの名前になったそうですが、そこまで狭いかなあ?流れもけっこう
 きついぞ。

 紅葉も進んでないのであまり感慨もないまま引き返し、足湯もあるという展望台
に行く途中におもしろいものが。

  
  「危険」って危険物に直接書いてるっ! おもしろすぎ~。(笑)

  で、展望台は川沿いにあった。展望台なのに低いところにあるって変わってる。

  

  でも、その理由は足湯に入ってみて分かったのだった。

  じゃじゃ~んっ!どうだこの眺め! 
  橋の向こうに立つ山は奥釣山で、実は1500M以上もあるのだ。
  見た感じそんな風には見えないんだけど、やっぱりこのあたりの山は谷から
 そびえ立つような感じ。
  足湯のほうは湯の花が浮かぶ良泉で、足がつるつるして気持ちいい。
  展望台の横にも露天風呂があるんだけど、そんな時間はないので残念っ!

  足湯で温まったところで展望台から眺めた橋を渡って人喰岩へ。

   下が普通の道路なのでそこまで恐ろしく

 はないけど、崩れてきてもおかしくないかもね。

 今度来る時があれば、行ってみたいのが欅平のさらに奥にある名剣温泉か祖母
谷(ばばだに)温泉だ。

    

  名剣温泉は駅から徒歩15分、祖母谷温泉に至っては徒歩50分と秘湯も秘湯。
 祖母谷温泉への道なんて、「通行止め。登山者のみ自己責任で通行可」だよ。
 祖母谷温泉は登山口の入口にあり、そこから唐松岳や白馬岳に行ける模様。
 でも、けっこう険しいんだろうなあ。なんせ自己責任だし・・・。
 また来ることがあるかなあ?

  


どたばた旅行日記(富山&岐阜)その3

2007年10月15日 08時20分12秒 | 信州・北陸の旅
 ところが富山駅に着いて富山地方電鉄に直行したところ、10分後に特急電車が
出ることが分かりラッキー!
 急いで切符売り場で2日間乗り放題券を購入し、電車で食べるべくI姉さんは駅弁
を、私はあまりお腹が空いてなかったので近くにあったロッテリアで照り焼きバーガー
セットを買って駆け込みセーフ!
 2日間乗り放題切符は切符売り場じゃないと買えなさそうだし,間に合って良かっ
た。一枚4400円なり。

    特急の自由席も乗れるのだ。

                        

 平日の昼間だからか列車はガラガラ。
 でも車掌さんが同乗してくれて、いろいろと世話を焼いてくれる。

    車掌の山本さん。

 この車掌さんがとてもいい味を出していて、
 「あと○分したら鉄橋を渡るから左を見て。氷見湾がきれいに見れるから。

                      とか、

 「お昼ご飯のゴミはこっちで捨てるから終わったら出しておいて。

 とか、車両を行き来して、いろいろとサービスしてくれるのよ。

 実は定年後にここで車掌として働いているらしいのだが、元来人に喜んでもらう
ことが好きなんだろうなあ。おかげで宇奈月温泉までの1時間半すごく楽しむことが
できたのだった。沿線のこともとても詳しかったのでいろいろ聞いてしまった。

 「明日も8時の特急に乗ってるから、乗り遅れないように気をつけて!

 と送り出され、宇奈月温泉駅に着いたのは13:15だった。もともと普通列車で
行く予定が特急列車に乗れたので当初の予定からは40分程度の遅れで済んで
これまたラッキー!

 富山地電の駅から黒部峡谷鉄道の駅まではほんの100mほど。

    

        その間に今夜宿泊する「フィール宇奈月」がある。

   駅に近くて便利。 

 なんせ1泊朝食付きで6,000円,大浴場では温泉も入れるのだから安い!
 フロントに荷物を預けると,夕食はホテルから車で10分ほどのところにある宇奈
月麦酒館
に行くつもりで送迎を予約しておく。
 トロッコの出発時間が近いので急いで駅へと歩いていって
 特急列車はガラガラだったのに,駅前の駐車スペースには何十台もの大型バス
が並んでいて,団体客がわんさか押し寄せていたのだ。
 ゲゲッ!?トロッコ乗れるのか?予約もしてないし・・・。

 が,窓口に切符を買いに行くと,すんなり13:32発の整理券をもらえた。
 途中下車はできないということで,最終駅までの片道切符を購入し,帰りは時間を
見て考えることに。少なくともビール館の送迎がある17:45までには帰ってこないと。

