カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 89

2018年03月10日 16時57分19秒 | 海外

米大統領トランプの迷走がますます続き、モラー特別検察官も動き始めました。批判されても、指摘された内容に触れることなく、関係のないところで反逆的・非愛国者と切捨てる手法はアメリカ大統領として史上最悪ですね。仲間とみれば擁護し、敵とみれば容赦なく攻撃する姿は、そのへんの街のチンピラと同じで、尊敬に値することなどまずありません。トランプが2年目に入りましたが、今年中に弾劾されると私は見ています。


アメリカ関係で

  • 米軍機の墜落
  • トランプによるアメリカへの鉄鋼関係の関税

同時におこりました。

米軍機の墜落は

いままでもたくさんありましたが、なぜか最近(2018年になって)特に多いように思います。:Wikipedia 

鉄鋼関係の関税に関しては

メキシコやカナダやオーストラリアが除外とされたようで、EUや中国が報復関税を検討しているようです。

日本も除外されるべきだと主張しているようで、どこの国に適用されて、どこが除外されるかに興味があるようです。それも無視できない大切な視点でしょうが、私はちょっと違った別の見方をしています。

この鉄鋼などへの関税では

  • 米企業を保護する動きとみられ、主に中国を念頭に置いた対策だと思われます。
  • それでなくても中国は、世界各国へ金をばらまき、企業を買収したり、土地を取得しつつあり警戒されています。

そこで「なぜ米軍が、日本側の原因究明要望に消極的かということですが

間違いを恐れず、大胆な仮説を出すならば、米軍機やヘリコプターに使われる鉄鋼などがこれに関係しているのではないか、と思うのです。

一応は、米国の主権を主張しているようですが

安いけれどもやや強度面で難のある輸入鉄鋼を使わざるを得ないために米軍機の事故が増えているのではないかと思われ、これを抑えるために関税を導入して、米国企業との格差を抑えようとしているのではないか、ひいては米企業の企業努力を引き出そうとしているのではないか

というものです。

中国製のPCが信用できないのは衆知のことですが、中国製の鉄鋼関係にまで難があるとすれば、誰もが「やはりそうか」と思うことでしょう。

これらには、何も根拠がなく、たんなる邪推ですが

唐突に思われる輸入関税という保護主義的な政策の根本を探ろうということから出たものです。

思いつきで何かを言い、すぐに取り消すトランプとはいえ、その思いつきから何かの傾向があるのではないか、と私は自分なりに考えております。 

折しも、トランプの鉄鋼関税に反対しているコーンが辞任しました。 


トランプ政権の経済政策司令塔 コーン委員長辞任へ:NHK 2018年3月7日  

コーン米NEC委員長が辞任へ=ホワイトハウス:reuter 2018年3月7日   


さてさて、皆様はどう思われますか。


北朝鮮の醜聞69

2018年03月10日 15時38分42秒 | アジア

北朝鮮では、中国共産党と同じく、体制を維持することが最優先であり、国民はどうでもいいのです。この点で両国は似ており崩壊するしかないのですが、問題は「いつまでもつかなんでしょう。


北朝鮮の米朝会談提案を、アメリカが受け入れたようです。

流れとしては、

  1. 北朝鮮が平昌オリンピック・パラリンピックに参加
  2. オリンピック直後に韓国高官が文親書を北朝鮮へ持参
  3. 韓国高官が北朝鮮の「米朝会談提案」親書をアメリカへ持参しトランプが「会談」を受け入れた

双方の事情を考慮し、日程を決めていく模様です。

尤も「2.韓国高官の北朝鮮での会談内容詳細」など知るよしもありません。何が話し合われたのでしょうか。

これに関する私の見方は、次の通りです。


韓国

韓国は、いつもの瀬戸際外交をしており、かつ南北分裂の当事者であり、南北は同族ですが半世紀以上対立し関係が改善されないままです。中国に向かったりアメリカに向かったりと、ふらふら右往左往するだけで、文字通り擬似民主国家でした。

今回、北朝鮮の親書をアメリカに持参しトランプが会談受け入れに傾いたことに関しても、親書をあっちこっちへ持参した運び賃があるので、仲介業者」としての役割を自画自賛するに違いありませんが、こういったうぬぼれはもうお馴染みです。

