まだ記憶に新しいのでそんなに昔の
事ではないがこのブログに
テレビに出てくる女性たちの甲高い
声が聞きづらいことを書いた。
その時久米宏氏が相棒の小宮さんに
「悦ちゃん低く、低く。押さえて、押さえて。」
としばしば言っていたらしいことにも
触れた。小宮さんはそんなに甲高い声の
持ち主ではない。それでも低い声の方が
聞き手によく通ずるということを経験上
知っていたのだろう。
今日の朝刊に
「政治の世界の「武器」?
”女性候補の「声」に潜む偏見は”いう
記事が載った。なかなか興味深い記事
であった。
一般的に声が高い人は低い人に比べて
「真実味や力強さに欠ける」との印象を
もたれるという。
ヒラリー・クリントン、サッチャー、
メルケルも声を低くしたことで知られる
そうだ。
結論は声の印象にとらわれず
「リーダー=男性」という思い込みが
崩れたとき「鉄の女」でなくても
トップに立つ女性政治家がうまれる
のかもしれない。と。
途中端折ったので分かりにくいが、
「声」で「頼りない」という偏見をなく
すことが必要だ という。
これを読んで「大賛成!」とも
思わないが
「声」が自分の意思を伝えるための一つの
武器であることは事実であろう。
ここで取り上げられた「声質」と「印象」「役割」がしばしば語られます。
高音部のソプラノは「表情」「熱情」を 、テノールは「形」「外観」を
低音部のアルトは「心」「母性」を、
そして バリトン・バスは「意思」「思想性」を表現する、と。
当たらずといえども…ですが、ステレオタイプと言えばそうも言えます。
ベートーベン「第九」第四楽章(合唱)。
ソプラノもすぐれて思想性を、バリトン・バスも肉体を表現します。
分類、類型に毒されたくないところではあります。
この記事、読みましたが大変参考になりました。
私も最近女性も男性も声が高くなっていることに違和感を覚えていましたから。
かってタモリさんが、しゃべっている最中に突然声が高くなることを「エーデル話法」と呼んでいました。
アルプスの羊飼いが歌うあの歌い方です。
東京都知事の小池さんの人気が高いようですが、声のトーンが中音で安定しているところにあるのかもしれません。
たしかに自分の声に気を配っている人は少ないような気がしますね。
アンケートによれば女性は女性候補の「声」の
高低によって左右されることがないそうですが
男性は女性候補の高い「声」の人は敬遠し低い「声」の持ち主に投票するそうです。
先日元同僚の男性から電話があってしばらく
話しましたが「相変わらず艶っぽい、セクシーな声
ですね」と言われびっくりしました。
自分の生の声は聴けませんが電話や講演した時
にとってくれたテープの声を聴いても
平凡な声ですから。
とにかくキンキン声が聴きにくいのは事実です。
類型に左右されたくはありませんが
「話し言葉」は聞く人の心に届く話し方、声
がよいですね。
ありがとうございました。
その後お体の具合は大丈夫ですか。
くれぐれもお大事になさってください。
選挙の時の候補者の声が結果に結び付くとは
初めて聞く考察でした。
テレビに登場する女性たちの甲高い声に
辟易していましたからなるほどとうなづく点がありました。
「声」も曲者なんですね。
電話の声はどうしてもエーデル話法になりがちですから気をつけねばと思っています。
ありがとうございました。