北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

智化寺 中国伝統音楽の生演奏を聴きに行こう!

2021-02-24 20:04:02 | 北京暮らし おでかけ編

胡同(昔ながらの北京の街並み)に突如現れるのは。

 

 

現代的な建物。

 

 

先日訪れたのは、そんな胡同にひっそりと建っているお寺。

智化寺です。

 

東城区禄米倉胡同5号

(事前要予約)

 

 

 

 

 

 

おや???

なんだか色鮮やかな紙をくくりつける女性が。

 

 

 

 

 

この日は春節休暇中だったので、こんな風にお願い事を書いて。

 

 

 

 

 

木の枝にくくりつけていました。

日本の絵馬みたいな感じかな。

 

 

 

もちろん私たちも、穏やかな日々を願ってガッツリくくりつけましたとも!

 

 

 

 

 

晴天をバックに、色鮮やかなお願い事の紙。

 

 

 

 

 

それでは、智化殿の中に入ってみましょう。

 

 

 

 

 

三体の仏像。花瓶のお花も春節らしい雰囲気。

 

 

 

 

そんな建物の中で行われるのが、こちら。

 

 

 

 

古楽器を使った伝統音楽の生演奏です。

 

毎日10:00と15:00の2回演奏があり、演奏時間は15分ほど。

 

 

 

こんな都市化が進んだ北京のど真ん中、500年もの歴史ある建物の中で厳かな演奏を聴くことができるなんて!!!

 

口伝でのみ伝えられてきた音楽、そのため「中国古代音楽の生きた化石」とも呼ばれています。

 

 

 

音楽を堪能した後は、お寺の中をゆっくり参観。

 

 

 

 

春の文字の奥に見える「蔵殿」。

この中にはなんと。

 

 

 

 

経典を収納している轉輪蔵と呼ばれるものが。

この引き出しひとつひとつに彫刻がほどこされ、経典が収納されるそうです。

 

 

 

 

 

 

一番上には仏像が安置され、その上には藻井(天井装飾)。

 

 

 

 

 

ちなみに、このお寺の別の建物にも藻井があったそうですが。

 

 

 

 

1930年代にアメリカによって持ち出され、今はアメリカの美術館に収蔵されているそうです。

 

 

 

 

 

 

こちらは、お寺の一番奥にある如来殿。

 

こちらがまたすごい!

 

 

 

 

三体の仏像の後ろには、壁にびっしりと小さい仏像が。

 

 

 

 

長い歴史を経て今も残る建築、そして音楽。

 

大都会の真ん中、こんな素晴らしいお寺が残っていることに衝撃を受けました。