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小泉政治の終焉!!! 4月23日

小沢一郎代表就任は、抜群の効果を発揮した。メール問題で震撼した民主党結党以来最大の危機を、小沢代表が一気に大逆転!!千葉7区は、怪文書にも負けず26歳の太田和美さんが見事に当選を果たした。偏差値だけは高い官僚出身者よりも、親しみやすい庶民的な太田和美さんに、有権者はエールを送ったのだ。メール問題で最悪の逆風が吹く中での立候補表明。太田和美さんにしかできなかったことかもしれない。今後は、有権者の期待に応えて国会でも大いに頑張って頂きたい。すごいっ!

一方、安倍晋三官房長官の地元山口での岩国市長選挙も、空母艦載機の岩国基地への移転に反対する現職の井原勝介氏が、ダブルスコア以上の大勝利をおさめた。そして、同じく米軍基地再編問題に揺れ嘉手納基地を抱える沖縄市長選挙でも、沖縄の基地縮小・撤去を主張する社民党系の東門美津子氏が当選した。いずれの選挙も、小泉政権への「NO」の意思表示だ。特に、政府は岩国・沖縄の民意をくみ取って、今後の米軍対策を見直さなければならない。

更に今日は、中川自民党政調会長の地元、東広島でも市長選挙の投票日だった。自身の選対幹部であった県議の立候補にぶつけて、なんと中川氏は自分の秘書をしていた次男を立候補させる荒業に出た。結局、前県議が当選を果たし、中川氏の作戦は裏目に出た。千葉・岩国・東広島、いずれの選挙も安倍晋三官房長官は応援にかけつけている。しかし、結果は惜敗・惨敗・完敗と敗北の嵐。小泉政権の終焉とともに、安倍氏のポスト小泉ねらいにも暗雲が立ち込めてきた。

小泉流の改革のまやかしに、ついに国民は気付いたのだ。天下りの全面禁止も官製談合禁止もできないような「似非改革」に、もうこれ以上振り回されるのはごめんだ。5年に及ぶ小泉政権はアメポチ路線をひた走り、総理の軽率な靖国参拝によってアジア外交を不必要に後退させ、結果的に日本の主権をズタズタに傷つけてきた。そして、ライブドアやオリックスに代表される人々に金儲けをさせ、日本の伝統にはない格差社会を出現させてしまった。

期待を一身に受けた再生小沢民主党の担う責任は、予想以上に大きい。メール問題のような稚拙な行動は厳につつしみ、政策で国民の期待に存分に応える責任が民主党にはある。これまでのわかりにくい年金改革案から、小沢氏の提唱する「基礎年金・介護・高齢者医療は消費税」路線を柱にして、誰もが納得する改革案を構築していく必要がある。いずれにしても、より庶民感情に近そうな人物が見事に当選を果たしている。刺客騒動で沸いた昨年の総選挙の流れとはまったく異なる。完全に潮目は変わったのだ。期待に胸膨らむ一夜となった。
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