ピラミッド・・・忘れられない

2009-03-18 21:59:03 | 日々思うこと
7時のニュースが終わってお風呂のお湯が入るまでチャンネルを回したらピラミッドが映し出された。
もう何時のことになるかしら。あなたは元気で、あの狭いピラミッドの中を二人で上ったよね。
たくさん旅した中でエジプトは印象深いところのひとつだった。
ナイルを船で上りながらいろいろなところに寄港しながら観て回ったね。
甲板に出て「ナイルに死す」を読み直したりもしたし、エスプレッソを部屋まで運んでもらって船旅を楽しんだりもした。
あんなにすばらしい思い出をひとりで味わうなんてつまらない。
それを語り合う人がいないのは寂しい。
だから「お湯が入りました」との知らせで、スイッチを切ってお風呂に入ったの。

お彼岸って彼岸にいる人のことを思い出す日なのだろうか。
「暑い寒いも彼岸まで」という言葉通り今日はとても暖かかったけれど。
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彼岸の入り

2009-03-17 23:17:02 | 日々思うこと
昨夜「スローライフ・・緩急自在のすすめ」(筑紫哲也)を読んだ。
岩波の「図書」に毎月書かれていたとき読んでいたけれど改めて一冊の本として読み返したということ。
彼は癌で亡くなった。

子供がまだ小さかったとき、仕事、家事と何かにつけて忙しかったわたしは、せかせかと過ごしてきた。そうしなければ毎日が過ごせなかったから。
夫はどちらかといえばおっとり、のんびり屋で細かいことに意をかいさない人だった。
ゆっくりしたくて息子が大学を出るとしばらくして退職してしまったので、それからはいくらでものんびりできるのに、習い性となってしまったのか相変わらずせかせかしていたと思う。

そのわたしがこうして生きていて、のんびり屋の夫は早々とあの世へ逝ってしまった。
分からないものだ。

午前、近所のお花屋さんへフラワーアレンジメントを教わりに行ってきた。
そして玄関前の鉢に少しお花を植えた。
黄砂の来訪は堪らないけれど、今日はお彼岸の入り。
春、桜の季節はもうそこまで来ている。
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「落日燃ゆ」を見て

2009-03-16 21:37:42 | 日々思うこと
昨夜、「落日燃ゆ」を見た。
原作は広田弘毅をモデルにした城山三郎の作品だ。
またしばらく前、「白洲次郎」をNHKで見た。
どちらにもかなり重要な人物として吉田茂が登場する。
現首相のおじいさまだ。
広田と吉田は同期だが、広田が庶民の出であるのに対して、吉田茂の係累はそうそうたるものである。
広田を首相にするのに、高貴な出でないことが少し懸念されたそうだけれど、そういうことに関わりなく立派な人は立派なのだとしみじみ感じた。

偉いおじい様をもった首相は重荷だろうか、それとも恩恵にあずかることがあるのかしら。
ある意味大変だなあとも思う。
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桜咲く

2009-03-13 20:24:44 | 日々思うこと
今日は一日中じめじめと雨が降って小寒い日だった。
ところが福岡で桜の開花宣言が出された。例年より2週間ほど早いらしい。

北朝鮮からテポドンだか人工衛星だかが飛んでくるかもしれないだの、ソマリア沖へ自衛隊が出て行くだのと、きな臭い話が飛び交う中で桜の開花のニュースくらいしか明るいニュースがないのが寂しい。

政治も経済も社会もすべて落ち込んでいても桜は華やかに咲く。
このあたりの桜の開花ももうまもなくだろう。
せめてそれを楽しみに待つことにするか。
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お墓参り

2009-03-09 20:55:14 | 日々思うこと
あなたのお墓参り。
あなたが旅先で倒れてこの3月下旬で丸4年になる。
もう4年にもなるのか。まだ4年しか過ぎないのか。あなたはあのときのまま、わたしはそれなりに4年の年月を経て歳をとった。
わたしはあなたより4歳若いからあなたが倒れた年齢にわたしもなったということになる。

こうして無為にどんどん年老いていく。
あなた、お墓の前に立ったわたしを見た?
結構まだ魅力的だったでしょう?こんなかわいい妻を残して逝ってしまうなんて少し早まったわね。悔しい?・・・・わたしも悔しい。

辛いねえ、どうしようもないけれど。
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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・