お盆を迎える

2018-08-11 13:11:27 | 日々思うこと

相変わらず炎暑が続くが明日からお盆態勢に入る。

明日は夫の先祖のお墓参り。18キロ以上離れた隣の市営墓地にタクシーで往復。

夫の家は戦災ですべてを失い当然お仏壇もお位牌も無くなり、街中のお寺も

戦災に遭ってお墓だけが残ったらしく、それらを市が戦後一か所に集めて

市営墓地としたそうな。

お墓の入り口に花屋さんがあり、そこでお花、ほうずき、提灯、ろうそくなど

一式を購入してお参りする。その間、近くでタクシーには待っていてもらう。

クーラーボックスにキンキンに冷えたおしぼりとお茶を持参するので

それを渡して休んでもらいながら。(夫のいるころからの習慣)

何基かある墓石に刻まれた名前には享保時代の人が何人もいる。

夫はその流れの中にいるのだけれど、とてもここへはしばしば

来られないとこちらの地元に新しく彼のお墓を建立した。

そこに刻まれている名前はまだ1人。

13日はその夫のお墓参り。朝早く行き、薄に霊を移して家のお仏壇に

持ち帰る。

14日。我が家に帰った霊にありったけのごちそうをお供えして、

お寺さんに来てもらいお経をあげてもらう。

15日、お寺のお施餓鬼にお参りして薄を持って行き、送り火となる。

実際に霊がお墓と家の間を行き来するなんてまるっきり信じている

訳ではないけれど義母や母がしてきたことを自分ができる間は

行っていくつもりである。

高校卒業と同時に家を離れた息子や嫁には訳が分からないであろう。

到底このような一連の行事はできないと思う。それはそれで構わない。

ある種、わたくしの自己満足かもしれないのだから。

15日夜は例年、実家でごちそうになる。姪や甥も帰省するのでお正月以来の

再会である。我が家の息子家族はお盆は帰省しない。前に帰省したとき

往復の混雑にすっかり参り、時期をずらすことにした。

今年のわたくしの夏の行事はこれで終わり、16日からまただらだら生活

が始まることになる。

お盆が過ぎたら少し涼しくならないかなぁ。今日の新聞にとうとう水枯れ

心配の記事が載った。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・