デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

プーケット旅行 : 発見した面白いモノ 1

2006-05-31 23:47:06 | 日記
プーケットで発見した面白いモノをご紹介します。


 
象のマッサージです。エレファント・ショーの最後に観客のマッサージをしてくれます。ショウミーは軽くトントンという程度でしたが、おじさんはけっこう踏まれた上に最後に鼻で口にチューをされていました。




珍しく抱っこさせてくれるネコ。ジジはこの1年間というものネコを追い掛け回していましたが、生まれて初めて抱っこできました!でもネコのほうは相当苦しそうでした・・・。




これはお店です。天秤でかついで来たおばさんが街で呼び止められると緑の小さな椅子を出して腰掛けてお料理します。ボウルの中にかごから次々と野菜やナンプラー、ソースなどを出しては入れていきます。手でかき混ぜて、最後にお客さんに味見をしてもらって辛さなどを調整し、発泡スチロールの入れ物に入れてできあがり。今までアジアで簡易カフェのようなものは時折見かけていたけれど、こんな天秤のお店は初めてでした。かなりびっくりしました。




普通の塩コショウ入れに見えると思いますが、中味は塩とコショウが反対です。つまり穴の多いほうがコショウです。最初は気づかずに振っていましたが、途中から逆なことに気づきました・・・。思うにタイの人はコショウが好きなようです。ヌードルなどにもコショウをたくさん振りかけますし、街角で売っているソーセージの串焼きにもケチャップではなくてコショウをかけています。焼きそばのトッピングもコショウだったりします。





プーケット旅行 : タイ人と子ども

2006-05-31 01:25:28 | 日記
 子どもと一緒に旅行をすると、今までとは違った目線でその国を見ることがあります。今回の旅行ではタイの人がどんなに子ども好きか、ということを実感しました。

 レストランで食事をするとき、道を歩いているときなどに小さな子どもはそこいらじゅうから声をかけられます。ジジは特にまだ反応が素直なので(ショウミーは恥ずかしがったり格好つけたりするようになっているので、反応がいまひとつ)、みんながジジを笑わせて、ジジはよく受けて笑っていました。ほっぺをつままれたり、チューされたりするのもしょっちゅうです。(中にはこれを嫌がる外国人もいるようですが。)

 あるときレストランで食事をしようというタイミングでジジが夫に抱っこされて寝てしまいました。するとお料理を運んでくれたウエイトレスの方が「見ててあげましょうか?」とジジを抱っこし冷房の効いている部屋に連れて行き、私たちが食べている間ずっと抱っこしてくれたことがありました。

 ショウミーがレストランで寝そうになって、しかたがないのでアイスクリームを頼んで彼を起こしておこうとしたときも、状況を理解したウエイターの方が「一緒にアイスクリーム作る?おいで。」と言ってショウミーを厨房に連れて行ってくれました。ショウミーは自分の食べるアイスクリームがデコレーションされていくのをとても楽しく見ていたようです。

 タクシーや船を下りるとき、階段を下りるときなど、私たちの手が荷物でふさがっていれば必ず誰かが子どもの手を引いてくれます。わざわざ大げさに抱っこをして下ろしてくれたりして、子ども達はいちいち楽しいに違いありません。

 始めは少し警戒していた子ども達もだんだんタイの人たちの優しさを感じ取ったのでしょうね、知らない人からでもその親切を素直に受けられるようになっていっていました。日本では最近、見知らぬ人とは接してはいけないと子どもに教えなくてはいけないような風潮なので、こういう点はタイでの子育てを羨ましく思わずにはいられませんでした。

 またジジと同じくらいの非常に小さな子が道で三輪車を自由にこいでいたときにはちょっとびっくりしましたが、これもさりげなく近くの大人が見ているのだと思います。子ども達はそれこそご近所さんみんなに見守られているのでしょう。自分の子だけでなくて人の子どもでも「大切なかわいい子ども」と思っているのがいつも伝わってきました。

 ひとつ疑問に思ったことはタイの子どもは何時に寝るの?ということです。特にお店をやっている家庭の子どもに多いのではと思いますが、夜中まで街中にいるのです。お店が夜中に閉まるので、それまで親と一緒に待っているのですが、聞くと学校は8時から始まるとのこと。一体、子どもは翌朝起きられるのかしら?と不思議に思いました。お昼寝をしているのかもしれませんね。

 ある学校の前を通ったとき、子ども達が学校帰りに門の前に店を出しているクレープやさんや焼き鳥やさん、ジュースやさんなどで買い食いをしていて、なんだか高校時代私も必ずアイスやクレープを食べて帰ったことを思い出しました。やっぱり子どもはお腹がすぐすいちゃうんでしょうね。

