米大統領トランプの迷走がますます続き、モラー特別検察官も動き始めました。たとえ批判されても、指摘された内容に触れずに、関係のないところで非愛国者とののしる手法はアメリカ大統領として史上最悪。仲間とみれば擁護し、敵とみれば攻撃する姿は、町のチンピラと同じで、大統領に相応しい「尊敬」など、まず考えられません。トランプは2年目の今年(2018年)中に弾劾される、と私は見ています。
トランプ大統領に弾劾要求 特別検察官に元FBI長官
トランプ大統領:「歴史上、メディアによってこれ以上、悪く不公平に扱われた政治家はいない」:テレ朝 2017/05/18
1年も前の記事ですが、いまでもなお光り輝いております。
たしかに、歴史上
- メディアが、これ以上大統領を不公平に扱ったこともない
- 大統領が、これ以上メディアを不公平に扱ったこともない
両方とも正しく、どちらが先だったかも、明かでしょう(笑)。
大統領としては前者(1.)を強調するでしょうし、一般人ならば後者(2.)を支持することでしょう。
大統領が、メディアを不公平に扱った
メディアが、大統領を不公平に扱った
これは、大統領弾劾裁判でしか決着せず、あいまいなまま放置してよいとは思いません。
よって、閣僚をどんどん解任するトランプ同様に、トランプも弾劾裁判を受けるべきでしょう。
その頃の経緯ですが (トランプの米大統領在任 2017/1/20- )
2017/05/09 トランプがコミーFBI長官を解任
2017/05/17 ローゼンスタイン司法副長官がモラー特別検察官を任命
2017/05/18 トランプの上記コメントがでた
そしてその後
2017/08/02 レイがFBI長官に就任(上院で承認された)
2017/12/24 マッケイブFBI副長官が辞任表明(退任の3月18日まで休職)
2018/03/15 セッションズ司法長官が休職中のマッケイブを解雇
アメリカでは
- トランプの司法妨害やロシア疑惑を捜査するFBIや特別検察官の義務
- トランプ自身による任命権・解任権
両者の、実に醜い争いが進行中です。
FBIは司法省の管轄下にありますが、トランプがセッションズ司法長官を解任すれば最悪のどん底でしょうから、トランプといえどもそう簡単には踏み切れません。
現在のアメリカ司法関係をまとめておくならば・・・・・・
長官 :イエイツ代行(2017/01/20 解任)→セッションズ(2017/02/09- )
副長官:ローゼンスタイン(2017/??/??- )在位開始日不明
長官 :コミー(-2017/05/09解任)→レイ(2017/08/02- )
副長官:マッケイブ(-2018/03/16解雇)→いま不在
あ~紛らわしい!
どんどん強行派を新しく任命し、どんどん解任していくトランプ。
やがて自分も解任される(弾劾される)とも知らずに・・・・・・
さてさて、皆様はどう思われますか。