デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマークで買いたいもの

2006-11-08 06:14:07 | デンマークの家具・物・たべもの
 今、デンマークでのお買い物リストを作っているのですが、デンマークで一番買いたいもの、それは子どものパンツです。日本の子ども用のパンツってどうしてあんなにかっこ悪いのでしょうね?キャラクターがついていたり、おへそまであったり、何となく大きくてぶかぶかしていたり・・・。

 デンマークのパンツは違います。シンプル、色合いがきれい(濃淡のグリーンのコンビネーションとか)、そして何よりぴっちりとしたブリーフでセクシー。いくら子どもでも、やっぱり男はこうでなくっちゃ、というブリーフなのです。

 ショウミーのお尻にぴったりの素敵なパンツを、デンマークのスーパーでたくさん買い込んでこようと思っています。


紅葉はじめの河口湖旅行

2006-11-06 07:42:01 | 日記
 
 前日に決まった河口湖1泊旅行。今回は友人家族と一緒に行きました。子ども達はお互いに遊べて大はしゃぎ。大人達は秋の澄んだ空気とお喋りを楽しんできました。コテージに泊まり、スーパーで買い物をし、しゃぶしゃぶの夕食もおいしかったです。

           

 夕食前に姫リンゴを食べる子ども達。いつもかわいい女の子のエイミーちゃんを真ん中に座ります、なぜか。

 翌日は夫と早起きをして富士山を見ました。秋の柔らかい朝日を浴びた富士山の山肌がよく見えました。

          

 朝食・チェックアウト後、近くの忍野八海へ。湧水の池だそうで、お水が本当にきれいでした。紅葉と相まって、なかなか風情のある素敵な場所なのですが、人が多かったのが残念でした。子ども達はコイや魚を見たり、えさをあげたり、ここでアイスクリームやお饅頭を食べ、「一番おいしかった場所」だったようです。


          

 ランチを食べたお店。前回今年のはじめに河口湖に来たときに、偶然見つけたお店で、味もレストラン内外の雰囲気もとても気に入りました(隣に広い空き地があります)。夫と私の河口湖の定番レストランとなりそうです。

          

 この後、友人ファミリーがレストランの隣に大きな公園を発見し、芝生や遊具で富士山を背景に遊んできました。ショウミーとジジは公園を見るなり、犬のようにはしゃぎだし、幸せそうでした・・・。子どもにとっては景色なんてほとんど目に入っておらず、夫と「人間が景色に感動するようになるのは何歳ごろかしらね?」と私たちは話し合ってみたのでした。うーん、本当に感動するのは20歳以上?(修学旅行で景色や建物に感動した記憶が私もないですもんね。)でも年を取れば取るほど、感動するものなのでしょうね、きっと。

親としてのひたむきさ

2006-11-04 07:06:08 | 国際結婚
 昨日放映された番組「泣きながら生きて」を見られた方もいらっしゃると思いますが、これは約10年に及んで追い続けられたドキュメンタリーで、中国人の3人家族が3つの国に別れて住みます。お父さんは娘の学費のために東京で働き、お母さんは上海に残り働きながら娘を育て、その娘は医者になるという夢のために18歳のときにNYに留学します。両親は15年ほど離れて暮らした後(その間会ったのはたった一回だけでした)、今は上海で一緒にまた暮らしており、娘さんはもうすぐ医師になれるというところで番組は終わるので、明るい気持ちで見終ることができました。

 ご両親は非常にさみしい、辛い15年間を過ごしました。お父さんはどんな仕事でもやり(3つの仕事を掛け持ちしていたり)、風呂のないアパートに住んで、夜中に夕食と翌日のお弁当を作っていました。でも泣き言も言わず、ひたすら「父親として子どもを立派に育て上げる義務がある。その義務を果たしたい」と軸がぶれないのです。見ていて、お父さんはひたむきな、美しい目をしているなと思いました。お母さんがNYに行く娘さんを空港まで見送り、別れるまではわりとさばさばした感じだったのに、娘がゲートに向かって歩き出した途端、わっと泣き崩れた姿も印象的でした。彼らは文化大革命の時代に育ったそうですが、耐え忍ぶということをその時期に身に着けたのでしょうか。それとも中国人の持つ、真の強さなのでしょうか。彼らの姿は私には非常に美しく見えました。

 私にはこの番組は将来の私を少し疑似体験させてくれるものでした。いつかは子ども達を留学させたいというのが、私のうちの子ども達の教育上の願いなのですが、一方で、子どもを手放すことに強い怖れを感じています。そして留学させた暁には、二度と私の元に(または私の住む国に)戻ってこない可能性も高いと覚悟しなくてはいけません。13-4歳くらいで彼らをデンマークに送り出せる?そしてもしそのまま彼らがデンマークの学校を選択したら?とときどき考えてしまいます。

 子どもにとってよい教育とは何かということを優先して、ひたすら働き、もっと稼げるところに移動している人は今の日本人には少ないかもしれませんが、例えば日本ではメイドやベビーシッターにフィリピンの女性が多いようですが、彼らは母国に小さな自分の子どもを残して、日本人の他人の子どもの面倒を見るという仕事についているわけです。彼らの心の強さが私にあるのだろうかと自問してしまいます。選択の余地があるかないかという問題なのでしょうか?

