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「清らかな厭世」を読む

2010-07-25 15:58:35 | 日々思うこと
阿久 悠氏の「清らかな厭世 言葉を失くした日本人へ」を読んだ。

この人の最晩年の作品である。

惹かれるところ、同感するところが多かったが、{無責任な拍手喝采よりも無言の反応に

価値ありと信じて堂々と歩いてほしい}のなかで

 それにしても、彼ら彼女らは何故にあのように笑いたがるのであろうか。
 ほとんど被害妄想のように笑う。・・・・・
 ・・・男も女も大口を開けて笑いつづけ、サルのように手を叩いて、その場の空気を作る
 ことに努力する。・・・・・

平素、どうしてTVの中で大しておもしろくもないのにあんなに人の人格を傷つけるようなことを言ってまで笑いたいのかとうっとうしく思っていた。

そういう番組は見たくないので避けて通ってきたけれど、こんなにそれらが多いのはそういうお笑いを好む人が多いからで、こちらがかえって変人なのかと思ったりもしたものだ。

近ごろは頭が悪いことを売り物にしたり、カマトトぶったりと全く総白痴化の現象だ。
世も末だと思うのもやはり時代遅れなのかも知れない。
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