デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマーク語の読書会

2011-06-07 01:09:13 | 通信制大学・大学院
 去年のデンマーク語のクラスメート達と、大学が始まってからデンマーク語の読書会を始めました。毎週水曜日、デンマーク語のクラスの後、私を含めて5人でちょっとした記事などを読んでいます。

 といっても先生のいない読書会。あれやこれやと考え、文法的には、構文的には、いや、雰囲気では、と正しい訳を求めて皆で知恵を寄せ合うのですが、結局、意味がちゃんと取れているかどうか不明、ということで終わることもしばしばです。それでも、デンマーク語をとにかく読むこと、それだけでも意味があるし、それぞれに法律、ドイツ語、キルケゴールと研究の分野が違うので、各見解や専門の知識などを聞けるのも勉強になります。デンマーク語だけでなく、いろいろな情報交換もありがたいし、面白いです。あるいはお互いに不安なことを言い合ったりすることも、それもまたちょっぴり気が楽になって助かります。

 今年度になってからは、ようやく私も大学院生らしい勉強を楽しめるようになってきたようです。去年は、デンマーク語地獄だったもんね~。それでもちっとも読めるようにならず、相変わらず地獄は続いていますが。

 でもこうした読書会も楽しいですし、ゼミで博士課程のものすごくレベルの高い意見交換を聞いて、なるほど、研究者ってこういうふうに物を考えていくのねと思ったり、いろいろな新しい言葉を教えていただいたりするのもわくわくします。なんていうのでしょうか、丁寧に物事を見ていくということ、自分の考えを育て、そして自分の見方を作っていくのだということ、そういうことを日々、教えてもらっている気がします。

 また、講義のひとつは英語で行われているものがあり、英語で物事を見ることはまた新鮮です。面白いことに、先生に質問も気軽にできる!日本語だと日本人のメンタリティになり、質問を躊躇してしまいますが、英語だとその日本人のメンタリティからちょっと抜け出し、比較的気楽な気持ちで質問ができるのですね。単語がわからないと引っかかってしまうことと、あとからノートを見返したときに、自分でもよくわからなかったりすることがあるのが問題ですが・・・。

 一体全体、1年半後にどんな論文が書けるんだろう?というのはひたすら不安ですが、でもこうした学びの楽しさやわくわくする発見などを味わえること、とても幸せな時間だなあと思います。ゼミや講義は今年度で終わりになりますので、この1年はデンマーク語読書会も含めて、たくさん刺激をもらいたいと思っています。


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