北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

バスの中 正直者とちゃっかり者(と小心者)

2012-12-28 20:40:48 | 北京暮らし 中国のひとびと

昨日のブログで二胡について熱く語ったにも関わらず、今日練習していた時、二胡の音が急にずれてしまいました。

こうなるとチューニングをしないといけないのですが、チューナーを持っておらず、仮に持っていてもチューニングの技術がない私は打つ手なし。 慌てて先生に連絡を取ったのだけど、なんと今日から出張中とのこと。

次のレッスンまで1週間、練習できなくなっちゃいました。

 

 

ま、年末年始くらいは練習しなくていいよということかな~?と、なんでも都合よく解釈しちゃってます。(とはいえ残念・・・

 

 

話は変わって、今日のバスでのできごと。

 

 

学校や二胡レッスンの帰りは、始発のバス停から乗車します。

北京のバスはたいていICカードが利用でき、

 

 

 

このバスの場合、前方のドアから乗車し運転席横の機械にさっとカードを通せばOK。

 

 

 

バスによって多少違うけど、こんな感じの機械です。

 

 

で、今日もいつものようにカードをかざしたところ、なぜかエラー表示が。

私の前の人まで大丈夫だったのに、なぜ・・・?

別のカードを持っていないのかと聞かれたけど、私が持っていたのは

 

 

 

例のこのシールを貼ったかわいい1枚だけ。

 

 

 

う~む。

で、どういうわけか私の後ろのおじちゃん、そのまた後ろのおばちゃん2人もみ~んなエラー表示が。

運転手が機械をリセットしたけどやっぱりエラー。

ここは現金で払うしかないか・・・、カードだと6割引きになって4角(5円くらい)だけど、現金だったら割引なしの1元か・・・とか考えていたら、なんと運転手。

 

 

 

「もぅええから、さっさと乗り!」

 

 

 

・・・それって、タダってことデスカ???

 

 

 

そんなこんなでバスは出発。

不思議なことに、その後のバス停で乗ってくる客はみんなカードエラー表示なし。

なんで私たちだけ???

 

 

 

さて、私が降りるバス停の3つ前になりました。

すると、われらがチーム・カードエラーの一員であるおっちゃんがスタスタと運転手のもとへ歩み寄り、なんと(という言い方も失礼か)再びカードをかざし料金を支払おうとするではないですか!

 

 

 

・・・タダ乗りできるんと違ったん???(ワタシ、心の声)

 

 

 

が、おじちゃんの努力もむなしく、なぜかまたエラー。

結局おじちゃんは現金を払って降りて行ったのでした。

 

 

 

(くどいようだが) タダ乗りできるんと違ったん?

 

 

 

どうしよう・・・と悩むうちに、私が降りるひとつ前の駅になりました。

すると、チーム・カードエラーのおばちゃん2人がどうやら下車する模様。

どうするんやろ? おっちゃんと同じく再度カードチャレンジか?

と思ったら。

 

 

 

しれっとそのまま下車。

 

 

 

 

やっぱりタダ乗りでいいんか?(ワタシ、心の疑問)

 

 

 

で、次は私が降りる駅。

チーム・カードエラーの一員として、おっちゃん側につくか、おばちゃん側につくか・・・。

 

 

 

結局、小心者の私はそのまま降りることができず、おっちゃんにならって再びカードをかざしてみると、今度はちゃ~んと正常に支払完了!

 

 

私を見て、うん、と頷く運転手。

頷き返す私。

なんのこっちゃ、事情がさっぱりわからないほかの乗客たち。

 

 

 

正直者のおっちゃんのおかげで、タダ乗りせずに済みました!