 子どもにとっての本当の幸せは何かということを、決断するのも難しいことです。貧しくて高等教育も受けさせられないけれど一緒にいることが幸せなのか、子どものころは離れて互いにさみしい思いをしても、離れて子どもの学費を作ることのほうが最終的には子どもの幸せなのか・・・。

 私がこれから子育てに置いて選択するときに、いつも「私」ではなく、「子ども」を主体として考えて選択していけるでしょうか。私も含めて、自分優先という風潮をしばしば感じることがあります。それも悪いことではないのかもしれませんが、番組の中で出てきた人が言った「親は子どもの踏み台になるもの」という言葉は真実でもあると思いました。

主張する人たち

2006-11-02 13:35:04 | デンマーク人
 先日、デンマーク人の集まりに参加する機会があり、そこで気づいたのは、発言する前に必ず小さく手を挙げて、チェアマンがどうぞと言うまで彼らはきちんと待つことでした。それがデンマーク人一般の会議のやりかたかどうかは定かではないのですが、ざっくばらんに言いたいことを発言するのではなく、声を大にして主張したり、相手の意見をさえぎったりもせず、見ていて気持ちのよいものでした。

 もちろん人にもよるのですが、こうした自分の意見を発表することに手馴れた人たちと一緒にいると、ときどき押されてしまうことがあります。日本人として、曖昧さを美徳とするように教育されてきた私には、つい、はっきり「モノ申す」ということができなくて後悔したりすることがあります。

 ちょっと何かを頼まれたときに、それはあなたがすべきことでしょうと思っても、場の雰囲気を考えて何も言えなかったり、はっきりとこうして欲しいと言われると、それに押されてしまって「いいよ」と返事をしてしまったりしてしまうのです。こういう場合の対応として、今後は練習しておきたいところですが、とっさにうまく切り返したり意見したりするには、こちらもそれ相当の訓練が必要そうです。

 こういった彼らの特性は「抗議する」「ストをする」というところにも表れているようです。先日、デンマークから来ていた日本人の友人と、そういった話になりました。まずSASのストの原因について話し合おうとしたのですが、あまりにもよくあることなので、「一体どのストのことを言ってるの?」とどうしても特定することができず笑ってしまったのでした。

 彼女から聞いた面白い話があります。オーフス(デンマーク第2の都市)の保育園で、予算カットに抗議するため先生達が保育園を1週間クローズするというストを行ったそうです。それが他の都市にも飛び火して、コペンハーゲンの彼女の娘が通う保育園でも「オーフスのストに共感を表わすため」のストが一日行われたそうです。彼女も彼女の夫も仕事を休めず、子どもを連れて仕事に行くという大変な目に遭ったそうですが、彼女の夫がまたデンマーク人らしいことに、ビラを作って保育園の前で父兄に配布したそうです。こんなストには断じて納得できないという内容のビラで、「私と私の妻、○○は・・・」という冒頭で始まり、彼女は「私まで巻き込まないで欲しい」と文句を言っていました。主張には主張を、というスタンスのデンマーク人は素晴らしいのですが、ときどき、日本人の私にはその主張の主旨ややりかたが理解できないときがあります。

 この話を聞く前日だったか、ちょうど我が家でも同じようなことがありました。非常に冷酷な対応のマンションの理事長に対して、マンションの住民にビラを配りたいと夫が言い出したのでした。書きたかった内容は「理事長はいい仕事をしていない、したがって彼はこれ以上理事長をやるべきではない。みんなで不信任を決議して、理事長をぜひ替えようではないか」ということだったようです。(まあ、言いたいことは非常に正しいとは思うんだけど・・・。)今回は夫に差し控えてもらいましたが、こういう発想がデンマーク人的だなあと、普段はあまり気づかない夫の中のデンマーク人魂を見た思いがした一件でした。

ハロウィーン

2006-11-01 23:36:22 | 日記

 日曜日、友人家族にお誘いを受けて、表参道のハロウィーンのパレードに参加してきました。ショウミーは衣装がなくあり合わせでしたが、ジジは去年ショウミーが来ていたドラゴンで参加しました。

 パレードというものに参加したのは初めてでしたが、すごく楽しかった!のでした。小学校の校庭に集合したところからすでにわくわく・・・。いつものことながら、子どもを通じて(というかさて置いて)、またもや自分の楽しみを発見してしまいました。

 この表参道のパレードは他にもアイルランドのセント・パトリック・デイがありますが、そのときも今回のハロウィーンもなぜかサンバのバンドが出ます。でも衣装を着けて踊っている人たちを見ると、「あっちで踊りたい」と思っている新たな自分をまたもや発見したのでした。そうでした、私は踊り好きだったことを思い出したのでした。子育てですっかり忘れてた・・・。

 ドラゴンのジジはけっこう目立っていたようで、他の方からも写真を撮られたりしていましたが、パレードの最後で疲れてしまい、眠ってしまいました。

 デンマーク人はハロウィーンを楽しむ習慣はもともとはないようです。でも夫も意外と楽しかったようで、来年は家族みんなで仮装しようなどと話しました。仮装するとしたら・・・やっぱりバイキングでしょうか(笑)?