   

 ホッとしつつ団体客の波に流されホームに辿り着くと,これまた幸いにも団体客と
個人客は別の車両に指定されていたのでゆったりと座ることが出来て○

 実は私,トロッコ列車,あまり期待していませんでした。
 どうせ保津峡のトロッコ列車みたいなもんだろうと。その割にはいい値段(片道
1,440円)するわ,帰りもトロッコしかないわで,どうなんよ?と思っていたのです。
 しかーし!乗ってみて分かった。これは乗る価値ありです!
 というのも,このトロッコ列車,ほんまもんです。(笑)
 保津峡のトロッコ列車は「トロッコ風列車」だったんです。(知ってたって?!)

 だって,まず車両の幅が全然違うっ!保津峡のは普通の列車みたいな座席に
通路まであったけど,黒部峡谷のは大人4人がきゅうきゅうで座れる程度。
 トロッコも,オープン席のは背もたれのない横長の座席が付いているのを除けば
途中で見かけた工事用のトロッコとまったく変わりなしなのだ。

 そのためこの臨場感!

   トンネルが近い!
 そして屋根も低いです。ほんでもって寒いです。(笑)
 山本車掌さんが言っていたとおりで,上着を持っていって良かった~。
 まあ追加料金を払えばデラックス車両とか選べるんですが,やはり片道はオープン
で行った方が楽しいと思います。寒い時期は厚着していって下さい。

どたばた旅行日記(富山&岐阜)その2

2007年10月13日 08時37分53秒 | 信州・北陸の旅

 次の日、寝不足でふらふらになりながら大阪駅に到着。
 7時40分のサンダーバードに乗るため20分前に待ち合わせたのは自由席しか
空いてなかったから。
 サンダーバードは金沢方面に出張する人で平日はいつも混雑しているのだ。
 ただ、大阪駅が始発なので、ちゃんと並んでおけば大抵は座れる。
 (富山行きと金沢行きの車両を間違えて並んでたので危うかったが・・・。

 無事自由席を確保して、サンダーバードは予定通り出発した。
 案の定新大阪からたくさん乗り込んできて、京都では座れない人たちが出るほど。
 眠い・・・。

                        

 さて、昨日家に帰ってから考えた日程は以下のとおり。

 1日目:大阪~富山~宇奈月温泉 宿泊先に荷物を預けてトロッコ列車へ。
      宇奈月温泉~欅平 トロッコ往復。
                                   宇奈月温泉泊

 2日目:宇奈月温泉~立山 アルペンルートの室堂から弥陀ヶ原までトレッキング。
      立山~室堂・・・弥陀ヶ原~立山
      立山~富山                      富山駅前泊

 3日目:富山~高山 高山散策                高山泊

 4日目:高山~八尾~氷見 八尾で散策
                                    氷見泊

 5日目:氷見~金沢 金沢散策
      金沢~大阪

 1日目、2日目の宿はネットで1泊朝食付きの格安ホテルを予約できた。
 3日目の高山は民宿にするかまたビジネスにするか迷ったのと、連休中日のわり
には宿も空きがありそうだったのでI姉さんと相談して決めることにして取らずにおい
た。

 富山駅には11時過ぎに到着するので、そのまま富山地方鉄道に乗り換えれば
13時前には宇奈月温泉に到着する予定だ。つまり半日あるのでトロッコ列車は
十分堪能できるかなと。トロッコを楽しむだけなら終点まで乗らなくてもいいだろうし。
 が、ここでハプニング発生!?
 なんと金沢駅に着いたところで前を走っていた貨物列車が車両故障で止まって
しまい、しばらく発車できないとのこと。いつ再開できるかも分からないと放送が。
 うーん、これはもう旅行に行くなって神様が行ってるのかねえ?

 でも、チャーンスッ!この間にホームに下りて売店へ。
 園八のあんころ餅、売ってないかなあ?と期待していたのだが、違うメーカーの
しか売っていなかった。がくっ。
 やっぱり改札の外でしか売ってないみたい。改札に行って乗車券を見せて外に
出られるか聞いてみたら、「特急券は?」と鋭い指摘。そう、特急券は途中下車で
きないので、ここで外に出てしまうと新たに金沢-富山間の特急料金を払わなけ
ればならないのだ。乗車券は大阪からになってるから、特急で来てるってまるバレ
だよな・・・。
 でも、こんな出発がいつになるか分からない時なら特別にってことはないの?
 肩を落として列車に戻ると意外にもそろそろ出発できそうとの連絡が。結局予定
より30分ほど遅れて出発し富山駅には12時ごろ到着した。本当は11時過ぎに着く
予定だったので1時間の遅れ。うーん、トロッコはあまりゆっくり楽しめないかも?
 