 学校は私の見た限りでは制服がありました。白いシャツに水色やグレーの半ズボン、ソックスに靴といういでたちで、黒く日焼けした肌によく似合ってかわいらしかったです。


 

 

プーケット旅行 : 津波について

2006-05-31 00:55:16 | 日記
 帰りに空港まで行くタクシーの中で、「TSUNAMI」という写真のパンフレットを見ました。実はあの津波のとき、私たちはデンマークに旅行中であまりテレビや新聞を見なかったのでこのパンフレットで改めてその惨状を見た気がしました。私が聞いた津波に関する話をいくつか書いておきます。

 まずピピ島はほぼ全壊し、島民のほとんどが亡くなったそうです。タイでの死者の70%がピピ島だったそうです。今はピピは非常にきれいになっていました。まだ再開していないホテルもありますが、現在は徐々にホテルもでき始めたようです。

 プーケットも現在はとてもきれいになっており、知らなければ津波があったようには見えません。でも海岸には「津波の警報があったらこうしましょう」という看板が出ていたり、ビーチに新たに植えられたやしの木がまだ小さかったりしますが。プーケットの人はもともと観光地にはあまり住んでいなかったのだけど、津波のあとはますます海岸には住まないで、できるだけ山のほうに住むようになったと聞きました。そして「みんな復興にすごくがんばった」と聞きました。その通りだと思います。

 タイ人も津波の後あまりプーケットに行かなくなったそうです。タイの人はお化けを信じているので、と聞きましたが、どうなのでしょうか。そしてタイ人はしばらくは魚も食べないようにしていたそうです。流された人の身体を食べたであろう魚をとても口にはできなかったのだと言っていました。

 多分日本でも知られているとは思いますが、あの後たくさんの子どもが行方不明になって(タイ人もスウェーデンなどの外国人も)、人身売買のブローカーの人に連れ去られたとタイで言われています。未だにその子ども達は見つからないようです。同じような小さな子どもの一母親として、本当に胸の痛む話です。

 そしてこれもすでに報道されたことでしょうけれど、タクシーの中のパンフレットを見てどんなにか当時、その場にいた人たちが助け合ったかを再認識しました。観光で来ていた白人の旅行者たちが担架に乗ったけが人を運ぶ作業を必死の思い出したこと、何もかも混乱した中で、何とか旅行者を彼らの国に返そうと空港まで無料のタクシー送迎をプーケットの人たちがしていたこと。当時私も友人からのそういったリポートをもらっていましたが、この助け合いの話は世界中の人々を本当に感動させたことと思います。

 でもプーケットの人々は明るく前向きな印象を受けました。大きな悲しみやショックをまだ心の中に持っているのかもしれないけれど、それと同じくらいかそれ以上の強さと何らかの思いがあるように感じました。観光客がまだ戻ってこないんだよ、と笑顔で言うのを何度か聞きましたが、それでも何かを信じているから大丈夫と彼らの心の中の声が聞こえるような気がしました。そして夫がデンマークからだと聞くと、嬉しそうに「おー、デンマーク!」と言ってくれるのでした。

 

プーケット旅行リポート

2006-05-31 00:45:51 | 日記
          

 プーケット旅行から戻ってきました。海外といってもデンマークに行くことの多い私は、今回のプーケット旅行は久しぶりの「異文化」を堪能してきました。

 今回は子ども達がいるのでやはり便利なところがいいだろうとパトンビーチのホテルに宿泊していました。クラブアンダマンビーチリゾートというホテルでしたが、かなり敷地が広く、パトンの街の喧騒から隔離された感じでよかったです。

 さてこのホテル、何が子ども達によかったかというとなんといってもネコでした。ネコがレストランや通路にいつもいて人に慣れており、ジジは生まれて初めて抱っこしていました。他にもカエル(1センチくらいの小さな黒いカエルや7センチくらいのカエル)がぴょんぴょんしていたり、大きなカタツムリがいたり、コイやヤモリがいたり(さすがにヤモリは怖がっていましたが)とショウミーもジジも毎日ひたすら追いかけまわし、私たちは他のゲストの迷惑にならないように2人の後をこれまた追いかけまわしていたのでした。

          
 
 ホテルにはプールがついており、子ども達は出かけないときはほとんどこのプールに浸かって過ごしていました。写真はプール掃除(?)をしているジジです。

 プーケットでは一家で遊びほうけていました。私は初めてプーケットに行きましたが、本当にここは家族旅行にお勧めです。空気もきれいで海もきれい、そして非常に緑の多い島です。日本の少し田舎の風景をなんとなく思わせるものもありました。ここで私たちがしたことで楽しかったことは、

