はるかのひとりごち。

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一筆書きで「日本海」その8:ローカル線の旅

2008年03月28日 23時35分36秒 | たびろぐあちこち。

駅前食堂のいくら丼で満腹になったところで、
せっかく青森まで来たなら、どこか乗ってない路線に乗ろうと、
青森駅から東北本線の普通列車に揺られ、たどり着いたのがここ「三沢」駅。

そうそう、「その7」で登場した謎のペットボトルタワーなんですけど、
ここ三沢で廃ペットボトルを利用した巨大クリスマスツリーが作られ、
去年のクリスマスに、ライトアップさせたんだそうです!
それと同じように、青森駅前の商店街でも作ったみたいなんですね~。
まさか、たどり着いた街でそんなイベントが行われてたとは。

で、JRの駅を出て、向かった先がこちら。↓


駅前のロータリーの左手にある、かなりベテランさんのこちらの駅舎!
内陸の「十和田市」駅とを結んでいる「十和田観光電鉄」の三沢駅。
片道約30分ほどの、小さな単線の地方私鉄に乗ってみることにしました~。
迎えてくれたこの駅舎がまたかなりいい味出ていて、乗る前からワクワクです(笑)。


この駅舎、JRの線路と駅前の県道に挟まれるように建てられていて、
横に、というか奥に細長~い形をしています。
エキナカの「生そばコーナー」と、
小学生の頃に教室で使ってたようなストーブがね、なまらいい感じ♪
そんな旅情タップリの駅舎内を抜け、キップを買って改札を過ぎると、


ホームで待っていてくれたのは、どっかで見たことある車両(笑)。
ここ「十鉄(とうてつ)」には、東急からお嫁に来た車両が活躍しているのです。


車両の脇に掲げられた、かわいらしい「サボ」。
「とわだし」と「みさわ」の間に記されている「2007」ってなんだろ??
去年新しく作られたサボなのかな??


早速車内へ。すると、たくさんの銘板を発見!
この車両、なんと昭和38年生まれ!!わたしよりも全然年上!!(笑)
2回のお色直しを経て、ここ十和田へとやってきたんですね~。
コレ見てると、この車両が歩んできた歴史を感じずにはいられません。


吊り革にはなんと!東急時代そのまんまの「Bunkamura」の文字が!
熊本の青ガエル(旧5000系)で出会ったときもうれしかったけど、
遠く離れた場所で、こうしてそのままの姿でがんばってるのがうれしい♪
「東急百貨店」なんてのもあって、ちょっと不思議な気分に(笑)。

発車の時間が来て、電車は十和田市駅へ向けて出発。
走り出して、ちょっとビックリしたのがモーター音。VVVFなのね。
青森にいるっていうのに、吊り革といい、地元にいるような錯覚に陥りました(笑)。

列車は単線の線路を進んでいきます。
途中、唯一交換のできる「七百(しちひゃく)」駅にて反対列車を待ちます。
この駅には車庫があったんですけど、発車したときにふと見てみると、
こちらのHPで紹介されてる旧型電車が止まってるじゃないの!
とうてつオリジナルのバス窓仕様の白と赤の車両や、
やっぱり東急からやってきた緑色の車両が、なかよく並んで止まっていました。
ああ、写真に収めたかった~。(←間に合わなかったヒト)

隣の「古里(ふるさと)」駅に着く手前で、
広い放牧地で草を食む馬の姿を発見。サラブレッドの牧場なのかな?
牧歌的な風景が車窓から見えるのって、旅情を誘うんだよなぁ。


気持ちよ~く電車に揺られてるうちに、終点「十和田市」駅に到着。
三沢駅ではホームぎりぎりでお顔が撮れなかったんですけど、
ここでやっと撮ることができました~。あ、「こどもの国線」ってこれだったよね??