どたばた旅行日記(富山&岐阜)その1

2007年10月12日 23時24分25秒 | 信州・北陸の旅

 2ヶ月以上も前から綿密に計画を練り、苦労して安い飛行機も予約して、やっと
組んだ八重山・与那国の旅は、先週金曜日に出発の予定だったのだが最悪の
タイミングで台風が来てしまった。
                       

 金曜日は石垣辺りまでは飛びそうだが、行ったところで台風の中外出も出来ず
閉じこもっているばかりでは大金はたいて与那国まで行く意味もない。
 一緒に行く予定だったI姉さんと相談し、前日に全て白紙に。
 幸い飛行機の方は欠航しなくても台風が理由のためキャンセル料はなしだったし
宿の方もすんなり取り消しできた。(うれしくないけど。)

 で、せっかく5日間の長期お休みを取っているのにどこにも行かないわけには
いかない!その日の夜にI姉さんと会って話すことにした。

 I姉さんは北海道に行く気満々だったみたいだけど、飛行機のツアーは10日前
には受付を締め切っていて、自分で飛行機を予約しないと無理。でも高くて行ける
わけもなく・・・。

 二人ともなんだか疲れてしまってもう旅行止めるか?ってところまで行ったのだが
一旦考えるのを止めてお寿司を食べに行き、落ち着いたところでJRのチラシ等を
見てI姉さんがふと、
 「黒部峡谷のトロッコ列車に乗りたい。前に立山行った時は寄れなかったし。

 そういえば4、5年ほど前にM町と3人で行った時は確かに行けなかった。
 ん~、富山方面ならJR切符を買えばすぐ行けるし、時間的にもいいかなあ。
 それにしても明日から早速ですか?別に土曜からでもいいのでは・・・?
言ったけど、どうしても5日間の休みをフル活用したいらしい。それに連休はきっと
観光客でいっぱいだろうし、平日のほうがいいか・・・。
 そしてI姉さんは飛騨高山にも行ったことがなかったらしい。色んなところに行って
るのに、まさか高山に行ったことがなかったとは。

 ということで、富山経由で高山まで往復乗車券を購入し、行きは富山まで、帰りは
金沢からのサンダーバード特急券を予約。特急券のない部分については途中下車
が可能というわけ。

 そしてここまで行くなら私は氷見のラ・セリオールにどうしても泊まりたい!
 連休最後の日だけ1室空いていたのですかさず予約。

 つまり、出発前日の晩に乗車券と最終日の宿泊だけ予約したら

 「じゃあ、明日7時20分に大阪駅で!」と言って別れたのだった。

 我ながらあきれるほどの行動力・・・。どんだけ~? 

 家に帰るとすでに9時。疲れた。ねむい・・・。

 沖縄行きの荷物を北陸行きに作りなおし(涙)、さらにネットで富山からどうするか
いろいろとチェックして取れる宿をネットで安く予約する。宿泊費は与那国で泊まる
予定だった素泊まり3000円より高くなるに決まってるから、できるだけ安く泊まり
たい。だから基本はビジネスホテルか民宿で。連休の混み合う時期に高い旅館に
泊まってもきっとおいしいものは出てこないし。

 結局、この日は0時30分頃まで電車をチェックしたり、大まかな日程表を作ったり
して疲労困憊のまま5時に目覚ましをセットしてやっと眠りに着いたのでした。
 もう、どうにでもして~!


