北朝鮮の醜聞68

今の金王朝体制を維持することが最優先で、北朝鮮国民はどうでもいいようです。「ありがたい暴力革命で成り立つ共産主義」が一番恐れているのは、もちろん「暴力」ですね。自らがよって成り立つ「暴力」によって自分が抹殺されることだけは避けなければなりません。

---

金委員長、南北首脳会談へ「満足のいく合意」 国営通信：afp 2018年3月6日 8:15　　　

直感的にみて、金正恩が「満足のいく」とする限り、核廃棄という前提は議題に上らなかったようです。いつものように韓国がまるめこまれて言いたいことをいわなかったのでしょう。いつもいつも「今度はちがう」と期待させ、結果的に時間稼ぎをする北朝鮮にだまされてきました。

もちろん会談の中身は公表されません。すべては文在寅の親書にかかっています。会談は見かけだけのことであり、会談の中身には何も意味がないのです。

公表されることがないはずの親書の中身ですが･･････

1. 北朝鮮に弱みを握られるような内容だったため、北朝鮮にとって「満足のいく」会談だったとさせた。どんな内容だったかは、見ていないので何とも言えませんが。
2. 文在寅は、前々政権のもと側近を逮捕して再復讐しているものの、まさか自分が北朝鮮に言質をとられるとは思っていなかった。
3. こうして左翼政権にまかせておくととんでもないことになりそうだとして、腐敗にまみれた保守勢力へとふたたび政権が移ることになる。
4. 日本やアジア全体へ影響を与えることはないだろうと思われます。

これらは

すべて私の邪推ですが、なにしろ公表からほど遠い南北交渉なので、こうしてみました。

私は、韓国で繰り返される陰湿な暴露合戦・復讐に対する再復讐や再々復讐などを見ていると、これで「公表」の重要さが分ってくるほど韓族が成熟している、とは思っていません。

さてさて、皆様はどう思われますか。

左派と右派

左派と右派の区別は何なのでしょうか。昔から言われているのは　

左派･･････進歩派・革新派・政府攻撃のあまり他国を利用

右派･･････保守派・現状維持派・自国最優先の民族主義　

ただし、こういった定義が間違っていることも多く、国によって大きく異なってきます。

たとえば、変えることを主題としたい左派ですが、時代に合わない古風な腐敗をもたらす場合があります。また他国優先の左派のように見えて、暴力的・弾圧的な意向を続けたいだけの奇妙な現状維持を目指す保守である場合もあります。

