12月から始めた薬膳料理教室。 これまで4回終了しました。
一番ヒットだったのは、“百合根と白きくらげのスープ”。 ほのかな甘み、つるんとした口当たり。
体調がすぐれない時にぴったりです。
もちろん残念空振り三振メニューもありまして。
豆腐を揚げてから使うスープは揚げる時の温度が低すぎたようで、脂っこいこってり仕上げになってあら残念。
ま、油の分量などは自分で調整できそうなので、問題なしですが。
薬膳料理というとかなり堅苦しいイメージを持っていたのですが、意外にも。
鶏精(鶏ガラスープのもと。日本のよりも濃厚な感じ)も使っちゃいます。 あらら?
ちなみにこの可愛いうささんのエプロン、着用者は先生です。まだ20代後半の、中医学の大学で学ぶ大学院生。
なので、中医学の知識はあってもお料理の腕はまだまだ・・・という、なんとも初々しい女の子なのであります。
(その道一筋!みたいな先生が登場するのかと思ってた)
ゆるゆる薬膳料理教室 ポイントその1: 先生のお料理の腕前はちょっぴり残念
一方、この授業の通訳を担当してくださっている中国語の先生は立派に主婦もしておられるので、お料理はベテランさん。率先して作業をしてくださいます。
なので、通訳の先生のおかげでこの教室が成り立っているといっても過言ではないのでした。
さて、なんと言ってもここは“薬膳料理教室”。
ごく一般的に使われる香辛料から、
問い:ワタシは誰でしょう
答え:バラです
普段のお料理には使わないような材料も登場するわけです。
ちなみにこのバラは。
こってり系の豚肉の上にトッピング。
・・・なのですが、
水で戻す時間が短すぎて、
草食べてる気分デシタ。
ゆるゆる薬膳料理教室 ポイントその2: 先生は時間配分が苦手
時間配分と言えば、こちら。
ヨクイニン。 ハトムギのことです。
これは3時間くらいじっくり水に浸しておかなければならないのだけど、この状態のまま先生はこの日のレシピ及びその効能、中医の知識などを説明し始め、そして最後に手順を説明する段になって一言。
「今日は時間が短いから、ヨクイニンの食感が悪くて美味しくないかもしれないネ」
・・・せめて説明の前に水に浸しておいたら多少はマシになったのでは?
ゆるゆる薬膳料理教室 ポイントその3: 先生、時間配分を間違えて味に影響が出ても平気!
当然、多少歯ごたえのあるヨクイニンご飯が出来上がりました。
(それはそれで私はOKだったけど)
この教室では、使う材料それぞれの中医的効用も併せて教えてくれます。
たとえば白きくらげ。 肺を潤す働きのほか、コラーゲンたっぷりで美容にもよいとか・・・。
ふむふむ、なるほど・・・とメモしていると、先生が一言。
「あんまり白すぎるのは買わないように。 何か添加物を使って白くしてるかもしれないからネ」
・・・勘弁してくれ。
こんな風にとろっとろになるまで煮込むので、なんか入ってたらえらいこっちゃなわけです。
ゆるゆる薬膳料理教室 ポイントその4: 日本の常識では考えられない危険情報をゲットできる
さて、これまでは薬膳と言ってもわりと身近な食材を使ったお料理でしたが、4回目の今日は。
「ワタシ、単なるナスの炒め物ではなくってよ」
ナスの上にトッピングされているのは“甘草”という生薬。
他にも、
二種類の生薬を浸しエキスを抽出した水を使用して作った、
五目粥。
ほのかに、これまで食べたことがない風味がふわ~っと残ります。
あ、ちなみに先ほどのナスの一品。見た目は炒め物だけど、本来のレシピは煮物になってました。
ゆるゆる薬膳料理教室 ポイントその5: 先生、レシピ勝手に変えちゃっても平気
ま、そんなわけで。
私が勝手にイメージしていた堅苦しい薬膳教室とはおよそかけ離れたゆる~い薬膳料理教室。
さんざん書いておきながら言うのもなんだけど、実はかなり楽しんでる私。
3月末までゆる~く参加する日々が続きます。