信州秋の味覚の旅その4

2007年09月30日 22時59分42秒 | 信州・北陸の旅

 最終日の朝は曇ってはいるものの雨は降っていなかったので,山行きの準備を
してから姫川源流と親見湿原に散歩に行った。

 きっともう花なんて咲いてないだろうと思っていたのに,意外とたくさん咲いていた。

   

     サラシナショウマ

  さすがに夏の時のようにクモの巣に引っかかるようなことはなくなったけど。
  次に親見湿原に行ってみるともう秋の気配が。

   

                                  イシミカワ

  小さなお花が出迎えてくれました。

   

      ツリフネソウ                    ミゾソバ
  秋の親見湿原も落ち着いていて,なかなかいいもんだな。

  お散歩のあとは朝ご飯をしっかり食べて,予定通り八方尾根に登ることに。
  雨さえ降ってくれなければ,そしてちょっとでも白馬連峰が見られるといいなぁ。

  14時前の電車に乗る必要があるので,荷物は全て持って八方まで送って
 もらった。恵子さん今回もお世話になりました。

  八方のゴンドラ駅の地下にはコインロッカーとトイレ&更衣室があった。
  さすが冬はスキー場なだけあって,2人分入れても余裕の大きなロッカーが
あってよかった。
  天気は相変わらずどんよりだけど,乗ってしまえ!

   あ,またデジャブ?(笑)

  7月と変わらない~!! 帰ってくるゴンドラを見ていると濡れてはいない
ようなので,それだけが救いか?!

  が,山頂の駅に着いてみると,意外にも視界は開けていた!

  いいんじゃないのぉ 

  さらにリフトを2つ乗り継いで一番てっぺんまで上がる。

      おお!山が見える。(笑)

  こないだは煙っててこんな景色見られなかった。
  もしかしたらもしかするかも~?

  期待に胸を膨らませつつ登山道を登っていく。前回は白馬登山の次の日だった
から、足取りも重く雨も降っていてよろよろだったけど、今回は足取り軽く登るのも
早い早い♪
                       

         あっという間に前回挫折したところに到着。(笑)

          

  なんせ前は第1ケルンにさえもたどり着かなかったのだ・・・。

  今日は曇りだけど、まだお花をゆっくり写す余裕もある。

     

            ?              ハクサンシャジン


   どんどん登っていって、第1ケルンに到着。わりとすぐのところだったんだな。

    しかし霧が・・・。

   ここからちょっと急な登りがあって、前の団体はしんどそう。

   第2ケルンはすぐそこに。  

  第2ケルンから少し登ると第3ケルンと八方池との分岐に出たので右手の道を
下っていく。霧はますます深くなり、どうも悲しい予感が・・・。

  八方池に到着してみると、

   どこに池が?(笑)

  池さえ見えないのに白馬連邦が見えるわけもなく・・・。え~ん!

  しかし八方池は思っていたよりずっと小さいようだ。霧の先からクリアな話し声が
聞こえて来るんだもん。人は見えないけど。(笑)
  向こう側にも行ってみたけどもちろん反対側は見えない。(当たり前。)
  また今度リベンジだな。うん。

  で、たた~っと下っていき11時にはリフト駅に到着。
  八方のゴンドラ駅に着いたら前にも行ったうなぎ屋「こいや」へ。
  今回は新そばとうなぎ茶漬けを頼んだのだった。
  おそばは新そばでも前のでも大して変わらなかったけど、相変わらずうなぎは
うまーい。

    茶漬けもGood!

   八方にいったら必ず食べに来てしまいそうだ。すっかり定番。
   I姉さんも気に入ってくれてよかった。

   また今度来るときは雪景色の頃かしら?


信州秋の味覚の旅その3

2007年09月27日 08時25分11秒 | 信州・北陸の旅
 さて、善光寺に行く前にちょうどお昼だったので権堂駅で降りて徒歩3分のところに
ある「太田屋助右衛門」へ。
 やっぱり信州に来たらおそばでしょう。

 十善そばという十割のおそばが限定30食ということなので、二人ともそれを頼むと
そば茶を飲みながらしばし待つ。そば茶がうまい~。

 で、出てきたのがこれです。

    本わさびは自分ですって。

  小鉢でモロヘイヤのおひたしと辛子なすびが付いていた。
  おそばは十割なのでなかなか歯ごたえがありますぞ。
  辛子なすびがわさびより鼻にツーンときて大変でした。(笑)

                        

  おいしいお昼のあとには歩いて善光寺へ。
  10分ほど歩くと参道に到着。ここも観光地~な雰囲気だ。
  まるでおかげ横丁みたい。ま、大きなお寺や神社の門前町っていうとどこも
そんな感じなのかな。

  山門は修復中で通れなかったが、再建300年記念という横断幕のかかった
立派な本堂は問題なかった。さすがに大きなお寺だわ~!

