デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

もうすぐ卒業式

2010-03-23 23:38:57 | 通信制大学・大学院
 少々春らしくなってきた今日このごろ。自転車で近所を走っていても、モクレンが花盛り、ほかにもミモザ、チューリップ、パンジーなどなどが咲き、今日は桜の花がひとつふたつ開いているのを見ました。

 最近はすっかり忘れていたけど、そういえば春って別れの季節なんですね。昨日、ショウミーのサッカーチームの6年生の送る会があり、これまでのDVDやコーチや選手たちのスピーチを聞きながら、つい涙・・・。ショウミーの担任の先生ともお別れだし、なんだか昔の卒業のときのとてもせつない別れの気持ちを、今度は親の側として味わう春です。子どもは未来に向かってはしゃげる気がしますが、大人はそれがない分、ひたすらせつない気持ちになる春です。

 親の側の気持ちといえば、このところ大学院の入学の書類や学費などの準備をしています。入学する学生の、4月からの学生生活への期待と不安で胸がどきどきする気持ちとともに、学費を払い、意外とたくさんあるペーパーワークをこなす親の気持ちの両方を味わい、なんとも複雑な不思議な気持ちの春でもあります。

 さて。ところで、この春は私の卒業式でもあります。あさって、25日がいよいよ卒業式です。日大は大きいので卒業式は全体で武道館で行うのですが、私はジジをいつもの幼稚園の友達のミワちゃんに預かってもらうので、卒業式はパスして、学位授与式だけ出席、その後の祝賀会も欠席の予定です。そして、論文の指導教官がなんとか3時ごろに時間が空きそうなので、一応、ご挨拶に伺おうと思っています。

 ここまで来るのに3年の道のりでした。最初はリポートの書き方にも、テキストの読み込み方にもいちいちとまどい、初めてのテストのときは震えるほどの緊張を味わったり。それでもたまたま最初のテストでよい成績が取れ、以来、なんとかいい成績を取りたいと思って、テストを受けてきました。忘れられないのはテスト会場を間違えたこと!テスト勉強をしようと、1時間くらい早めに家を出たので間に合いましたが、あのときは本当に焦り、歩いて10分の道のりをタクシーを飛ばしたなぁ・・・。

 そして、ここにも何度か書いた卒業論文ですが、12月に提出し、間違いを発見して2度も再提出・・・。1月の論文の面接までは、まったく論文が通るかどうか検討がつかず、まさに判決を待つ被告のような心境でした。万が一だめだったら、単位はぎりぎりなので、せっかくの大学院もだめになってしまうし、どうしようなどと考えてしまいました。が、45分間の面接は、教授との有意義な、ある意味楽しいやりとりをさせていただき、しかも成績は最高点のSをいただいたのでした。もちろん、各科目のよい成績も嬉しいものですが、集大成の論文でよい成績をもらったことは、本当に何よりも嬉しかったです。

 ミワちゃんを始めまわりの友達に止められたので、袴は着ませんが(先生に間違われるからやめろとか、似合わないとかさんざん言われました~)、普通にスーツで25日、行ってこようと思っています。ひとつの節目として、やっぱりちょっと嬉しい気がします。

行ってきました、ディズニーランド

2010-03-19 17:28:26 | 日記

 我が家はあまりこれまでテーマパークなどは行ったことがないのですが、今回、初めてディズニーランドに行ってきました。まあ、一生に一回くらいは連れて行かなくてはとずっと思っていたので、妹一家が行くのに便乗して、皆で会社も学校も幼稚園も保育園も休み、一昨日行ってきました。
 
 私自身、もう15年ぶりくらいだったので、前日はママたちにあれこれリサーチ。行ったらすぐにこれをしたほうがいい、この乗り物はおすすめ、ポップコーンはこの味がおいしい、などなど情報をもらい、準備もばっちり。開園とともに、早速言われたとおり、夫はバズライトイヤーのアストロウラスターにファストパスを取りに行き、私は子ども達とスペース・マウンテンに走りました。