もちろんこの「仲介」に失敗し

    • 北朝鮮「アメリカのせいだ」
    • アメリカ「いつもの北朝鮮のだましだ」

となっても韓国にはまったく責任がない、というもくろみです。

責任がないと同時に、仲介業者としての役割しかないのでした。

北朝鮮

無数の国連決議違反などなんのその、「相手をごまかせる」という自信は誰よりも上だと自負していますし、それを実践してきました。

この結果、誰からも相手にされませんでしたが、流れから考えて、今回の会談提案も「時間稼ぎ」とみなされるのは当然です。本音を見せずに時間を稼ぐことに誠心誠意努力し、どんなことがあっても決して核を放棄しないでしょう。

北朝鮮人は韓国人と同じ韓族でして、平気で「ひきょうなコウモリ」を演じ、むしろそれを誇りにさえ思っているようです。

今、逮捕して拘束中の前大統領朴槿恵ですが

    1. 大統領の汚職容疑・・・・・・これはいつもの韓国で、文在寅が「自分も同じ運命を迎えるであろう」なんて考えることはありません。
    2. 左右政党の復讐合戦・・・・・・いかにも韓国らしく、アメリカでは珍しく「トランプが何でも反オバマに走っている」のを連想させます。
    3. 慰安婦合意・・・・・・慰安婦問題を長引かせてしつこく日本を脅したい左翼政権としては、朴槿恵が「慰安婦問題を最終的に決定」したことが「許せない合意」らしい。

アメリカ

ペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造にたけた北朝鮮で「制裁が利いてきたから会談に応じた」とみています。

今までの「だまされた経験」から、具体的な非核化の行動を見せない限り制裁を緩めないというのは、理にかなったものでした。

中国

中国の(わけの分らない)指示を守らなくなった北朝鮮ですが、それでも北朝鮮を利用して米露に対抗する姿勢は、忘れていません。

取りあえずは自分の責任で決裂した6者協議をきっぱり忘れて「会談」を肯定的にとらえることから始めましょう。もちろんその後の方針としては、中国の言い分の範囲内で徹底的に北朝鮮を利用するでしょう。

日本

どこまでもアメリカに追随する日本が平昌後に予定通り米韓合同軍事演習をするよう主張すると、韓国は日本相手なので安心して「うるさい、余計なことを言うな」と反応しました。

もともと言う資格がないことを平気でいう韓族の人権発言ですが、その1つとして「北朝鮮拉致問題を解決しない限り制裁を緩めない」という方針です。 


北朝鮮が何をしても「時間かせぎ」という印象が拭えないのは、日頃のおこないがそう印象づけているからでしょう。

  • 平昌に参加する・・・・・・これも時間稼ぎ
  • 平昌パラ後に延期した米韓合同軍事演習を「永遠に中止」主張・・・・・・これも時間稼ぎ
  • 米朝会談の提案・・・・・・これも時間稼ぎ

オリンピックとパラリンピックでは合同入場ができたりできなかったりでしたね。不可解な主張を通そうとしていると、こんな程度の事態に陥るという見本でした。

毎回

この「時間かせぎ」の結果、国際社会からの経済支援を、民衆への支援でなく為政者の核開発・軍事力に費やしてきたようで、「援助させてあげる」という思い上がりを武器に、今回もまた新しい「時間かせぎのテクニックを見せることでしょう。

米朝会談による時間稼ぎが、金正恩体制崩壊阻止の最後の砦となり再びだましに成功するのか、それともそれを見破ったアメリカ側が成功するのか、見守るしかありません。

まるで、このあいだまで

金正恩がトランプのことを「おいぼれ」と称し

トランプが金正恩のことを「ロケットマン」と称す

などと非難しあってきたのを忘れたかのように、微かに遠くに灯台の灯りが見えてきました。

公平な私の評ですが

力士よりもさらにBMIが悪そうな金正恩親方が、トランプの金正恩評「ちびの太っちょ」を上回っているように思います(笑)。

BSーTBSは中国のことを「一貫して~を主張してきた」と高く評価しているようですが、私は「一貫して自分勝手な暴言を続けてきた」と私は低く評価しています(笑)。

さぁ

「論外」の北朝鮮が、どこまでがんばれるか、楽しみとも言えます。最後の暴発が目に見えていますが、多くの人は「かすかな望み」に期待しています・・・・・・。

さてさて、皆様はどう思われますか。