今年もまた恒例の友人との週末旅行に行ってきました。20年以上の姉妹のような友人と、4年前から始まった2人旅です。彼女は彼女の結婚前は私の一番の旅行友達であり、毎年貯めたお金をはたいては海外旅行に行っていました。最初に一緒に行ったのはニューヨーク。私は他の友人と1ヶ月ほど滞在していたのですが、その間に確か3泊ではるばるNYまで遊びに来た彼女(休みが取れないと言って3泊5日という強行スケジュールで来てました)、その3泊は全くといっていいほど寝ずに遊びまくったっけ・・・。ちょうどキース・ヘリングが亡くなった日で、クラブでキース・ヘリングが亡くなりました、というDJが入ったことを覚えています。
それから彼女とはロンドン、タイと続き、最後の旅行はパリでした。その後、彼女は結婚し、以来とだえていたのですが、私も2人目の子供を産み終えて、また旅行が復活しました(さすがに海外とはまだ行かないけれど、でもいつか行く気は満々!)。思い起こせば旅行に行くたびにいつもケンカ、確かタイのチェンマイでは大ゲンカして半日以上別行動したり、ロンドンでは彼女は怒って一人でエジンバラに行っちゃったっけ・・・。(一人ホテルに泊まった私は夜中に幽霊の足音を聞いた!それでいっぺんに私は弱気になり、次の日彼女が戻ってくるのを心待ちに・・・。)それでも不思議と帰ってくるとすぐに「次はどこに行く?」と企画していました。まあ、こういう姉妹みたいな関係もある、ということなのでしょうね。
昔は私達は本当に新しい国や都市に憧れ圧倒され、体験し、ショッピングに夢中になったり、夜遊びしたり、という旅行で、それはそれで輝かしい青春の思い出ですが、それなりに人の親となり、人の死や彼女の病気、いろいろな悲しいことも経験し、今は年に一度、温泉に入って、おいしいものを食べて(主婦である私達には上げ膳据え膳だけでありがたく感じる)、マッサージなどをしてもらって、観光目的よりも「ゆっくりと2人で時間を分かち合い、人生を分かち合う」という旅行目的に変わってきています。ちょっと皺の増えてきたけど、馴染みのお互いの顔を眺めて、話が過去や現在や未来を行ったり来たりしながら、心置きなく喋るのは落ち着き、長年の友人ならではの楽しさがあります。
人生の半ばにして(もうすぐ誕生日で大台に乗る私!)、いろいろ考えるところのある今日このごろ。こうして同じスピードで生きていける同い年の友人がいるのは、心強く嬉しいことです。しかも昔から互いに知っているので、若い頃の、人には言えないようなとんでもない言動をお互いにつかんでおり、そういうところも今さら隠したり取り繕ったりする必要もなく、気の置けない楽な関係です。ちなみに今回のトピックスのひとつは「今、明かされる!彼女の結婚前後の上司との怪しかった関係」です。まったく何やってたのよ~!というエピソードを新たに聞くことができました。ま、いろいろあって、今日があったわけですね。
さて今回行ったのは諏訪湖でした。上の写真は凍てつく諏訪湖!子どもとの旅行でこの時期に諏訪湖に来るのは考えられないので、寒いけれど、それはそれでなんだか可笑しくて楽しいものがありました。諏訪湖に泊まり、翌日は松本へ。松本は思っていた以上に洗練されていて(失礼!)、かわいいギャラリーやレストランがちょこちょこあって、素敵な町でした。武士に思いをはせつつ、松本城にも登りました。すごい急階段でこれなら敵も攻めにくかったかもしれません。そうして私達は遅いランチを食べて、夕方、それぞれ、名古屋と東京へと分かれて日常生活にまた戻っていったのでした。あー、次回の旅行はどこにしようかなー?そろそろ韓国とか香港とか行けないかなぁ???
松本の小道