・ビーチで遊ぶ
・象に乗る
・象のショーを見る。ショウミーは象マッサージ(足でとんとん叩く!最後に鼻でチューしてくれる)
・木の車輪のトロッコを水牛に引いてもらう
・モンキーアイランドで猿を見た
・シュノーケリング(泳ぎに自信のない私と子ども達はライフベストを浮き輪代わりに泳ぎ、海を自在に泳げて楽しかった)
・小さな島や洞窟のカヌーツアー(低いところを通り抜けるときに寝て通るのだけど、このときに悲鳴を上げるのが楽しい)
・マッサージ、エステ(オフシーズンなので値引きあり。1時間600円から900円くらい)
・髪を切った(子ども300円、大人400円くらい)
・お買い物(特に日本では高い下着が安く嬉しかった)
・おいしいエビとイカ
・街角で売っているインディアンパンケーキやソーセージ、クレープなどの食べ歩き
・ヘナタトゥー初体験

 とにかく毎日よく寝てよく食べてよく遊ぶ、という日々。雨季は普通は旅行者は避けるようですが、タイに住んでいる私の友人も言っていましたが私は雨季に行くのがおすすめです。確かに雨は降るけれど、大抵はスコールですぐに止むし、雨季でも充分に暑くシーズンのときに行ったら暑すぎて疲れちゃうかなと思いました。それに何しろ何もかもが安くなっています。街中のお店もおみやげものや衣服、靴などがシーズンの30%引きくらいになっているのです。マッサージも極上のタイオイルマッサージがシーズンは450バーツ(1350円くらい)が300バーツ(900円くらい)になります。観光客も少ないので、ゆったりと過ごせるのも本当によかったです。

 そしてプーケットでももちろんちょっとしたふっかけなどはあるのですが、余りにも悪質なふっかけや、タクシーやトゥクトゥクなどの料金のふっかけなどがないことも気分よく過ごせた理由のひとつかと思います。もちろん観光客には多少何でも高くなっていますが、値引き交渉も「楽しい」範囲だったと今回思いました。

 タイ人は非常に優しく、やや控えめな態度で、本当にみんながよくしてくれた、という印象です。実は14年くらい前に私はバンコクとチェンマイに行ったことがあったのですが、そのときとそのよい印象が私の中で全く変わらなかったことを嬉しく思いつつ、また忙しい日本に戻ってきました。

          
     暑すぎてレストランで出された冷たいおしぼりを冷えピタ状態にする夫とジジ

          
          ビーチでココナツを食べる犬の邪魔をするショウミーとジジ

明日からプーケット

2006-05-16 23:08:35 | 日記
 明日から私たち一家は旅行でプーケットに行きます。久しぶりのデンマーク以外の海外です。また戻ってきたら旅行のことなどブログに書きたいと思っています。マグレーテ女王の話が結局書き終わらず心残りですが、また帰ってきたら書きます!

マグレーテ2世女王のレセプション その2

2006-05-16 21:45:46 | デンマークの行事
 会場に入るとまずはフィンガーフード(1つ、2つつまみましたが、おいしかった!)と赤・白のワイン、お茶がふるわまれました。フレデリック殿下はフランス人で、フランスにワイン農場を持っており、ワインはそこのものでした。夫は赤ワインをいただき、おいしいと言っていました。

 会場は広間とでもいうのでしょうか、まさに昔の映画のダンスパーティーに出てくるような、ヨーロッパのお城のような広間で、デンマーク人と日本人が半々くらいだったでしょうか。お互いに顔見知りの人たちは談笑していましたが、私たちは誰も知っている人がいなかったので、2人できょろきょろしてました(笑)。しばらくするとたまたま夫の知り合いがいたので、しばし私たちもお喋り・・・。と、アナウンスが入りましたが、デンマーク語だったので私は理解できませんでしたが、女王に謁見する際の注意事項などがあったようです。

 さて、いよいよ女王に謁見ということで、まずは順番に並ぶことになりました。広間を出て、列の後ろのほうに私たちは並びました。なんと挨拶すればいいのやら、英語で挨拶しなくては~と頭の中はぐるぐる考えていましたが、先ほどのアナウンスでは自分の名前とタイトルを言ってから握手するようにということでした。
タイトル? そんなものがない私はなんと言えばいいんだか・・・。夫だってただの会社員でタイトルといってもねぇ。私たちはこそこそ相談していましたが、とにかく前の人に倣うことに。

