あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

監査/ボランティア交流会/千島問題

2009年05月13日 | 日々の活動
医療生協の総代会へ向け、きょうは各事業の監事さんたちによる監査があり、病院事務長、介護福祉部長、教育広報部長とともに、昨年度のまとめと今年度の方針を組織部長として説明しました。

利用者や事業者の立場とはかけ離れた国の政策のもと、事業継続と先が見える展望を拓く事業のあり方と方針について、シビアなやりとりとなりました。



午後はボランティアさんたちの交流会会場のいわき市フラワーセンターへ。
研修と交流を終えていましたが、帰る直前のバス車中でごあいさつしました。

ところでけさは、ロシアのプーチン首相と麻生首相の会談で領土問題も議論になったことが報じられていました。



日本は1951年のサンフランシスコ平和条約で千島列島を永久に放棄してしまいました(2条c項)。

しかしこれは、1945年2月のヤルタ秘密協定で、南樺太の返還と千島列島の引渡しを求めたスターリンの意向そのものです。

だから、領土不拡大の原則に反したスターリンの横暴がまず問題のはずです。

ロシアと日本の間での国境確定にかかわるとりきめは、1855年2月(安政元年12月)に徳川幕府とロシア政府の間に結ばれた「日魯通好条約」と、1875年(明治8年)5月の「樺太・千島交換条約」です。

国境条約としては、最終的に決められたのは1875年条約であることは、国際的常識に属する問題で、1855年に「雑居の地」とされた樺太全島をロシア領とし、千島列島全体を日本領土と確認しました。

ここを領土交渉の原点にすべきことは明らかだと思うのですが。

地図は『千島問題と平和条約』(不破哲三著、新日本出版社、1998年)から。

最新の画像もっと見る