くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

夜なべ コーヒー ベローナクッキー

2004-08-27 22:14:13 | 飲んで食べて
verona300


『和散歩日記』“甘味”~にトラックバック。作者のMicchanさんはいつも和のテイストを絶妙に紹介してくれますよっ。
 ところで、“夜なべ”なんて言葉、最近は聞かなくなりましたね。辞書を引いてみたれば
「昼働いただけではまにあわない分を(足りないので)夜も引き続いてすること」~三省堂国語辞典より
とありました。なるほどねえ。身にしみる思い・・・。
 辞書はキケンです。すぐそばには“よばい”なぞという風雅な言葉もあって「おっ」もしくは「ほほう」あるいは「うひゃひゃ」とマンガ的感嘆符を漏らしては次々と違った言葉を引いていきたくなる。そんなことしてちゃあ終わらないぜ、君。ということで僕と同じく言葉を編むことに日夜挑んでいる和ちゃんの『和ちゃんブログ』“ありえない・むしろ”~にもトラックバック♪
 さて、本日のコーヒーのお供はアメリカ合衆国からいらっしゃった『ベローナ ストロベリークッキー』です。やっぱりバターたっぷりのコテコテ生地に甘酸っぱいジャム。ペカンが入っているのがお気に入り♪
 
 


ひとりコーフンするお昼 2

2004-08-27 13:24:22 | 音楽
deepblue280


 『No Blog,No Life!』“DVL-919と「AMADEUS」”~にトラックバック。
 粋人soroさんのところに新しいDVD LDプレーヤーが届いたそうです。これからしばらくLDの個人鑑賞会が楽しめそうで羨ましいですね。
 僕のところにはアマゾンで注文しておいた、映画『ディープ・ブルー』のサントラ盤CDが届きました。早速お昼休憩に聴いているところです。
 指揮と作曲はジョージ・フェントン、演奏はベルリンフィルハーモニーという内容です。ベルリンフィルはこれまで映画音楽を演奏したことはありません。常に世界のトップオーケストラと言われるあの楽団が演奏すると知って、僕も映画館に駆けつけたのでした。
 演奏の感想は、「素晴らしい・・・!」のひとこと。CFでも使われているメインのテーマでは、キレと弾力のあるブラスセクションのバックでティンパニが豪快に鳴っており、こうしてキーボードを叩いていても興奮で呼吸が乱れるほどです。ビックバンドジャズを思わせる曲や、シンセサイザーを使ったロマンティックな曲などもあり、これはサントラならではの楽しみです。

 ヴァージンシネマズ六本木ヒルズの公開初日では、午前中でチケットが完売。それ以来現在も毎回満員という記録を打ち立てているこの映画、僕も2回観に行ってしまいました。我が国でこういう映画が売れているなんて、なんだか嬉しくなることですね。

追:DVDつながりで『和ちゃんブログ』“DVD”~にもトラックバック♪
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ある日の風景 森へ その3

2004-08-26 04:19:49 | 連載もの 森へ
 焚き火を起こした。今日はインディアン流“星形の焚き火”だ。小さな炎を安定して燃やすのに適している。キャンプファイアーではないから、これで充分だ。
 焚き火は不思議なものだ。一度始めると、どうしても火を絶やしたくないと思う。薪が足りなくなると本気で集めてしまう。そしてゆらめく炎を眺めていると飽きることがない。

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 ワインを飲んでいたらすっかり腹が減ってしまった。デイパックから食パンと大きなソーセージを取り出して、割いた清潔な薪の上に置いた。枝を削ってソーセージを突き刺し、火で炙る。
 気温が急速に下がってきた。
 ソーセージの表面に脂が染み出てきて、皮が破れた。そこから、たまらなくいい匂いが立ち昇った。食パンでくるんで両手でしっかりとつかみ、息を吹きかけて冷ます。肉汁の匂いを嗅ぐと、あごの内側から唾液がわいた。舌を焼かないように用心しながらかぶりつく。柔らかいパンのあとに香ばしい皮が音を立てて割れ、肉のジュースが飛び出した。夢中で飲み込み、またかぶりついた。

 白樺のあいだにグラウンドシートを敷いた。クローズドセルのマットを置いた上にシュラフを広げる。下着姿で潜り込むと、頭上には何度見ても新鮮な驚きが起こる星空。眺めているうちにも星の数は増え続ける。しかし目をこらすとぼやけてしまうのだ。リラックスして眺めていると、果たして空が上なのか、それとも寝ている自分が見下ろしているのか分からなくなる。あの空に落っこちるのじゃないかと思える瞬間がある。

 明日は丹波山村まで抜けて村営の温泉に入ってくるか。それから田舎蕎麦を食べて帰ろう。
 
 おわり

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彼こそ幸福な者


備考:この旅のエクイップメント 
18リットルのデイパック、ファーストエイド・キット、エマージェンシー・キット、国土地理院発行2万5千分の1の地図、飲食料(食パン2枚、ソーセージ2本、缶入りチーズ、赤ワイン1本、ビスケット少し、オレンジ1コ)、1.5リットルの水筒、電池式ライト、ナイフ、防水マッチ、グラウンドシート、シュラフ、シュラフカバー

追:この記事は『Juns Welt in ドイツ』“焼きソーセージ”にトラックバック

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慣れましたん♪

2004-08-25 17:03:15 | ブログ
 新しい投稿のフォーム、ようやく慣れました。やっぱり使っていけば馴染んでしまうものなのですね~。
 まあ僕はあんまり難しいタグを使ったり出来ないしないからかもだけど・・・。
 ちなみにブログ爺、少し壊れてきたと感じているのは自分だけか知らん? だって、ふんどしとか鼻ちょうちんとか・・・。
 いちおーそこを心配して『ブログ人進化論』“Vol.8 ちょっぴりブログを飾りたい”~にトラックバック♪


ある日の風景 森へ その2

2004-08-25 15:55:35 | 連載もの 森へ
 空冷4ストローク、単気筒399ccのエンジンはリズミカルに働き続ける。青梅街道をひたすら西へ。梅郷、沢井といった地名のところまで来ると空気はすっかり違っている。ヘルメットのシールドを上げる。濡れた松の樹皮の、どこか甘い匂いが充満している。
 小河内ダム(奥多摩湖)の周囲はいいワインディングロードだ。デイパックは燃料タンクの上に固定してあるから安定している。しばらくコーナリングを楽しんだ。
 陽光の最後の幾筋かが残っているうちにキャンプ地へ到着。急いで河原まで降りて、寝場所と水を確保した。
 ここは街道をそれた道を奥まで入ってきたところで、あまり人はいない。それでも焚き火の跡はある。土地の人が川縁で食事をした、といった感じだ。東京の郊外にはこんな土地がいくつもある。誰にも教えたくない、でも誰かに自慢してみたいような、そんなサンクチュアリだ。
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月がのぼり、夜の虫たちが騒ぎはじめた。
大きな岩に腰掛け、チーズを囓りながらワインを飲んだ。
夜は上流から下流へと風が吹く。
川風に全身をさらしながら、しばらく独白と回想に浸ろうか。


 つづく
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