 3-4つ乗ったところで、妹一家と合流してランチを食べ、午後はファンタジーランドでピーターパン空の旅を楽しみ(私が一番乗りたかったもの)、スプラッシュ・マウンテンで一家で騒ぎ、あとはポップコーン(チョコレートがおいしかった)を食べたり、パレードを見たり、お店をひやかしたりして、ややのんびり過ごしました。

 そして、楽しかったのがウエスタンランドにあるウエスタンランド写真館です。子ども達も夫もウエスタンスタイルの服を着て、銃を持ってのりのり。私もおかしなボンネットなんてかぶっちゃって、互いの姿を見ながら大笑いし、楽しいディズニーランドの一こまとなりました。

                    

 夜は、早めの夕食(5時だとぜんぜんレストランが混んでいませんでした)をまた妹たちと合流して取り、買い物を少ししてから今度は夜のパレードの場所取りをし、皆でエレクトリカルパレードを見て、解散となったのでした。子ども達を見るディズニーランドの夜の幻想的な景色は、彼氏と見るのともまた違った、いいものでした。

 今回、子ども達は乗り物はほぼすべて乗れるし、親とも一緒でまだ楽しい年齢だし、私達もまだいろいろと乗る体力もあり、ちょうどいい時期に行けたように思います。楽しい記念すべき一日になりました。次回は子ども達はもうきっと友達と一緒に行くことでしょう。その前に、数年したら今度はディズニーシーに一家で行くかもしれないけれど・・・。

 ところで、ディズニーランドって本当に客商売の頂点だわと思ったのが、従業員の方たちがすべてを笑顔でこなすことです。パレード前に通行整理をする際も、かなり強引な要求なのに笑顔で言うからお客さんたちは文句も言えずに従う。お店で「プレゼント用に包んでもらえますか?」と聞いたら、「はい、お値段を取りますね。あとは中に袋を入れておきますね」と笑顔。結局は包んでくれるサービスはなくて、そんなことするつもりがないのだけど、Noと言わず、Yesと言ってやらないので、ついこちらはそれ以上要求を出せなくなる、という仕組みでした。うーん、こういうのが他人を操るテクニックなんだわ、と感心してしまいました。

Zoologisk Museum 動物学博物館

2010-03-06 07:40:43 | デンマークのあちこち
 冬のデンマークでは旅行者が楽しめることは限られてしまいますが、子ども達がとっても楽しめたところがここ、Zoologisk Museum(http://zoologi.snm.ku.dk/) 動物学博物館(と訳すのかな?)です。コペンハーゲン大学の中にあり、動物の生態についての博物館で、屋内で半日楽しく過ごすことができました。

          

 生きている動物はもちろんいいけれど、死んでいる動物たちは動かないので、じっくり見ることができます。はじめ、大学にちょこっとついている博物館かと思ったのですが、中に入ると本当に世界中の動物が見れるんじゃないかというほどの、たくさんの動物たちを見ることができ、とってもお勧めです。各コーナーごとにそれらしく演出されていて、まるで生きているかのように、上手に展示してあります。

 ショウミーと一緒に見ていて驚いたのは、ショウミーがたいていの動物の名前を知っていたことです。いちいち、私に名前や簡単な解説をしてくれ、ちょっとした先生のよう。親の知らないうちに、子どもって興味のあることはどんどん吸収しているのだなと思いました。子どもにあれこれ教えてもらいながら、いよいよ、これからショウミーはだんだん独自のショウミーになっていくのだなと、私は違うことにちょっと感動していましたが・・・。

          
          ワークショップやお絵かきなどができる部屋

 見終わってから中のレストランでランチ。子どものランチを頼んだら、なんだか動物の餌に見えてしまいました。でも、ジジはお気に入りのものばかりが乗っていたようで、喜んでぱくぱく食べていました。そういえば、上野動物園にも確かゴリラが食べるもののランチパックか何かがあって、そのときもショウミーは喜んで食べていたっけ・・・。

 隣の部屋はお弁当を持ってきた人が自由に食べられるようになっていたので、高いお金を払っていつもと同じオープンサンド Smoer broedだったので、こんなんだったらお弁当をもってくればよかったなぁとちょっと思ったのでした。(観光で滞在している方も、スーパーに寄って、パンとチーズやハムなど食べたいものを仕入れていくといいかもしれません。)