雪の残る駅の周辺を歩いていると、駅前に南部バスがやってきました。
場所柄、十和田観光電鉄のバスだけが来てるのかと思ってたのでちょっとビックリ。

十和田市駅には、大きなショッピングセンターみたいな建物が併設されてたんですけど、
残念ながら閉店しちゃってたようで、(どうやらダイエーだったみたい)
ちょっと寂しい感じがしました。もし営業してたら地元スーパー巡り、したかったな。


日も落ちてきたので、三沢駅まで折り返します。
古里駅そばの牧場や、七百駅にいる旧型電車を撮りたかったけど、
かなり薄暗くなってきてたので断念。またいつか乗ってみたいな。
途中から乗ってきた学生さんたちで、車内がにぎやかになったところで、
終点、三沢駅に到着。辺りはすっかり暗くなり、底冷えがしていました。
グルーッと列車を乗り継いだ旅も、いよいよ終わりが近付いてきました。

「その9」へつづく~♪


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
十和田観光電鉄 (城ヶ崎海岸の女)
2008-03-29 06:40:41
こんにちは。
きゃぁ~!懐かしい…?
私の故郷へ向うこの電車に揺られて行くと、
柳沢と言う無人の駅があります、その隣の駅で
古里と言う所が私の生まれた所なんです、
はるか様がまさかココを訪れて下さるなんて、
感激ですぅ、でも十和田市まで行かないとなんにも
無くて寂しいですよね。
東急からの電車は私はしばらく里帰りしてなくて
驚きでした、今年は久しぶりに帰ろうかしら。
懐かしい画像をありがとうございます。
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はじめまして。 (伊豆のオトシ子)
2008-03-29 17:06:19
初めておじゃまさせて頂きます。
青森の、それも三沢から十和田市を結ぶ十電を取り上げていてくれたのでつい見入ってしまいました。
城ヶ崎海岸の女さんと同じく、僕も青森県の、それも
古里の牧場が本家です。
電車から見えるのは古里に二つあるうちの一つです
僕の本家はもう少し奥へ行った所にある牧場なんですが、僕がいた方は馬と言っても農耕馬で、牛も一緒に
育てています、それにしてもなんてタイムリーな
旅ログを拝見できるなんて、最高に喜ばしい出来事です。
上記の城ヶ崎海岸の女さんと同じく素晴らしい画像をありがとうございます。
いつかチャンスがあれば「スーパービュー踊り子号」で下田を満喫して頂きたいと思ってしまいました。
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これは渋い! (みわひめこ)
2008-03-29 17:29:10
懐かしい!!
昭和だった頃、南部縦貫鉄道のレールバスに乗るついでに見に行った事があります。その後は、十和田湖から北に抜けて、弘南鉄道、小坂鉄道をチェック、最後に五能線と言う旅でしたね。
あの時は、南部縦貫鉄道メイン、サブが小坂鉄道と五能線だったので、ろくに写真も撮らずに流してしまいました。
そんな記録でも、今引き出してみたらお宝画像かも・・・チェックしてみよっと!!
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城ヶ崎海岸の女さんへ。 (はるか)
2008-03-29 23:13:02
ええっ!十和田観光電鉄の沿線のご出身なんですか~!!
先日のいくら丼のときのコメントで、青森県のご出身と書かれてましたけど、
まさか乗りに行った路線の沿線に住まれてたとは!
なんだかこちらもうれしいです♪
東急からの車両は、5年ほど前に入ったみたいですね~。
この形式ともう1種類活躍しているようです。
この記事が、お里帰りのきっかけになったらうれしいなぁ~。
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伊豆のオトシ子さんへ。 (はるか)
2008-03-29 23:16:57
はじめまして!コメントありがとうございます!
伊豆のオトシ子さんは、古里駅そばの牧場の方なんですね!
実はわたし、以前北海道で馬に関わる仕事をしていたことがあるので、
車窓から見えた光景、とてもうれしく思いながら見てたんです。
いやぁ、まさか同じ沿線のご出身の方から、
連続でコメントをいただくとは思ってもみなかったので、
こちらもうれしいです。ありがとうございます。
下田は会社の慰安旅行で何度か行きましたよ~。
でも、そのときは185系の「踊り子」だったかも。
次回は「スーパービュー踊り子」で行きたいです♪
またよかったら、お立ち寄りくださいね~。
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みわひめこさんへ。 (はるか)
2008-03-29 23:22:43
さすがみわひめこさん、そのルート、王道ですね~。
南部縦貫のレールバスが現役だったということは、
当然、十鉄も吊り掛け車両だったってことですよね??
それ、絶対お宝画像のはず。出てきたらぜひアップしてくださ~い!
南部縦貫といえば、いまでもレールバスが大切に保存されてるんですよね。
野辺地の駅舎がなくなってしまったのは寂しいけど、
東北本線から鉄橋がそのまま残って見えたのはうれしかったです。
わたしは現役を知らないんだけど、また会いに行きたいなぁ。レールバス。

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