また現状を維持したいだけの右派が、積極的に改革しようとする例もみられます。

これらは、極端に左右に振れるのを好まない時代を象徴して、中道右派、中道左派、などと称されるのかも知れません。

やむを得ず国を代表する勢力・首脳を決める仕組みとして次のような「非力な私の定義」があります。

▲公正な選挙で選ぶ普通の国で、政権の交代があり得る

日本・アメリカ・ヨーロッパなど。これらにもいろいろな種類があります。

▲公正な選挙がないか総選挙がない「独裁国家」

中国・ロシア・北朝鮮。これにも対立や宥和があります。

▲この中間に位置する国で、民政化の歴史が短い

韓国などの一色を好み異論を社会が抹殺したがる擬似民主国家や、東南アジアやアフリカ諸国がこれに含まれます。

私たちは、「保守」や「革新」にだまされてはいけないようです。　

こういった見方をすれば、複雑な絡み合いの世界を、分りやすく分類できそうですが、だからといって解決策も簡単とは言えません。

• ドイツのメルケル首相の組閣難航。やや保守派に属するのでしょうが、それだけでは積極的に難民を受け入れていたことを説明できず、その難民受け入れがいま問題になっているようです。
• イタリアの総選挙でも、難民問題が勃発し、やや保守派が連合政府を作りそうです。
• アメリカでも、トランプが大統領になり、ソチが平昌五輪ではなく平壌五輪だというような生やさしい混乱ではなく、アメリカ中や世界を巻き込んでおります。トランプは強引に自国最優先を断行しつつあり、そして大統領弾劾も順調に進んでいるようです。
• 日本では、一時期「毎年代わる首相の時代があり」３年間ほど3人の民主党政権時代がありましたが、政権維持できない仕組みが災いしその後自民・公明という長期政権に至っております。
• ロシアでは、ルゴボイ（ロシア下院議員）が、自分も放射性物質を投与された被害者だと主張（2018/03/06）しています。5年前にロンドンの寿司屋でリトビネンコが放射性物質を投与され４日後に死亡しましたが、イギリスが容疑者としてルゴボイの引き渡しを求めているのを憲法上の理由から拒否し続けるロシアは、立派な独裁国家なのです。

さてさて、皆様はどう思われますか。

韓国の醜聞359

たとえそれが、事実であろうとも、なかろうとも、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも提示しています。ただし私が、リンク先を熟読しすべて賛同しているのではないことをご了解ください。

---

北朝鮮キム委員長 晩さん会で韓国特使と面会 手厚くもてなす：NHK 2018/3月6日 6時19分

文在寅としては、とにかく特使が北朝鮮を訪問し、「金正恩と面談したという実績さえ残せば、会談内容はどうでもいい」とするポピュリズムでなければなりません。

「会談内容が重要であり、会談実績などはどうでもいい」とする考えとの溝はまだ埋まっておりません。

実際の対立は、那辺（なへん）にあるのでしょうか。

---

涙浮かべた文大統領、セウォル号遺族らに「遅くなったがお詫び申し上げる」:韓国ハンギョレ紙 2017-08-16

「政府が対応において無能で無責任だった。」と謝罪したのは、文在寅が大統領に就任（2017/05/10）して３ヶ月後のことでした。

当時から３年前に発生したセウォル号沈没（2014年4月16日）の被害家族・生存者207人に対して、まるで自分の政府が無能であるかのように、前の朴槿恵政権の無能さを謝罪したのです。

いくら韓国ハンギョレ紙の日本語版が日本人の感性に訴えようとした表現を用いたとしても、日本人の感性で捉えてはいけません。

どんなに未熟だとしても、「いつも自分には責任がなく責任は他者にある」とする姿勢がなければ正調韓国節とは言えないからです。

こう指摘されて、すぐにカッカする光景が目に浮かびますが、「幽霊の 正体みたり 枯れ尾花」であり、心からそう思っていると判断してはいけないようです。

特に文在寅政権が、大統領退任後になって再々復讐があるとは知らずに、いま一生懸命になって前の政権の復讐に対して再復讐しています。

きっとセウォル号事件が起ったのも日本の陰謀だとするのが、文在寅大統領支持者の偽らざる本音なんでしょう（笑）。

パラリンピックを前にして北朝鮮に接近するのもまた、実績をつくることだけに全能力をそそぐ姿ですね。結果はどうでもいいことなんです。

都合のいいように歴史をとらえる人が「日本は歴史を直視せよ」･･････といいたがるのですが、こういった韓族を「未熟・あわれ」と思わずに、現実を直視したいものです。

---

ポピュリズム（英: populism）とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである。日本語では大衆主義や人民主義などのほか、否定的な意味を込めて衆愚政治や大衆迎合主義などとも訳されている。：Wikipedia「ポピュリズム」 

---

しかし私たちは

• 南北の宥和（ゆうわ）は結構なこと
• しかし北朝鮮の挑発や決議違反を許すわけではない

という姿勢を維持したいものです。

この「北朝鮮の横暴」を認めないというのを文在寅政権が「日本に邪魔された」と考え、強烈に反発しているに過ぎません。

文在寅が牛耳る今の韓国では

北朝鮮の横暴について語ることは「タブー」なんでしょう。そうでなければやっていけませんね。

非韓族だけでなく、少ないでしょうが韓族にも「視野が狭すぎる」文在寅だと考える人がいるはずです。

きっと南北対話では

「南北対話の意義」だけに集中し

「北朝鮮の横暴」には絶対に触れない

はずです。

さてさて、皆様はどう思われますか。