          

  境内は自由に入れるが、本堂の内陣や戒壇めぐりは有料で500円。
 経蔵や資料館にも入れるし、なにより暗い内陣をもっと近くで見てみたかったので
 500円払って入ることにした。
 お寺自体は何度も焼失にあっていて江戸時代に建て直されたみたい。
 それは京都なんかもそうだから、建物自体は本当に堂々としていてステキ。
 天井板も全て菊の御紋で埋めつくされ、横壁には観音様達が天から舞い降りて
きたように設置されていて絢爛豪華。
 仏像の古さとかはきっと関西のほうがすごいんだろうけど、雰囲気はいいよ。
 戒壇めぐりも楽しみにしてたのに、前の男の人が暗いのが怖いといって携帯を
何度も開けて照らすので全然楽しめなかった。
 そんなんするくらいなら入るな!臆病者めっ!

 で、戒壇めぐりの後に御朱印をもらいにいったら今年は再建300年なので記念
に今年だけの特別な御朱印があるとのこと。また来るかもしれないしせっかくだから
300年記念のほうをお願いした。
 I姉さんとの共通の友、M町は西国33ヶ所をお参りしていてもうすぐ結願なのだが。
 裏切って来ちゃいました。・・・すまん。また一緒に来よう。

 そして経蔵に行くとお堂の中に高野山にもあるようなグルグル周る経蔵があった。
あれは1人じゃ動かないんだよねえ、と説明していたら、1人でも動いた。(笑)
 あれ~?1人で動かないことにも意味があるんだと思っていたのだが・・・?

 このあと資料館にも寄ったらなんだかめっぽう疲れてしまった。
 本当は横にある信濃美術館に行って東山魁夷の絵も見に行きたかったんだけど
気が付いたらもう3時30分。バスの時間まで2時間を切っていた。
 東山魁夷はまたM町と来た時に取っておく事にして、門前のどこかで喫茶店にでも
入ることに。I姉さんはちらっと見た「FUJIYA旅館」の喫茶に入ってみたかったよう。
でも、今日は結婚式披露宴の貸切で×。残念でした。

 しばらく参道を下っていき、ヘルシーなカフェレストランのようなところで一服。
 その後バスで長野駅に移動し、おいしそうなおやきを購入。いつ食べるんだ?
 ちょっとだけ時間があったので、駅ビルにあったカフェ&バーでビールと枝豆を
頼んで飲んでしまった。はい、旅先ですから。
 紙コップだけど、ハーフ&ハーフ生ビールが350円!枝豆も300円。やすっ!!
 こんな風に気軽に飲めるお店があるのはさすがに新幹線の駅だからかな。
 帰りのバスではアルコールの力もあって爆睡。(笑)

 りこぼに着いたらすぐに夕食が待っていた。もちろん和食だ!

       

                 じゃ、じゃーん!!!

 きのこは気温がもっと下がって雨が降らないと出てこないそうで、きのこ鍋の
代わりに白馬豚のしゃぶしゃぶ~!
 なんだかいいにおいがしているのは鍋のダシ?
 粒こしょうや八角が浮いていてそのスパイシーな香りが食欲をそそる~。

 天然のキノコはないけど、原木栽培の舞茸も用意されていた。

     

             

  鍋に白馬豚を入れてしゃぶしゃぶ~っとしたら、ポン酢に付けていただきます。
  レタスもしゃぶしゃぶに合うのね。よく考えたらレタスも長野名産だ。

  もちろん鍋以外もおいしそうな料理が~。

  

    なめことおくらの小鉢、菊菜のおひたし、ヒメマスの南蛮漬け(うま~!)
    そして舞茸、みょうが、しいたけと海老のすり身などの天ぷら
            (青いのはおくらだったっけ?)

    もちろん日本酒に合うものばかりなので最初から飲む体制で。(笑)

   

            さらにさらに~、栗ご飯とキノコの茶碗蒸しが。

  ちゃわん蒸し好きなんだよねえ。そして栗ご飯も。小布施で栗ご飯をよく食べて
来なかったね~と言われましたが、りこぼで出るだろう事を信じてたんですっ。

  こどもさんがいる時には基本的に和食は出ないので、2泊して正解でした。

  今夜もよ~食べた。おかげでデザートの、梨のコンポートバニラアイス添えを
撮り損ねたよ。(笑) 

  さあ、明日こそ晴れてくれ!八方リベンジだ!

