中国の「世界の工場」という役割が終わりつつあります。
しかし中国共産党は、それに気づかないでしょう。
アメリカともめると、代替輸出先として、その他の国を探し始めており、これからもずっと世界の工場であり続けようとする意図が見えます。
間違いなく、その生産量は減るでしょうが、性能と価格を上げて収支を保つことがパクリの国で可能かどうか。
中国に政策変更を求める動きが出ていますが、中国共産党がそれに応じるとは限りません。
中国、二人っ子政策廃止の可能性 国営紙が示唆:afpbb 2018年8月28日
人口を政策によって自由に変えられると思うのが中国共産党で、爆発的な人口増加をとにかく抑えようとしました。
総選挙の考えがない独裁の実験国家が迎えた宿命でしょうか。
- 1980年ごろから40年くらい続いてきた「一人っ子」政策ですが、短期間の人口制限処置ですから、近い将来、日本よりも激しい「少数人口による高齢者を支える」時代がやってくるでしょう。
- 必然的に戸籍のない闇の人が増え、今や13億人ではなく、14~15億人といわれるようになってきました。それに加えて中国民が、農村戸籍と都会戸籍の境界を越えることは難しいでしょう。
- しかも、儲け先となってきたアメリカとの貿易戦争があり、輸出入量は減るでしょう。
- 中国は、世界一の人口を「誇る」国らしく、「総選挙」を導入し「言論の自由」を認め「弾圧政策をやめる」しかありませんか。←そんなことなどあり得ない?
しかし、様々な弊害が生じてしまい
2016年あたりを境に、「一人っ子」から「二人っ子」が検討されてきました。
しかし「一人っ子」政策を強要しておきながら、「二人っ子は強要できない」とするのは、いくら国内向けとはいえ、落語のようにおもしろく中国共産党の「上から目線」をあらわしているように思います。
中国には、中国共産党のほかに代わるべき政党や組織がないのです。生まれた時から当然のように存在していた中国共産党のもとでやっていくしかない「締め付け」の悩みも、またあるのでした。
急激な人口抑制策に原因があろうとも、「闇の人口が増加する」とまずいと考えたのでしょうが、「一人っ子」政策を撤廃するのかそれとも、事実上の制限を緩和するだけなのか、中国共産党にとって重要な選択です。
このように
たとえ一部の人とはいえ、それも袖の下文化の中とは言え、急激な人口抑制策は間違っていたと認めたことになり、中国の人口は「しばらく」増え続けることでしょう。
時あたかもアメリカとの高関税化合戦で対米輸出が鈍化するのは間違いなく、急いで「今のままの外交方針で輸出を続けることは無理」なので、しばらくは経済進歩の速度は鈍化するのは避けられず、内需が期待できないので中国共産党の方針によっては「急激に生産が鈍化」するかも知れません。ただし国全体を「偽装の中国共産党が支配している」ので、数値はいつものように都合のいいようにごまかすでしょうから、そのほかの現実から実体を類推しましょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。