どうも分りにくいイラン情勢です。
イランで軍事パレードに襲撃 29人死亡、70人負傷:cnn 2018.09.23
イラン南西部アフワズでの軍事パレード襲撃事件ですが
- ISが犯行声明
- イランのロハニ大統領は、黒幕が米国で、外国雇い兵のしわざと声明
この両方が正しいとすると
アメリカがISを利用していることになります。
シリアは今、複雑な内戦状態ですから
誰が敵で誰が味方か分らない状況です。
反政府勢力を支援しているのがアメリカ有志軍で、アサド政府軍を支援しているのがイランとロシア。
ここまではいいのですが、ここに国境をさまようクルド人(かれらも犠牲者かもしれません)とISが入ってきて、これらが部分的に一枚岩ではなさそうですから、敵の敵が「味方になったり敵になったり」と理解不可能です。
シリア政府軍からすれば反政府軍を攻撃するISは敵の敵ですが、それでも味方の場合もあれば敵の場合もあるのでしょう。
アメリカ有志軍からすれば、敵(シリア政府軍)の敵はISですが、それでも味方の場合もあれば敵の場合もあるのでしょう。
シリア政府軍にとってもアメリカ有志軍にとっても、ISが共通の敵でもありますが、そこは劣勢に見えるISのことですから、どちらにつくか、わけが分らない世界となっております。居酒屋でのケンカのようですね。
つまりイランがISを使ってテロを起こさせ「黒幕はアメリカだ」と言っているかも知れず、また、アメリカがISを使ってテロを起こさせ「イランがやったように見せかけた」のかも知れません。
今わかっている範囲内で
報道をも信頼しないで私の見解を述べてみました。
さてさて、皆様はどう思われますか。