信州秋の味覚の旅その2

2007年09月26日 08時16分47秒 | 信州・北陸の旅

 次の日の朝、目が覚めればが降っていた・・・。がくっ。

 どうする~?となり、急遽大幅に予定を変更して行くことにしたのは善光寺。
 2人とも行ったことなかったんだな。長野へは直通バスで白馬から1時間で行けるし。
 善光寺だけでなくせっかくなので栗菓子で有名な小布施にも行くことに。

 朝食を食べたら、8時35分のバスの時間に合わせて五竜のバス停まで恵子さんに
送ってもらった。

   予約要らずで便利。片道1500円。


 9時30分には長野駅前に到着し、地下道を通って長野電鉄(通称ながでん)へ。
 ちょうど普通電車が出るところで走って乗り込む。
 小布施までは普通電車で30分ほど。650円。途中レトロな駅もあったり、小布施
が近づくにつれ、りんごや栗畑が広がっていかにも信州~って感じ。

 10時過ぎに小布施駅に到着。連休なのにあまり観光客もいなさそう。
 まずは小布施堂に行ってみよう!駅から徒歩5分程度で中心地に着いた。

          

                そうそうこれこれ。

         さすがにこの辺には観光客がちらほら。車も多い。

   お店に入ってみると、デパートでもよく見る栗菓子が並んでいた。
   お客さんが待っているっぽいのは併設されたレストランに入るためか?

   特に何も買わず、今度は向かいにある「マロナップル」というジャム屋さんに
 入ってみた。栗のジャムが売っているはずだったのだが、旬には早かったらしく
 今年の栗ジャムはまだみたい。がくっ。

   それからガイドブックで見つけたマロン豆乳ソフトを食べるためにさらに奥に
 入ると驚くほど観光客がウジャウジャ!そしてお店の雰囲気もなんだか京都の
 三寧坂・二寧坂みたいに小奇麗すぎてなんだか興ざめしてしまった。

            

   もっと昔ながらの建物が残った静かな小京都をイメージしていたのになぁ。

   ま、でもとりあえず豆乳ソフトを食べるため、風味堂併設のカフェへ。

   風味堂ももちろん栗菓子のお店。デパートで見かける小布施堂や桜井甘精堂
 だけでなく、小布施は栗菓子のお店だらけなのだ。

   マロン豆乳ソフトを買って、外のベンチでいただく。

    栗ごろごろでおいしかったです。

   このあと駅に戻るべく行きと異なる道を通って帰ろうとしたら、神戸のイカリ
スーパーでも置いている長野のおしゃれな食材のお店「サンクゼール」があった。

  ワインやジャム、トマトソース、チーズにワイン、ソーセージなどが売っていたの
で、明日に延期した八方トレッキングのお昼にチキンの燻製と野菜のピクルスを購
入。本当はテラスでワインを飲みたかったけど、グラスワインはあってもおつまみは
なかったので断念。

  こうなったら残るは小布施ワイナリーだ!と意気込んだものの、見学時間は12
時で一旦閉まるとガイドブックに書いてある。
 駅から徒歩15分で、時間は10分前で・・・。(涙)
 (でも,HPを見ると9時から4時まで見学O.K.になってる~!?)
 次の長野行き電車は30分先で、しょうがないので駅の売店でおみやげ物を物色
していたら、いくつのも栗菓子の中で唯一「純粋小布施栗使用」と書いたシールの付
いた松仙堂の栗菓子が目に付いた。
 そうだよねえ、有名店のは全国のデパートやらに卸してて、全て小布施栗だけ使っ
てるわけない。
 せっかく小布施に来たんだから、名前は聞いたことなくてもちゃんと小布施栗を使っ
た栗鹿の子や栗羊羹をいただこうと思い購入。

            

     小布施に来てちゃんと小布施のものが買えたのでちょっと満足。

  電車は帰りは特急に乗ることにした。なぜなら特急料金100円だったから。
 でも、電車はちゃんと特急でした。なんだかレトロだ。ウルトラマンカラーだし。(笑)

                     次は善光寺だ!


