初めて降り立った東北新幹線「七戸十和田」駅から路線バスに乗って、
今回の旅の目的「十和田観光電鉄」に乗るべく、「十和田市」駅までやってきました。
最終日の日に、「こちらもサヨナラです。」って記事でも書きましたが、
今年の3月末で廃線となった十和田観光電鉄。ここ十和田市から三沢までを結んでいた路線です。
ちょうど4年前、寝台特急「日本海」に乗った旅のときに訪れたことがあるんですが、
その「日本海」も同じ時期のダイヤ改正で廃止に。寂しいものです…。
十和田観光電鉄では、元東急の車両ががんばっていました。
と、ちょっと気になって見てみたら、なんとこの編成、4年前に乗ったのとおんなじー!!うれしい再会です。
十和田へお嫁に来るまでは、東急池上線などで活躍していた7700系。
そんな池上線が、今年で90周年を迎えるということで、
「クラシックスタイル」として運行するんだそうです。これはこれで乗りに行きたいな。
早速、駅舎となっている旧ショッピングセンターの建物の中から、電車のりばへ。
広々とした乗り場も、閑散としているところが寂しげに感じられます。
以前訪れたときは、三沢から乗ってここまで来たんだったなぁ。
あれからたった4年しか経ってないのに、不思議とものすごく懐かしい気持ちになりました。
改札を抜けて、ホームへ。いよいよ十鉄(とうてつ)の旅の始まりです!
わずか30分ほどの路線ですが、前回訪れたときはもう夕方で、
辺りはすっかり暗くなってきていたので、今回はのんびり車窓を楽しみたいと思います。
あ、前に来たときとはサボが変わってる!
ちょうど去年が電化60周年だったんですね~。その翌年に廃止っていうのが寂しい(泣)。
車内の銘板たちも健在です。
サヨナラといえば、この「東急車輛」も会社再編によりJRグループの新会社に。
ちょうど2週連続でタモリ倶楽部でやってましたね。
あの歴史ある東急車輛がなくなるなんて…。隣の「東横車輛」もいまでは社名変更されてるし。
これ見るだけでも時代の流れを感じることができてしまうのが切ない。
そして、吊り革の「Bunkamura」も健在。
いやあの、帰ってきてから気が付いたんですけど、前回とおんなじ写真を無意識に撮っちゃってるのよねー(笑)。
もうこの辺は、お約束といったところかも(^^;;
ドア上には、路線図がありました。どんな車窓が見られるのか。いよいよ三沢へ向かって発車です。
まずはお隣の「ひがし野団地」駅。こちらの駅名板、かなり年季が入ってます。
廃止が決まってたから、直されなかったんだろうか。なんかちょっと寂しい。
今回がサヨナラ乗車だし、できるだけ駅名板を撮ってみることにしてみました。
少し先にある「三農校前」駅。ここの駅名板はなぜか赤ではなく緑色のライン。
バックには、駅のすぐ近くにある青森県立三本木農業高校の正門が見えます。
それにしても、流れる車窓はもちろん雪景色。(当たり前か)
このときは雪も止んでて、少し日も射してきていたので、なんとも穏やかな光景でした。
寒いんだけど、なんかこう温かく感じられるのがうれしい。
雪の中をまっすぐに伸びる線路。この線路、まだ残っているのかなぁ。
しばらくすると、「七百(しちひゃく)」の駅が見えてきました。
以前訪れたとき、この車両たちを撮りそびれたのが残念で仕方なかったけど、
やっと今回、収めることができました。
七百を出て、「柳沢」「大曲」と停車していきます。終点まであと少し。
そういえば大曲って地名、けっこうあちこちにあるよなぁ。
ここも大きく曲がってるって感じの場所なんだろうか。
もうすぐ三沢に着くという頃には、空が明るくなってきました。
雪がガッツリ積もってるところに青空が出てくれるのって、なんかうれしい。
そして、十和田市駅から約30分。終点「三沢」駅に到着です。あっという間の十鉄の旅でした。
4年ぶりに降り立つ三沢駅。懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
折り返しも、この7700にお世話になりますよ。
発車までの時間、三沢駅をゆっくり見て回ることにしました。
「その7」へつづく。
元気に走ってると聞いて、十和田まで乗りに行ったのが…あれ?何年前だっけ(^_^;)?
終点の十和田市が意外にも発展してた←失礼
ので、驚いたのですが…廃止は寂しい。
三沢と言えば古牧温泉
渋沢温泉?!も寂れてってしまうのでしょうか?
三沢駅が3セクになるとは思いませんでした。
地元を引退しても、遠くでがんばってるって聞くと会いに行きたくなりますよね♪
できればずっと路線が残ってほしかったですね、十鉄。
古牧温泉は寂れていったりしないと思うんだけど、
そういえば三沢駅も三セクになっちゃったんですもんね。
ほんと、時代の流れの速さには年々ついていけなくなってきてます…。