デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

明日からデンマークです

2007-04-15 06:07:08 | 日記
 あっという間に明日からデンマークとなってしまいました。パッキングはおそらく今日の夜遅くとなりそうで、ぎりぎりになってやるので焦って何かひとつは忘れるのですよね・・・(前回は私の下着を忘れ、着いた日に義母と一緒に買いに行きましたっけ)。

 今回はデンマークの初めての春でとても楽しみな旅行です。結局下調べの時間もなさそうですし、宿も予約せず、適当にシルケボーのあたりに旅行に行くのも、少しわくわくしています。

 日本に5月半ばに戻ったら、またブログに見たもの、感じたもの、などなどを書いて行きたいと思っています。

どうぞ、召し上がれ?

2007-04-13 06:53:57 | デンマーク人
 先日のイースターイベントの際、ちょっと面白いトピックスがありました。それは食事のマナーについての話で、デンマーク人は皆が揃って食べるということを誰かが言い出し、他の人もそれに同調していました。デンマーク人は皆がテーブルに座ったところで、いっせいに食べ始める、対して日本人はお母さんが「温かいうちに食べなさい」などと言って、お母さん抜きでしばしば食べ始め、お母さんはキッチンから運び終わってからテーブルにつくといったような話でした。

 しかし、夫のデンマークの実家では、夫の兄はときどき先に食べてしまうし、クリスマスのディナーのときですら、招いたゲストが義母がまだテーブルについてないのに食べ始めてしまうしで、私にはどうもデンマーク人の揃って食べるという印象がありませんでした。反対に私の実家では、できるだけ「いただきます」と皆でいっせいに食べ始めたものです。今の私の家族でも、子ども達がフライングをすることもありますが、基本的には皆で「いただきます」です。

 その場の結論としては、要はマナーの問題、ただし傾向としてデンマーク人、日本人には食事を始める際に先に挙げたようなものがある、あとは人によって違うということね、となりました。

 この話で思い出したのですが、前回デンマークに行ったときにも同じような発見がありました。デンマーク人は予定を間近にならないと入れないのんびり派、という私のイメージに皆が異議を唱え、いや、デンマーク人はものすごく予定を組むタイプ、すごく前から予定を入れてあるし、予定が決まっていないと嫌なようだ、と教えてくれたのですが、これもデンマーク人と日本人のイメージが、私はまったく逆のもので考えていたのでした。

 こういう国民性を探り出し、分析して、意見交換するのはけっこう楽しいものです。そしてなぜか私の持っているイメージがいつも皆とずれています(笑)。これからも何か気づくことがあったら、ぜひ皆にぶつけてみて、修正してもらわなくては!ですね。

父兄会の役員決め

2007-04-11 17:51:39 | 母親業・主婦業
 今日、幼稚園での役員決めがありました。年長さんということで、役員になると先輩ママとしてやや責任が重く、また卒園対策委員も選出しなくてはならず、毎年、年長はもめるのが恒例と聞いていました。今日はもめはしなかったものの、終わってみてさわやかな気持ちとは言えず、何かしら重いものを感じています。

・仕事をしていてできないというお母さん
  →それは個人の自由であり、幼稚園は仕事を持っていないことが前提の時間帯であるため、どうなのだろうという意見があります。「だったら保育園に行かせればいいじゃない」というのですが、それはやや乱暴な結論ではあるものの、あながち否定もできない意見だと思いました。

・非常に楽な係りを先頭を切って担当するお母さん
  →大役をやりたくない気持ちは本当にわかるのですが、あまりにもみえみえなやりかたで、正直、彼女に対して私はちょっぴり失望してしまいました。

・1学期と3学期は動けないというお母さん
  →2学期なら動けるという提案に一見聞こえますが、2学期メインの仕事はなく、どうしても3学期メインとなるところで、つまりはやりたくないということなのでしょう。

 日本はお母さんたちの学校関係へのかかわりが濃厚で、今後ずっと春にこういった決まったことを行わなくてはいけないのかと思うと少々憂うつになります。かといって私自身、役員をやりたくないという気持ちもあり、人を非難するつもりはないのですが、なんと言うのでしょうか、自分さえよければいい、何があっても逃れよう、役員なんて冗談じゃない、という気持ちに毎回接することになるのが憂うつなのですね。

 どこかで割り切って、今回だけはがんばります、というような気持ちで、お互いに役員をうまく引き受けられればいいのにと思いますが、そうもうまくは行かないようです。学校などに上がると、仕事を持っていない人が毎回行い、仕事を持っている人は役員決めのときに参加もしないという話も聞いています。逆に、仕事を持っているのに押し付けられて、半休を取ったりしてやっとこさ対応しているという話も聞いたことがあります。

