カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 343 金正恩の訪中

2018年03月28日 16時50分28秒 | アジア

ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、そんなに頻繁にリンクを確認できませんので、もしも「既にリンク切れ」となっていたらご容赦ください。


訪中の要人は金正恩氏 習近平主席と会談:毎日新聞2018年3月28日 08時40分 


当ブログ北朝鮮の醜聞71(2018年03月27日)では

列車で北朝鮮から中国を訪問したのは、金正恩(ひょっとしたら妹の金与正)

としておりましたが、中朝両国の国営メディアが報じたのはやはり金正恩だということです。

なぜ北朝鮮の金正恩が

  • 密かに訪中し
  • 密かに習近平と会談し
  • 密かに帰国してから

やっとこれらを発表したのでしょうか。

正確な内容の発表などありえませんが、なぜ外遊行動のすべてを覆い隠したかといえば、やはり「金正恩が暗殺されるのを恐れた」からでしょうし、それに相応しい弾圧の苦しみを国民に与えてきました。具体的には、列車往復の道中での爆破などが考えられます。空路は最も危ないので避けるとしたら、列車による隠密行動しか残らないでしょう。

会談内容ですが、報道によると

新華社(中国)では、金委員長が、「金日成・金正日の遺訓通り朝鮮半島の非核化の実現に力を尽くすのは、我々の変わらない立場」「米韓両国が善意で我々の努力に応え、平和的な雰囲気を作ることで問題は解決できる」と発言したもようです。いつでもひっくり返せるように、細心の言葉遣いをみせております。

一方朝鮮中央通信(北朝鮮)では、非核化について報道していないようです。

こういうように

国の内外で異なることを平気で言えるのは、それぞれの国内での報道統制が徹底しているからでしょう。中国もそうとうひどいようですが、北朝鮮には特にひどい報道規制があり、中朝の為政者が、国民を「バカにしている」「恐れている」ことの裏返しとも言えます。

韓国にも似たところがあり、外国との交渉で不都合なことは国内では報道しないことがあり、このあたりが韓族に共通した汚点でしょうか。

かわいそうなことですが、「隠し通せる」と信じているのです。

共にやがて消え去る運命にある首脳同士が、こそこそと会談し、国の内外で異なったことを発表するのは、ある意味で近未来の運命を表わしている、のでしょう。

上の報道は「8時40分」ですが、このニュースを実際に私が受けとったのはずっとあとでした。

ただし2018/03/28  08時36分ごろNHK放送の臨時字幕

「新華社が金正恩の訪中と習近平との会談」 

と報道されていたので、私は一応知っておりました。 


金正恩委員長、中国をテコに「対米交渉力の強化」目指す:ハンギョレ紙 2018-03-28 05:14  


もちろんハンギョレ紙は

現在の左翼文在寅政権べったら漬けですから、かなり割り引いて聞く必要があります。

平昌五輪をきっかけとした南北対話を推進することに触れこそすれ、かつての北朝鮮の挑発や数々の国連決議違反について言及するなんてことはありません。

文在寅大統領を支持するハンギョレ紙としては、北朝鮮に触れる場合、まるで「腫れ物に触れる」「痛風部位に触れる」ような繊細さが必要なんでしょうね。尤も私なら、タブーなどなく、平気で同じ扱いをしますが・・・・・・(笑)。

つまりハンギョレ紙は、北朝鮮を支持したいがため、韓国の保守派を徹底的に嫌い、中国を孤立させないこと、日本を孤立させること、に意を注ぐようです。

北朝鮮としては

韓国の金大中との会談の直前に、金正日が突然訪中

正日が2000年5月に訪中、2000年6月に大中が訪朝

米国トランプとの会談の直前に、金正恩が突然訪中

金正恩の訪中が2018年03月末にあり、トランプとの会談が5月頃にどこかでおこなわれるのでしょう。

北朝鮮は、大切と思った外国との会談の前には必ず中国を初外遊先に選び、恒例の瀬戸際外交(ひきょうなコウモリ)で様子をうかがうようです。

いつまで経っても北朝鮮は中国から「乳離れできない」ように思われます。事実、北朝鮮には「ませた小学校高学年」のような幼稚さが各所にみられ、落語「初天神」などを連想させます。

