北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

上海で手作りバッグのお仲間(?)と出会うの巻

2013-03-04 22:14:30 | 中国国内旅行 2013.3 上海

昨日は、上海の闇の一面・・・ではなく単に私の黒歴史となる1ページをお見せしてしまったので、今日は楽しく明るい雑貨のお話などを。

 

 

上海の虹橋空港から私がいつもまず向かうのは、雑貨ショップ『キッチュチャイナ』。

日本人デザイナーによる文房具や雑貨がぎっしりのお気に入りのお店なので是非とも北京に出店してほしいと願いつつ、今回も。

 

 

パンダ雑貨、そして農民画のメモなどとにかく気に入った物をゲット。

左上は、東日本大震災の被災地に売上すべてが寄付されるカードです。

 

 

 

さて、こちらは。

 

 

 

新天地・・・というエリア。

夏の上海旅行時は来なかったのですが、今回ふらりと見に来てはっ!と気づきました。

 

 

2006年、私、ここに来たことあるわ・・・。

 

 

当時すでに1回目の北京赴任から帰国していた私と、北京在住の友達、そして北京から上海へスライドした友達・・・が数人が上海で集合したのでした。

その時つれていってもらった場所のひとつが新天地。

自分で地図見て動いたら絶対忘れないのに、人に連れて行ってもらうとなると、場所の感覚というものがすっかりなくなっちゃってます。

 

 

その新天地にある『ZEN』というお店で。

 

 

こちらの陶器の壺を購入しました。

聞くところによると麻雀をモチーフにしたのだとか。

高さはだいたい20cmくらい。 何に使うもの?と聞くと。

 

 

店員 「茶葉を入れたり・・・」

 

 

あ、なるほど。 いかにもチャイナね。

 

 

「紅茶とかコーヒーでもいいわね」

 

 

うんうん。

 

 

「あと、ヒマワリの種とか」

 

 

 

・・・ん?

 

 

 

「ナッツとか、乾物とか、ナツメとか、あ、ペンを入れても」

 

 

 

・・・・・。

 

 

 

要するに使い道は自由らしい。

ちなみに密封ではないので、湿気を嫌うものは避けた方がよさそう。

 

 

赤と青、二色どちらにしようか店員さんに相談しつつ、店の外まで持参して太陽光の下で比較したりと延々悩んだ結果、もともと好きな青を選択。

もう少し小ぶりだったら色違いで2個持って帰れたかな~と思っていたら。

 

 

 

全く別の場所で、この陶器を専門に扱うショップを発見!

そしてそこには小さいサイズがちんまり並んでいたのでした・・・。

 

でもま、小さいサイズには蓋がなかったし、いいねん、これで。 うんうん。 

 

 

 

さて今回、どうしても行ってみたい場所がありました。

それは。

 

 

布市場だ~!

『南外灘軽紡面料市場』

 

 

上海から北京にスライドしてきた友達に紹介してもらったこの市場。

 

 

ボケボケ写真ですが、小さなお店がずらりとひしめき合ってます。

ここではお店で布を選び、更にオーダーメイドで服を作ってもらうというスタイルが一般的だとか。

欧米人率、めちゃめちゃ高いです。

 

(ちなみに北京ではこういうシステムではなく、いまいち洗練されていない布市場で布を買い、改めて洋服屋さんを呼ぶか尋ねるかしてオーダーメイドの服を作ってもらうという感じ)

 

 

 

さて、布を買うぞ~!と色々見て歩いているうちに、気づいたら。

 

 

 

こんなシューズバッグ、買っちゃってました。

こちら、1枚5元(約75円)。

 

 

 

大好きな上海の素敵ショップ『アナベルリー』と比べるとそりゃあ丁寧さが全然違うけど、物価急上昇の中国においてまだ1枚5元とかあったんだ・・・と感動しつつも、店長まけてくれまへんかと交渉してしまう自分が悲しい。

 

 

 

 

そうそう、肝心の布ですよ。

私はここで、大胆にも布だけを購入いたしました。

私は布だけでいいの、あとは自分で作るから・・・と、まるで手芸大好きソーイング女子風な自分に酔いつつ。(単に上海滞在時間が短く、作ってもらう余裕がないだけという話)

 

 

 

遠目、リバティ風の布とブルーの麻を購入。

 

これらが“服”という形になるのは、果たしていつになることやら。 あるいは永遠にその日は来ないのか。

 

 

 

そもそも布などに興味を持ったのは、上海旅行に向けてバッグを作ったのがはじまり。

そして、このバッグつながりで思いがけない出来事がありました。

 

 

 

 

 

なんだか可愛いお店だな~とふらり、一歩店内に入ってびっくり。

 

 

入り口すぐそばに置かれていたのは。

 

 

 

え・・・? 同じ生地!?

 

 

 

固まる私。

そして。

 

 

 

 

おなじ生地のバッグを持ったこんな私を見て、固まる店長。

 

 

 

ふたりとも固まったあの一瞬の空気、そして次の瞬間には「なんで~? めっちゃ偶然~! どういうこと~!?」と大興奮!

 

 

店長 「なんか見覚えあるのかないのか、わけわからん感じやわ!」

私 「これ、布だけ買って自分で作ってん」

店長 「あ、作ったんだ~。 へぇ~、よくできてるやん~。

 

うんうん。  ・・・・・で、それ。

 

 

 

友達が作ったんやろ? 」

 

 

 

・・・・・なんでや。 私が作ったって言うたやろ。シツレイだな。

どっからどう見ても気分だけは完璧なソーイング女子に向かって、まったく・・・。

 

 

 

そんなわけで。

 

 

この旅行のために作ったバッグのおかげで、思いがけない交流ができたのでした。