満開の桜の記事の翌日ですが、大雪の旅レポをお送りします♪
初めて「新青森」駅に降り立ち、特急「スーパー白鳥」を乗り継いで、
JR津軽線の「蟹田」駅までやってきました。
ホームから見る駅舎の屋根からは、立派な「つらら」が!!
普段の生活ではあまり見ることのできないつらら。これだけでも寒さ厳しい土地ってのが伝わってきます。
ところで、「蟹田」ってやっぱりカニさんがたくさんいるから??
駅舎を見てみようと、外へ出てみたものの、駅舎はすっかり雪に埋もれていて、
でも、いかにも雪国の駅って感じで、この時期に旅しないと見れない光景なのがちょっとうれしかった。
とびうお(スノーブーツ)を履いてきてたのもあって、
雪の駅前を歩くのも、心なしか足取り軽かったです(笑)。
ホームへ戻ると、これから乗る列車がちょうど乗り場に入ってきていました。
赤い帯の気動車に乗り、この先の津軽線の未乗区間を旅します。
ホームでは、雪かき作業をしていた係員の方が数人いらっしゃったんですが、
チラホラと絶え間なく雪が降り積もるので、絶えず雪かきをしている状態でした。
ほんとに、雪国を走る鉄道って大変だなぁ、と改めて感じた瞬間。
列車はここから、津軽線の終点「三厩(みんまや)」までを走ります。
その昔は「みうまや」と呼ばれていた駅。
「厩」の字も、正しくはほとんどのパソコンでは出ない字体のほうなんですよね。
その昔、「うまや」にほんの少し関わっていたことがあったので、
以前から「三厩」へは、いつか行ってみたいと思っていたのです。
やっと念願叶うと、ワクワクしながら乗り込みます。
蟹田駅を出発した列車の車窓には、雪深い土地を走る景色が見えてきました。
それまで海沿いをひた走ってきた津軽線は、その向きを山側へと変えていきます。
そして、列車は蟹田のお隣の「中小国」駅に到着。
ここが、JR東日本とJR北海道の境界駅となります。
(正確には、もう少し先の「新中小国信号場」が境界)
ここから、「津軽海峡線」と津軽線に分かれます。
津軽海峡線は、いままで直通の寝台や特急で通ったことがあるので、
ここからの津軽線が、まさしく初乗車となる区間。
ここが分岐駅ではあるんですけど、三厩へ向かう列車は青森発の1本と蟹田発のみとなるので、
新青森から乗った特急で、蟹田まで来たのでした。
蟹田から先の津軽線は、本数がとにかく少なく、中小国から先が非電化区間。
ちなみに、ここ中小国駅に停車する列車は、JR東日本の列車のみで、
JR北海道の列車はすべて通過してしまう、ちょっと不思議な駅。
中小国を出ると、北の大地からやってきた金太郎とスライド。
青函トンネルをくぐり抜けてきた貨物列車だけあって、けっこう長かったです。
ちょうどこの辺りが、まさしく境界かも。
そして、津軽海峡線の高架線が少しずつ離れていきます。
ここから先は未知の世界。楽しみ。
海峡線を見送ってすぐに到着したのが、「大平(おおだい)」駅。おおひらと読みがち。
駅名板の柱がすっかり埋もれてるくらい、いい感じでホームに雪が積もってます。
ここからが、ほんとに気持ちいいくらい雪の中を、自然の中を進んでいく気動車。
現地からも投稿したけど、すごく寒いんだけど、気持ちのいい寒さなんですよね。
東北新幹線に乗るときの上野のほうがよっぽど寒かった。
雪って、湿気がある分、温かく感じるのかもしれない。
もうすぐ次の駅、というところで、左手に架線が見えてきました。え?架線??
どうみても明らかに線路。あれはいったい??
中小国を出て、サヨナラしたはずの津軽海峡線と、ここでまた近付くのです。
というわけで、見えてきたのは海峡線の「津軽今別」駅。
そして、津軽線は「津軽二股」駅に到着。
この2つの駅は隣接していて、連絡通路もあるんですけど、連絡駅ではないんだそう。
どちらもかなり本数が少ないので、乗り換える人もそれほどいない気はするんだけど。
「大川平(おおかわだい)」「今別」と通り、「津軽浜名」駅に着くと海が見えてきました。
津軽半島を突っ切り、いよいよ終点が近付いてきました。三厩まであとひとつ。
海のそばだからか、いままで雪に埋もれてた駅名板が、ここでは埋もれてない!
これぞ津軽海峡冬景色。いや、竜飛岬まで行かないとまだ歌えないか(笑)。
そしてそして、蟹田から40分。列車は終点「三厩」に到着です!津軽線完乗!!
いいですね、雪に埋もれる駅名板。これぞ雪国を走る路線。
寒かったけど、大雪が心配だったけど、なんと日が出てきてくれました。うれしかったー!
駅名板をよく見ると、「厩」の文字が正しい文字で表記されています。
なんかもう、これ見れただけで感慨深いものがありました。
「その3」へつづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます