はるかのひとりごち。

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行くぜ、青森。その2:雪の津軽線

2012年04月13日 23時58分46秒 | たびろぐ東日本。

満開の桜の記事の翌日ですが、大雪の旅レポをお送りします♪

初めて「新青森」駅に降り立ち、特急「スーパー白鳥」を乗り継いで
JR津軽線の「蟹田」駅までやってきました。
ホームから見る駅舎の屋根からは、立派な「つらら」が!!
普段の生活ではあまり見ることのできないつらら。これだけでも寒さ厳しい土地ってのが伝わってきます。
ところで、「蟹田」ってやっぱりカニさんがたくさんいるから??


駅舎を見てみようと、外へ出てみたものの、駅舎はすっかり雪に埋もれていて、
でも、いかにも雪国の駅って感じで、この時期に旅しないと見れない光景なのがちょっとうれしかった。
とびうお(スノーブーツ)を履いてきてたのもあって、
雪の駅前を歩くのも、心なしか足取り軽かったです(笑)。


ホームへ戻ると、これから乗る列車がちょうど乗り場に入ってきていました。
赤い帯の気動車に乗り、この先の津軽線の未乗区間を旅します。


ホームでは、雪かき作業をしていた係員の方が数人いらっしゃったんですが、
チラホラと絶え間なく雪が降り積もるので、絶えず雪かきをしている状態でした。
ほんとに、雪国を走る鉄道って大変だなぁ、と改めて感じた瞬間。


列車はここから、津軽線の終点「三厩(みんまや)」までを走ります。
その昔は「みうまや」と呼ばれていた駅。
「厩」の字も、正しくはほとんどのパソコンでは出ない字体のほうなんですよね。
その昔、「うまや」にほんの少し関わっていたことがあったので、
以前から「三厩」へは、いつか行ってみたいと思っていたのです。
やっと念願叶うと、ワクワクしながら乗り込みます。


蟹田駅を出発した列車の車窓には、雪深い土地を走る景色が見えてきました。
それまで海沿いをひた走ってきた津軽線は、その向きを山側へと変えていきます。


そして、列車は蟹田のお隣の「中小国」駅に到着。
ここが、JR東日本とJR北海道の境界駅となります。
(正確には、もう少し先の「新中小国信号場」が境界)
ここから、「津軽海峡線」と津軽線に分かれます。
津軽海峡線は、いままで直通の寝台や特急で通ったことがあるので、
ここからの津軽線が、まさしく初乗車となる区間。
ここが分岐駅ではあるんですけど、三厩へ向かう列車は青森発の1本と蟹田発のみとなるので、
新青森から乗った特急で、蟹田まで来たのでした。
蟹田から先の津軽線は、本数がとにかく少なく、中小国から先が非電化区間。
ちなみに、ここ中小国駅に停車する列車は、JR東日本の列車のみで、
JR北海道の列車はすべて通過してしまう、ちょっと不思議な駅。


中小国を出ると、北の大地からやってきた金太郎とスライド。
青函トンネルをくぐり抜けてきた貨物列車だけあって、けっこう長かったです。
ちょうどこの辺りが、まさしく境界かも。


そして、津軽海峡線の高架線が少しずつ離れていきます。
ここから先は未知の世界。楽しみ。


海峡線を見送ってすぐに到着したのが、「大平(おおだい)」駅。おおひらと読みがち。
駅名板の柱がすっかり埋もれてるくらい、いい感じでホームに雪が積もってます。

ここからが、ほんとに気持ちいいくらい雪の中を、自然の中を進んでいく気動車。
現地からも投稿したけど、すごく寒いんだけど、気持ちのいい寒さなんですよね。
東北新幹線に乗るときの上野のほうがよっぽど寒かった。
雪って、湿気がある分、温かく感じるのかもしれない。


もうすぐ次の駅、というところで、左手に架線が見えてきました。え?架線??
どうみても明らかに線路。あれはいったい??


中小国を出て、サヨナラしたはずの津軽海峡線と、ここでまた近付くのです。
というわけで、見えてきたのは海峡線の「津軽今別」駅。


そして、津軽線は「津軽二股」駅に到着。
この2つの駅は隣接していて、連絡通路もあるんですけど、連絡駅ではないんだそう。
どちらもかなり本数が少ないので、乗り換える人もそれほどいない気はするんだけど。


「大川平(おおかわだい)」「今別」と通り、「津軽浜名」駅に着くと海が見えてきました。
津軽半島を突っ切り、いよいよ終点が近付いてきました。三厩まであとひとつ。
海のそばだからか、いままで雪に埋もれてた駅名板が、ここでは埋もれてない!


これぞ津軽海峡冬景色。いや、竜飛岬まで行かないとまだ歌えないか(笑)。


そしてそして、蟹田から40分。列車は終点「三厩」に到着です!津軽線完乗!!
いいですね、雪に埋もれる駅名板。これぞ雪国を走る路線。
寒かったけど、大雪が心配だったけど、なんと日が出てきてくれました。うれしかったー!
駅名板をよく見ると、「厩」の文字が正しい文字で表記されています。
なんかもう、これ見れただけで感慨深いものがありました。

「その3」へつづく。


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