 列は階段を上り、細い通路に出て、そして女王がいらっしゃるお部屋に続いていました。女王は隣にヘンリック殿下、そしてその2人の両脇に2人の日本人が立って挨拶をしているようでした。不覚にもその日本人が常陸宮殿下ご夫妻ということは他の人に聞くまで分からなかった非国民の私でした。

 まず常陸宮殿下と礼をしてから、女王の前に進みます。夫は自分の名前を言い、女王と握手、私もそれに倣い名前だけ名乗りました。女王は白いブラウスに青のパンタロンをはき、くつろいだ服装でした。握手はふんわりとほとんど握らない感じの握手でした。目は私とは合わせず・・・。反対に殿下はしっかりと私の目をご覧になり、優しい笑顔でハローと言いながらぎゅっと握手をしてくれました。ヘンリック殿下はデンマークでは女王の影に隠れているようですが、非常に素敵な方に見えました。

 それにしてもこういう方々は本当に大変ですよね。こうして知らないたくさんの人と握手をして挨拶をせねばならず、いつも人前を意識しなくてはならない存在ですものね。いろいろな人に話しかけられ、ある程度中立の無難な返答をしなくてはならず、決して誰かの肩を持つような発言をしてはならず、自国にも他国にも気遣いを見せねばならず・・・。日本の皇室の方たちが非常にゆっくりとした話し方をしますが、早口でまくしたてて言ってはまずいことをつい口を滑らせてしまった、なんていう私のような間違いをするわけにはいかないでしょうから、あの速度は自然と身に着けた賢さなのかも、なんてちょっと思ってしまいました。

(その3に続く・・・)

母の日 2006

2006-05-16 12:12:42 | 日記

 今年幼稚園でショウミーが書いてくれたママの絵(すごすぎる・・・)と持ち帰った1本のカーネーションです。幼稚園のやらせではあるけれど、やっぱりこういうことをしてもらうのは嬉しいのと同時に、私って母なのかと未だに母であることに慣れられない自分がいたりします。母の日が自分の日だなんてなんだか不思議な気がします。

 当日は私は母の日どころではなく、「お母さんが一番働く日」となってしまいました。旅行前で忙しい時期でもあり、本当に超多忙な母の日となりました。

 これが小学生くらいになったら何か自分でかわいいことを考えてプレゼントなどしてくれるのでしょうね。きっとその後、ティーンエイジャーや自分のことに夢中な20代前半あたりまでは「母の日なんて忘れちゃってたよ」と言われ、本当に育ててくれたことに感謝するのはショウミー自身が親になってからでしょうかね。


デンマークの公園のいいところ

2006-05-15 01:42:24 | デンマークについて
 
 公園は日本にいてもデンマークに行ってもとにかくよく行く場所なのですが、デンマークの公園のとてもいいところは遊具の下が必ずというほど「砂」になっていることです。多分海辺の砂だと思うのですが、非常に柔らかくて万が一落ちたときの最上のクッションになってくれます。ジジはなかなかの怖いもの知らずでいろいろ本人の実力以上のことをやりたがるので、見ている私の心臓にはこの砂は大変ありがたいものです。

 義母の団地もそうなのですが、デンマークではかなりあちこちに公園が配置されています。広い芝生、登ったり探検したりできるようなちょっとした丘、砂場や遊具などがあり、日本よりも子どもたちが思い切り遊べるような構造になっているように思います。日本は敷地が狭い上に、いろいろと盛り込みすぎている公園が目につきますが、デンマークはひたすら広く、下は芝生なので本当に遊ぶのにはいい環境です。(日本は砂利の公園が多い。)

 また公園ではありませんが、どこにでもちょっとした遊具が置かれているのもすばらしいところです。空港にはプレイスペースがありそこに遊具が置かれているほか、そこここに小さな乗り物が用意されています。この小さな乗り物はショッピングモールや街の商店街などにも必ずあって、親子ともにとても助かります。

 ちなみにデンマークの遊具はけっこう日本の公園でも見かけます。私の住んでいる区では特にたくさん見かけるのですが、日本でさんざんショウミーとジジが遊んだ同じ遊具でデンマークでまたもや遊んでいるのはちょっと可笑しいものがありました。勝手知ったる遊具という感じで、2人は何も思わずにひたすら遊んでいましたけど。

 区といえば、一度機会があって区の土木課(公園を管轄)に公園の遊具の下に砂を敷いてもらえないかどうか聞いたことがありました。砂はネコなどのトイレになって不衛生になること、管理が大変なこと、いろいろと言う人がいることなどで無理と言われました。ネコのトイレねぇ・・・。デンマークではどうなのかしら?と思いました。管理についてはデンマークでそんなにしょっちゅう管理しているようには思えないのですが、どうなのでしょうね?