独裁国家は独裁国家に接近し

類は友を呼ぶ

などとも言います。

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 342

2018年03月28日 13時59分23秒 | アジア

ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、そんなに頻繁にリンクを確認できませんので、もしも「既にリンク切れ」となっていたらご容赦ください。


 中国企業手掛けたケニアの橋、完成前に崩落 総工費14億円:cnn 2017.07.04  


1年(詳しくは10ヶ月)も前のことですが

いかにも怪しげなところに首を突っ込んで利益を貪ろうとしている中国の姿が見えてきます。 

いまのケニア第4代大統領「ウフル・ケニヤッタ」は

かつてのケニア初代大統領ジョモ・ケニヤッタ(1893-1978)の息子でした。

しかしウフル・ケニヤッタは、財相・副首相当時の暴動に対する処理で告発され辞任したものの、2013年3月の大統領選で勝ち大統領に就任しました。

ところが2017年8月の大統領選で再選されたものの、これが最高裁によって不正認定され再選挙となったのですが、再選挙で投票率が34%(毎日新聞2017年10月28日)と低調でした。

こういった怪しげなところで利益を得ようとして恥じないのが、これまた怪しげな中国共産党でした。類は友を呼ぶとしか言えません。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞 98 どちらが「不公平」か

2018年03月28日 13時22分41秒 | 海外

米大統領トランプの迷走がますます続き、モラー特別検察官も動き始めました。たとえ批判されても、指摘された内容に触れずに、関係のないところで非愛国者とののしる手法はアメリカ大統領として史上最悪。仲間とみれば擁護し、敵とみれば攻撃する姿は、町のチンピラと同じで、大統領に相応しい「尊敬」など、まず考えられません。トランプは2年目の今年(2018年)中に弾劾される、と私は見ています。


トランプ大統領に弾劾要求 特別検察官に元FBI長官  

トランプ大統領:「歴史上、メディアによってこれ以上、悪く不公平に扱われた政治家はいない」:テレ朝 2017/05/18  


1年も前の記事ですが、いまでもなお光り輝いております。

たしかに、歴史上

  1. メディアが、これ以上大統領を不公平に扱ったこともない
  2. 大統領がこれ以上メディアを不公平に扱ったこともない

両方とも正しく、どちらが先だったかも、明かでしょう(笑)。

大統領としては前者(1.)を強調するでしょうし、一般人ならば後者(2.)を支持することでしょう。

大統領が、メディアを不公平に扱った

メディアが、大統領を不公平に扱った

これは、大統領弾劾裁判でしか決着せず、あいまいなまま放置してよいとは思いません。

よって、閣僚をどんどん解任するトランプ同様に、トランプも弾劾裁判を受けるべきでしょう。

その頃の経緯ですが (トランプの米大統領在任 2017/1/20- )

2017/05/09 トランプがコミーFBI長官を解任

2017/05/17 ローゼンスタイン司法副長官がモラー特別検察官を任命

2017/05/18 トランプの上記コメントがでた

そしてその後 

2017/08/02 レイがFBI長官に就任(上院で承認された)

2017/12/24 マッケイブFBI副長官が辞任表明(退任の3月18日まで休職)

2018/03/15 セッションズ司法長官が休職中のマッケイブを解雇

アメリカでは

  • トランプの司法妨害やロシア疑惑を捜査するFBIや特別検察官の義務
  • トランプ自身による任命権・解任権

両者の、実に醜い争いが進行中です。

FBIは司法省の管轄下にありますが、トランプがセッションズ司法長官を解任すれば最悪のどん底でしょうから、トランプといえどもそう簡単には踏み切れません。

現在のアメリカ司法関係をまとめておくならば・・・・・・

司法省

長官 :イエイツ代行(2017/01/20 解任)→セッションズ(2017/02/09- )

副長官:ローゼンスタイン(2017/??/??- )在位開始日不明

司法省傘下FBI

長官 :コミー(-2017/05/09解任)→レイ(2017/08/02-

副長官:マッケイブ(-2018/03/16解雇)→いま不在

あ~紛らわしい!

どんどん強行派を新しく任命し、どんどん解任していくトランプ。

やがて自分も解任される(弾劾される)とも知らずに・・・・・・

さてさて、皆様はどう思われますか。