3か月で1人前に

2017-07-30 15:09:20 | 日々思うこと

昨日は5時にお寿司屋さんに行ってきた。生ビールを前にした人が

カウンター席に1人、テーブルに1組の先客がいた。

おしぼりとお茶が出たところで、更に2組のお客が入ってきた。

ここはおいしいのだけれど大将の手が遅い。混んでくるとなかなか出てこなくなる。

一度門前払いを食らってから電話して行くようにしている。

宴会が入ったり、出前が多くなったりすると手が回らなくて「ごめんなさい」と

言われるからだ。夫婦と母親で営業している。

パートのおばさんがいたことも何度もあったけれど、大将のお気に召さなくて

首になったらしい。母親は自分の負担が大きいので「少しは我慢して使わなければ」と

文句を言うのだけれど、人を使うのはなかなか難しいようだ。

この家には息子が2人いる。高校を出て近くに住んでいるようなので、

「息子さんを少し仕込んだら・・?」と言ったこともあったけれど「この仕事は

外で何年か修業しなければならないから無理だ」ということだった。

ところが最近、TVで「すし職人学校(?)」とかいうものができて3か月で

一人前のすし職人になるという。

3か月でうまく握れなかった人がうまく握り、ネタの魚をさっと切れ味よくさばく

ようになれるらしい。ミシュランに選ばれるお寿司屋さんになった人もいると

レポートしていた。ちょっと信じられない気もする。

とは言え、昔とはずいぶん変わってきたんだ。

なんでも簡単になってこれはいいことなのか?おいしければ文句はないか?

数年前札幌薄野のお寿司屋さんで(口コミサイトに出ていたと思う)わたくしに

とっては目が飛び出るようなお寿司を食べたことがある。

わたくし持ちの家族旅行だった。

お勘定をした時「鮭とば」をお土産にくれた。しょっぱくて辛い。お酒のみの友人に提供。

どうしてこんなものが手に入ったのかと大喜びしてくれたが、なんでも大間のまぐろ

が1度築地に行き、そこから札幌に取り寄せているのだという。

高いわけだ。わたくしはそこまで口が肥えていないので別に「大間のまぐろ」で

無くてもよかったのだけれど。

お寿司の値段は七不思議。

 

コメント (2)
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