前回の続きです。
ずんちゃかうるさい音楽が流れるバスに揺られる私。
最初の停留所に停まってからは、ひたすら何もない道を走るこのバス。
車窓から見えるのは、海、時々。
城!?
・・・ではなく、別荘。
中国の人、好きやな~。こういうこってり系。
約1時間経過。
なんの前触れも、そしてもちろんなんの案内もなくバス、停車。
そして半分くらいの乗客がわらわらと降りだした。
え??? もしかしてここが、私が降りるべき拱北か?
あわてて隣りの女の子に、「ここ、拱北? ごんべい??」と聞くと、「うん。 ごんべい! ごんべい!」とかくかく頷いてくれたので、私も一緒にここで下車。
バスから降りて、まず思ったのは。
ココ、ドコデスカ???
地図を見ても目印らしきものがなく、よくわからん。
とりあえずやっちゃんに電話すると、すでに国境で待ってくれているらしい。
「そこから何が見える?」と、やっちゃん。
え~っと、え~っと・・・。
ふざけたTシャツが目の前を横切っております。
いやいや、もっと目印になるものね。
目印、めじるし・・・。
どう考えても怪しいディズニーショップが、絶賛バーゲン中であります。
・・・どれもこれも、やっちゃんがいる場所からはかすりもしないらしい。
とりあえず一旦電話を切って、近くの人に聞いてみることにしましょう。
で、どう考えても地元の人と思われる警備員に地図を見せたのだけど、「しらんなぁ・・・」の一言。
おかしい。
かなり近くに来ているはずなんだけど・・・。
と、その時目に入ったのが警察!
ここで道を聞かずしてどこで聞く!?
というわけで早速地図を見せてここに行きたいんですけどね~というと、警察のおっちゃん、あろうことか眉間にしわを寄せて考え込むではないですかっ。
なんでやねんっ! 警察やろ?? かなり国境近くに来てるはずやでっ!!!
「とにかくマカオへ行く国境に行きたいんだ~!!!」と訴えたら。
「あ、国境やったらその角曲がってすぐ」
とすんなり教えてくれた。
・・・・・みんな、地図が読めんのか??
で、警察のおっちゃんの言うとおり角を曲がったら。
おぉ~!!! 待たせたな、国境!
それにしても国境へ続く道には。
やたら露店が並び、
毛皮だけでなく、動物の頭とか骨とか、それ買ってどうすんのというシロモノがずらり。
こういうアニマル系を目にすると。
おそらく普通の果物か木の実であろうと思われる液体までも、なにやらアヤシゲに見えてくる。
さて。
北京のマンションを出て6時間。 あと一歩でマカオというところまで来ましたぞ。
まずは出国手続きなんだけど。
列、長っ!!!
が、意外にも20分ほどで出国完了!
(あ、ここで例の札束疑惑事件が起こるわけですね)
出国ゲートからちょこっと歩くと。
今度はマカオへの入国手続き。
こっちもすごい人。
出国よりも時間がかかりました。
でもまあ、もっと時間がかかるかと思っていたけど、出入国トータルで1時間ちょっとでした。
こんにちは、マカオ~!!!!!
・・・って、ようやくここから旅の本番デスカ? 疲れたぞ。
続きはまた今度。
次回からはマカオ空港経由で行きたいっ!← ワタシ、心の叫び