母子が健康に暮らせる国、北欧

2006-05-15 00:59:24 | デンマーク・ニュース
 先日の朝日新聞に母子が「健康に暮らせる国」の記事がありました。1位がスウェーデン、2位がデンマークとフィンランド、4位がノルウェー、オーストリア、ドイツ、日本は12位にランクされています。日本は子だけだと1位になりましたが、母親が18位だったそうです。

 この調査をしたNGO「セーブ・ザ・チルドレン」のホームページを見てみましたら、調査は以下の項目に基づいています。
・妊娠・出産で亡くなるリスク
・近代的な避妊を行っている女性の割合
・適切な技術を持つ人(医師など)の出産立会いの割合
・貧血のある妊婦の割合
・大人の女性の文字を読める割合
・女性の政府機関への進出度
・子どもの死亡率
・初等教育の入学の割合
・安全な水を確保できる人口の割合と5歳以下の栄養不良児の割合
とありました。

 詳しいリポートのPDFが見れなかったのですが、デンマークを含む北欧では女性の政府機関への進出度、近代的な避妊(ピルが行き渡っている)のあたりが日本に比べて高いポイントを取っているのかなと思いました。

 一概にこの調査だけで各国を評価するわけではありませんが、北欧の社会政策、福祉政策がこういうところではやはり総合点が高いのですね。必要なところには適切な対応を行い、時間をかけて健全な社会を追求してきた結果だと思います。半面、この調査には見えてこない医療の問題も日本人としては感じるところもありますが。

マグレーテ2世女王のレセプション その1

2006-05-13 02:21:53 | デンマークの行事
 一昨年の話になりますが、デンマークのマグレーテ女王が来日した際にレセプションがあり、在日デンマーク人が呼ばれるということがありました。デンマーク人の夫と結婚して、これが現在もっとも華々しい出来事だったかも?ということで記憶をたどって書いてみようと思います。

 まず女王が来日する数ヶ月前に我が家に1通の招待状が届きました。夫とその妻に向けて、まさに正式な招待状でこんなのを受け取ったのは本当に生まれて初めてで、一民間人の私としてはこれだけでドキドキしてしまいました。招待状は確か英語で書かれていたと思います。そして参加できるか、その場合は参加者の名前を書き、車で来る場合の車のナンバーも尋ねられていました。返信するとまた同じような封書で、赤いリボンとグリーンのリボンが入っており、当日はこれをつけて来るようにとのことでした。

 招待状には男性はダークスーツ、女性はそれに準ずるものというようなドレスコードも書かれており、さて何を着ていけばいいのー?と楽しい悩み。不思議なことに女王に招かれていると思うと(いくら形式だけでも)、こういうことを考えるだけでなんだか緊張してきました。緊張して息が浅くなりつつ、ちょっと着物のことも頭をよぎりましたが、目立ってもいけないと思い、茶色のごくシンプルなスーツで行くことに決めたのでした。

 さて当日。会場は赤坂の迎賓館。そこまで続く道路には両側の歩道にデンマークの国旗が飾られ、ヨーロッパの貴族の館のような迎賓館をバックにとても美しい光景だったことを覚えています。その迎賓館の入口にはデンマーク人、恐らく大使館関係の方、迎賓館のスタッフの方が並び、そこへ横付けしたうちのおんぼろレガシーはかなりこの雰囲気にダメージを与えたに違いなく、さすがの私の恥ずかしくなりました・・・。

 車はもちろんスタッフの方が移動してくれて、私たちはまさに迎賓館の入口玄関で車を降り、鍵を預けます。なんというセレブレティ待遇、ということでふかふかの赤絨毯の私は、転ばないで歩くのがやっとというくらい緊張してしまったのでした。これが他の皆さんのようにヨーロッパの高級車だったりしたら、もっと落ち着いて行動できたのかしらん? シンデレラはいきなり舞踏会で王子様と踊って、どんなにか緊張したことだろう、なんてことを考えつつ、私は階段を登っていきました。

 階段の上には3人のデンマーク人のお迎えがありました。バレリーナと音楽を奏でる2人です。バレリーナが優雅にお客様を迎えているのですが、これまた私は街中のパフォーマーではなく、こんな正規なアーティストたちのお出迎えにますます緊張・・・。でも本当に夢のような世界を演出していて素敵でしたよ・・・。

(続きはまた次回に書きます。)