ではまた旅レポに戻りまして♪
奈良から乗った電車で完全に冷え切っちゃったカラダを、
元に戻すのに必死になってるうちに(笑)、
いよいよ今回の旅のメイン、寝台特急「日本海」の発車時間が迫ってきました~。
今回乗ったのは、「日本海3号」青森行き。
先日のダイヤ改正で廃止になった、後から出発するほうの列車です。
車両はこちらの、東日本所属。白いサボ(方向幕)で区別がつきます。
廃止になったのは2、3号のスジなんですけど、
車両は1、4号で使われていた、西日本所属の黒いサボのほうが引退したそう。
ありゃ、そんなことならそっちにも乗っとけばよかった…。
今回お世話になった「宿」は、めずらしくこちらの「A寝台」!
普段は開放型のB寝台愛用のはるかさんですが、こちらの車両のA寝台って、
先日の14日でお別れとなった、寝台急行「銀河」のA寝台と同型のものなんですね。
「銀河」はB寝台しか乗ったことなかったので、
せめて「日本海」のほうで乗っておきたい、とこちらを選択。
でも…、こっちの車両が残ったんなら、まだ乗るチャンスはあるんだねぇ~(^^;;
そんな客車たちを牽いてくれる機関車がこちら。EF81。
夜の荒波の日本海沿いを走る列車にふさわしいデザインのヘッドマークが、
ローズピンクのボディの前面に、誇らしげについております。
3月15日以降、「○号」とつかなくなった寝台特急「日本海」。
できるだけ長い間、このヘッドマークが見られるといいなぁ。
この日は出発前に、大阪在住のお友だちと奇跡的に都合が合い、
短い時間だったけど、久々の再会ができました。
別れ際には、ホームで出発を見送ってもらっちゃいました。
どんな旅でも、出発を見送ってもらえるのはありがたいことなんだけど、
夜行列車の出発って、なんとも独特の雰囲気なんですよね。
ちょっと切なく、そしてうれしかったです。ありがとう~。
A寝台、といってもこちらの車両は個室タイプじゃなくて、
真ん中に通路のある、上下2段の線路向き寝台タイプ。
いつもの開放型のB寝台よりは、ちょっと広めでゆったりしています。
わたしは大きい窓が欲しかったので(ワガママ)、下段を確保(笑)。
同居人の使った上段の窓って、ほんとにちっちゃいのです。
それはまた、後ほどご紹介。
ただ、ここでワガママを言ったことが、実は後々ちょっとしたピンチになるとは、
このときはまだ、知る由もなかったのでした…。
出発前、駅のコンビニで慌てて買い込んだおにぎりを頬張ったり、
身の回りの整理をしてのんびりしてるうちに、列車は「敦賀」駅に到着。
ここで、機関車の付け替え作業が行われます。
それにしても…、今回はわたしの旅レポにしてはめずらしく、
「お約束」のウマいものが全然登場してきてないなぁ。
ただひたすら「移動」だったので、ゆっくり街歩きもできなかったからね(^^;;
いままで紹介してきた、「出雲」や「彗星」、「北陸」のように、
違う形式の機関車の付け替えではなく、ここでは同型のEF81が連結。
車両運用の関係なのかな??
でもこの入れ替え作業、寝台の旅ならではの光景って感じで大好きです。
そんな光景を見守って、列車は終着青森へ向けて出発。
金沢あたりまで車窓を確認したあと、
さすがに朝からずっと列車に揺られっぱなしだったのが効いたのか、
気が付いたら眠りに付いてたわたしなのでした。
「その6」へつづく~♪
今は新幹線やら飛行機やらで早く目的地に着きますからね。
旅行が「移動」または「乗り物」が目的でない限り、むずかしいですしね(笑)。
でも、息子がこんなの見たら乗りたがるだろうなぁ~
何か切ないですよね~。
当方も先日、寝台列車で出発する友人をホームで
見送る機会がありました。(偶然ですね!)
別に「今生の別れ」になる訳ではないのですが、
「さようなら~お元気で~!」と手を振った後に
走り去っていく列車のテールランプを見ながら、
「あぁ~行っちゃった~」という思いとともに、
何故か頭の中を中島みゆきの「ホームにて」が
エンドレスに流れ始めました。
でも、「旅」はそれとはちょっと違うと思ってるんです。
途中で何が起きるかわからないから「旅」なんですよね。
その時間を楽しめるうちのひとつが、こういう寝台列車だったりするって思うんですが、
早く目的地に着くほうが便利だからこそ、減便になったり廃止になったりするんでしょう。
それはそれで、仕方のないことなんだろうなぁ。
そう、もう二度と会わないわけじゃないはずなのに、
夜ってシチュエーションが、余計にそう感じさせるのかも??
見送ってくれる人の姿が窓から見えなくなると、
寂しく思う反面、無事で帰るぞ、なんて気合も入ってみたり(笑)。
中島みゆきの「ホームにて」、聴いてみたいなぁ。
その曲聴いたら、見送った人の気持ちがわかるかな?