デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマーク首相来日

2006-11-22 21:03:56 | デンマーク・ニュース
・・・なのだそうですが、日本ではほとんど報道されていないようです。私が購読している新聞でもYahooのニュースでも取り上げておらず、検索してみたところ毎日新聞でのみ、記事があったようです。(もしかしたら他にもあるかもしれませんが。)

 昨日、ラスムセン首相と安倍首相が1時間強の会談が行われ、安倍首相としてはヨーロッパからの初めての首相レベルの訪問となりました。両国は科学や学生、ビジネスやテクノロジー面において、多大なる交流を図っていくことをアグリーしたそうです。

 日本の報道としては、
「安倍晋三首相は21日、デンマークのラスムセン首相と首相官邸で会談した。安倍首相は日本と北大西洋条約機構(NATO)との人的交流での関係を強化する考えを示し、ラスムセン首相も支持した。
 NATOと日本や豪州、ニュージーランドなど「域外国」との関係強化については、ラトビアのリガで28、29両日に開かれるNATOの首脳会合で議題になる予定。外務省によると、ここで関係強化について合意し、NATOのセミナーへの自衛官の参加やNATO幹部の来日などの交流を拡大させる考えという。
 また、安倍首相は会談で北朝鮮の「核、ミサイル、拉致」の三つの問題への協力を要請。ラスムセン首相は「6カ国協議を通じて政治的圧力を最大化することが国際社会のとるべきアプローチだ」と応じた。【西田進一郎】
(毎日新聞) - 11月22日9時59分更新」

とありましたが、デンマーク首相の目的は政治ではなくビジネスだったということで、このへんの思惑は少々温度差があったものの、両者がいい形でそれぞれの国民に報告できるようでよかったですね(?)。

 しかしながら、せっかく日本に来たにも関わらず、食事もなく短時間の会談だけだったという今回の訪問、何だったのかなあと不思議です。同じイラク駐屯仲間として、デンマークはアジアへの、日本はヨーロッパへの窓口という役割があるのでしょうか? この後、韓国に数日滞在する予定だそうですが、そちらがメインだったのかもしれません。

ショウミーの七五三

2006-11-22 07:11:49 | 日記

 11月18日(土)、ショウミーの七五三が無事に行われました。2ヶ月ほど前から準備に取り掛かり(私の結婚式より長い準備期間でした)、当日はまさにパズルのようなスケジュール組みでどうなることやらと、多分母親の私が一番緊張したと思います。

 朝7時から着付けやヘアメイクを開始、私、ショウミー、私の妹、そして妹の子ども(3歳)のすべてが終わるのに予定通り3時間かかりました。妹の子(つまり姪)が小さくて待てないだろうと最後にしたのですが、姪がピンクの着物を着た途端、ああ、やっぱり主役は小さな女の子だな~と思いました。女の子は華があるのですね。そしてここで実は妊娠6ヵ月の妹が、無理して着物を着たものだから苦しくて貧血を起こす、というハプニング発生!ソファに倒れこんでほとんど反応しない妹にあわや「救急車!?」などと焦りましたが、着物を脱がせ、ほどなく元気が戻ってきました。一件落着したあとは「なんで無理して着物を着るの。馬鹿!」とお小言しきりでしたが、本当に大事に至らなくてほっとしました。

          

 10時からは写真屋に車を飛ばし、笑いと涙(ジジがぐずぐずしていました。おかげで兄弟での写真は撮れず)の撮影をし、いったん家へ。そして今度は集まってくれた従兄弟たちも一緒に神社にお参りに行きました。幼稚園のお友達も駆けつけてくれ、ショウミーは一気にテンションが上がり、いつもテレビで見ていた時代劇の気分で立ち回り・・・。着物が汚れるから止めなさいと言いつつ、なかなか似合っているなあ、と。その後、神主さんに祈祷していただきました。

 お昼ごはんを近くの日本料理のお店でみんなで食べるころには、ショウミーの着物も乱れ始め、だんだん馬鹿殿という感じになってきましたが、思ったよりは汚さずに食べていました。大人8人、子ども4人と大勢でお祝いできて嬉しく思いました。

          

 その日は結局は夕食まで大人同士、子ども同士で楽しく過ごし、まさに一日がかりの七五三となりましたが、こうしてしっかりと(ある意味)一人前になってきたショウミーを皆で祝う一日となり、嬉しく、記念すべき日となりました。特に男の子にとっては一度きりなので、親にとっても大きな節目のように思います。これからはショウミーは一人の人格として、自分の人生を歩み始めるのでしょうね。

 それにしてもデンマークで娘のコンファメイション(14才の儀式。正式にキリスト教徒となり、同時に昔はこの儀式をもって、大人とみなされた)をしたある友人は「ミニ結婚式だった」といろいろな意味で言っていましたが、わかるような気がしました。こういう子どもの成長を祝うイベントは、親にとって非常に大変であり(金銭的にも)、でも感慨深いものであり、そしてややさみしい気分になるものなのですね。七五三はそんなにさみしい気分にはならないけれど(まだ私にまとわりついていますものね)、子どもが大きくなるにつれ、イベントはさみしい気分が増すのでしょうか?