信州秋の味覚の旅その1

2007年09月25日 14時42分41秒 | 信州・北陸の旅

 この連休、I姉さんと一緒にまたまた白馬に行ってきました。
 今回の目的はりこぼで秋の味覚、栗ときのこを味わうこと。

 移動は9月後半になると大阪から白馬行きの直行バスは出ないので、長野行きか
松本行きしかないのだけど、長野から白馬まではバスで1時間弱で来れて便利では
あるものの帰りの大阪行きの時間が早いので、松本行きを予約。

 朝8時に梅田を出発。
 予定では13:30に松本到着だったのに、事故渋滞で1時間遅れてしまった。
 それでも次の日に八方池トレッキングに持っていくために、穂高のパン屋「こっふぇ
る梅太郎」に寄っていくつかパンを買い込むと(チーズも。)、次の電車の時間まで
カフェひつじ屋で新鮮な桃を使ったジュースをいただいた。

    おいしかった~!

 18:00前には南神城の駅に到着。恵子さんが迎えに来てくれていた。
 いつもありがとうございます。

 今日のお客は私達を含めて3組。
 まずはお風呂に入ってそのあとお待ちかねの夕食♪

    ヒメマスのフライが! 
    やっぱりおいしかったよ~!!
    あと、ステーキも出たけど秋らしく胡桃のソースがけでした。
    なんだかご飯がおいしくて軽く2杯食べてしまった。

    I姉さんは全部食べ終わっても日本酒がおいしいらしく、ずーっとちびちび
   飲んでいた。いつからそんなに強くなったの?

              

    漬物が欲しい~というので恵子さんに頼んだら、みょうがのしょうゆ漬けと
   乾きもののおつまみを出してくれた。
    すんません・・・。

           
   私の方はこれまた秋らしくかぼちゃのプディングをおいしくいただきました。

  それにしてもお昼のいい天気とうって変わってどんどん雲が・・・。
  明日八方に登れるかなあ?

  ところで、I姉さんと夜光虫さんと来年はアメリカのユタ州に行って国立公園巡り
をしようって話になっているんだけど、恵子さんからネパールの話を聞いたり写真
を見たりしていたらだんだんネパールに行きたくなってきて・・・。
  その話をI姉さんにしたら、姉さんも乗り気になってくれ、

  「アメリカならいつでも行けそうだけど、ネパールだとそういう訳にもいかないし
  いいんじゃない?
  ということに。夜光虫さん、どう?またまた欧米行きはなしになりますが。(笑)

  もちろんその夜はりこぼにあるヒマラヤトレッキングの本を読みあさる私なの
 でした。
                         


帰ってきました。

2005年10月30日 09時15分37秒 | 信州・北陸の旅

 今朝帰ってきました。  

 紅葉狩りと食べること,温泉に入ることを目的と
しての旅だったので,ゆったり極楽,,。
              

 年に1回から2回程度ですが,白馬に行くなら必ず
と言っていいほど,この「りこぼ」に泊まります。  
 おいしいお料理とご主人夫婦の人柄に,何度も
 行きたくなるお宿です。

               
  

  姫川源流の宿 ペンションりこぼ

            

 携帯からは随時送ってましたが,今回のベスト
ショットをここでお披露目♪

  一日目に行った小谷温泉前の紅葉。

  

  ただただ黄色い紅葉が山を埋め尽くしていました。

  そして,鎌池と呼ばれる日本百名山の一つ,雨飾山
の中腹?にある池にて。

  色も形も様々な葉が湖面を彩っていました。

  

  そんな中で,楽しい場面に出くわしました。

  この寒空の下,飽きることなくご主人様の投げる
クマの形のおもちゃを獲りに池に飛び込むラブラドール
の「ちび」。

  

  何度も持ってきては投げてくれと迫る姿が
かわいかったものの,池から上がると必ず
ブルブルッ!

  

  ぎゃー!(笑) みんな緊急避難。

  でも,楽しかったです。

  そして,最終日の猿倉の紅葉。

  

 雨模様でしたが,とても美しかったです。
 左手前の木にからんでいる赤い葉が山ブドウの
葉です。ついつい葉っぱを見つけると,実が成って
ないかチェックしてしまう癖が,,。

 で,最終日の夕食。鍋はアップしていましたが,
それ以外も,,。

   

 りこぼや椎茸,マイタケの天ぷらおいしい~!
 ごま豆腐や春菊の和え物,そしてりこぼおろしに
ヒメマスの南蛮漬けなんて来た日には,さすがに
栗ご飯は後にして,地酒白馬錦を酌み交わしながら
盛り上がりました。

 実は毎回この和食が目当ての私。

 でも,大抵は洋食なので,3日泊まって1日だけ
和食が当たるという感じ。
 山菜の季節ときのこの季節ははずせないのでした。