2024.10.29 選挙を終えて

選挙の結果について 

10増10減により岡山県の小選挙区がひとつ減ることとなり、岡山県の面積の70%を有する巨大な選挙区となった岡山新3区。

この間、総支部の代表として、ただひたすら、「自分にできる最大限」の行動に、邁進してきた3年間でありました。

手を抜いたことは一度もありません。時に周囲の皆さまにはわがままを言いつつ、最善が尽くせぬなら次善、次善も無理ならそのまた次善。思い返せばハードワークの連続でしたが、全集中の3年間でした。

笠岡諸島の島々から鳥取県境・兵庫県境に至るまで、信じがたいくらい広い、巨大な面積の区割りに、ここでもまた霞ヶ関の机上の空論を感じずにはいられませんでした。

地域を歩けば、食べること、生きていくこともままならない方々のせつない声。限界集落・消滅可能性自治体、この先、どうなるんだろう、不安に満ちあふれた声。一人ひとりの人間に立ち返れば、みんなそれぞれに、なんとかして欲しい、という強い思いにかられている方々ばかりです。

地方の、中山間地域の、もっと言えば「田舎」の悲鳴は、鳴り止むどころか、日々、大きくなっている。でも、その声は、政治に届いていない、いやむしろ、届けられないような仕組みが、出来上がっています。

自民党代議士を頂点とする、県議会議員・首長・市議会議員・町議会議員・村議会議員、そこにからむ公共工事に関わる各種事業者、カネとしがらみ利権構造のヒエラルキーの山は、自民党に遵法精神があろうがなかろうが、自民党が嘘つきだろうが、一次産業がここまで衰退していようが、全くお構いなしに君臨しています。

「この利権構造を絶対に崩さない」、ただひたすらこの一点のみを死守することが目的の彼らにとって、地域に暮らす一人ひとりの切ない声などに、構ってられる余裕はありません、それがたとえ首長や自治体議員であったとしても。

このような実態に対して、有権者の多くの人々が、これではダメだ、未来はひらけない、坂道を転がっている、とわかっていても、長いものに巻かれるほうが楽、そう思う人々も、また多いのです。

愛する子どもたちの未来がひらかれるよう、私は諦めません。

「今だけ、金だけ、自分だけ」のヒエラルキーの山は、選挙の投票行動でしか崩すことができない以上、同志を増やしていくしかありません。同志は、一人ひとりの有権者の皆さまです。4割以上の方が投票に行かないなんて、ナンセンスです。投票へのインセンティブなど、投票率を上げていくことへの工夫が必要なのかもしれません。

山を動かしましょう、微動だにしないこの山を。動かせるのは、私たち一人ひとりの1票です。この先も、志をもって邁進します。

 

はたともこ拝

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