エジプト  重慶

2008-05-12 23:31:30 | 日々思うこと
昨夕、食事をしながら、TVをつけたら「世界遺産 エジプト」をうつしていた。
あなたと行ったエジプト。懐かしかった。
途中からだったので、朝、番組を確認すればよかったととても残念だった。
少し贅沢なゆとりのある旅だったので、ナイルを船で上りながら、いろいろ見たり、
船の生活を楽しんだりしたわね。
デッキでエスプレッソを飲みながら、アガサの「ナイルに死す」を読み直したりしたわ。
なぜだか現地の人は日本人の顔を見ると「バザールでござる」と言ってたっけ。
あの時買って帰ったパピルスの画、今も玄関に飾ってあるのよ。

あなたはお腹を壊してカイロのエジプト考古学博物館へ行かないでシェラトンホテルで半日休んでいたよね。
もうエジプトへ行くことはないだろうからTVでうつされる風景が本当に心にじんとしみたの。
二人とも満足した楽しい旅だった。あなたとの思い出が一杯詰まっている懐かしい旅。

中国四川省で大きな地震があったようで重慶の学校が倒壊したらしい。
ここもあなたといった土地。
重慶から船に乗って三峡下りをしたでしょう?
二人とも長江下りはやや期待はずれって思ったけれど、その後登った黄山はなかなかのものだったね。
歩くのが苦手なあなたとわたしはもうここはこれが最後ってお互い言ってたけれど本当に最後になってしまった。

かなりたくさん二人で旅したせいで、ニュースに出てくる土地など「ああ、ここも行ったなあ」って
懐かしく思うことがよくある。
「旅行でお金を使い果たして、今は貧乏」って言ったら、ある外国人に「心に思い出や豊かさを残したのだからそのほうがいい」なんて慰められたけれど、どうだったかしら。

あなたが今もいて、「ここ行ったよね。懐かしいなあ」と語り合えたらどんなにうれしいことか。
コメント
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