 アメリカでは父兄会は主に夜、開かれていたように思います。これは仕事を持っていても持っていなくても参加できるよう、また父母どちらでも参加できるようとう配慮でしょうか? 日本でもこういった変更は無理なのだろうかと思ってしまいます。

 あるいは学校側が、こうした父母のボランティアに頼るのはやめられないのでしょうか?臨時でお手伝いを募ったり、1学期に1度くらい何らかのボランティアに参加してもいいかもしれませんが、広報や卒業関係はこんなに大変でいいのでしょうか?子どもがまだ小さいため、小学校のことは意見を言うほどわかっていないのですが、学校のことをできるだけ学校でできる範囲に収めるようにするというのは、考え方として成り立たないのでしょうか?

 父母としてできる範囲で子どもの教育に携わり、学校と協力することは非常に大切なことと思います。それとこの各種役員がどれほどの同意義であるのか、とても興味が出てきました。デンマークでも子どもの勉強の内容の決定の一部に親が関わったり、たまにバザーのためにクッキーなどを焼いたりすることもあるようですが、ここまで親に「負担」という話は聞いていません。今度デンマークに行ったら、そういうところも探ってみたいと思っています。

イースターイベント

2007-04-10 12:42:35 | デンマークの行事
 先週の土曜日、知人の河口湖の別荘宅でデンマーク人・日本人家族が集まり、イースター(デンマーク語ではポスケ)のイベントを楽しみました。4組の家族が集まり、子ども達は6人。それはにぎやかなランチから始まりました。
 
 ランチはイースターのランチということで、フリケスタイ(豚肉をじっくりと焼いたもの)やミートボールなどを中心としたデンマーク風のものでしたが、卵料理をメインにするものと思っていた私は、どうもどこかの国のイースターの食事と勝手に混同していたようです。ペーパーナプキンが黄色地にかわいらしいいろいろな卵が描かれたものでした。日本だとイースターを祝う習慣がないので、こういうものは手に入りませんね。

 ランチの後はお待ちかねの卵探しです。お庭に隠された卵やお菓子、小さなお絵かきセットや粘土などを子ども達が探しました。お誕生日にもこうした宝探しをしますが、子ども達は本当にこういうのが楽しそうです。

          
          卵を探して一目散に走り出した子ども達

          
          見つけたものを皆で分けました。

 この後は大人たちはまたまたお喋り、子ども達は家中を走り回ったり、色をつけた卵にシールを貼って「自分の卵」を作ったりしていました。

          

 デンマークではこのイースターが春の訪れとなるようですが、ちょうどこの日は寒く、夕方からは霧も出て、なんだか本当にデンマークにいるような気分になりました。訪れた素敵な別荘は、リビングに暖炉があり、北欧の小物も置いてあり、ますますデンマークのヒュッゲな雰囲気でした。

ファーモアからの手紙

2007-04-06 06:40:02 | デンマークの行事

 ファーモアから届いたポスケ(イースター)のお手紙です。子ども達それぞれに宛てられた手紙には手作りの切り絵が入っており(封筒も手作りでした)、切り絵にはぐるりとポエムが書いてありました。同根された卵の形をしたお菓子の入れ物には、ぎっしり小さなお菓子が詰め込まれていました。

 このポエム、デンマーク語で韻を踏んでいるのですけれど、こういうのはちょっと訳してもらっても日本人の私にはぴんと来ませんでした。日本語にしてしまうとその韻が消えて、だから何?ということになってしまいます。でもポエムを贈るという習慣はちょっと素敵です。贈れと言われると困ってしまいますが、もらう分には少々わくわくなのではないでしょうか?ちなみにファーモアのポエムはどこかから引用したようです。

お花見のケーキ

2007-04-06 06:31:42 | 日記
 よく晴れた先週の日曜日、新宿御苑でお花見をしました。今年はいつもの私の友人達に加え、デンマーク人・日本人家族と一緒に、楽しくおいしいひと時を過ごしました。

 写真はデンマーク人のDが作ってきてくれたケーキです。あまりにかわいいので写真を撮らせてもらったのですが、大きなチョコレートのケーキの上にアイシングがかけられ、その上には桜の花が! こういう発想は外国人ならでは、という気がしました。ケーキの上の桜は、皆をひときわ楽しい気分にさせてくれました。