デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

10年ごとの計画

2009-07-15 09:25:48 | 引越し計画
 10年手帳というものがあるらしく、私の周りで2人ほどその手帳を買って、いろいろと書き込んでいるという話を聞きました。ちょうど移住計画もあり、年齢的にも折り返し地点を過ぎ、そして子ども達も少し大きくなって少々先が読めるようになった私。今後の人生についてちょっと考えてみると、ふむふむ、大きく10年単位で変わっていくように思います。

 今からの約10年は御殿場方面に引越し、そこで思い切り子ども達との生活を楽しむ時代です。その分こちらから与えることの多い時期でもありますが、子ども達は本当に面白いので、できるだけ一緒にくっついて、一日一日を楽しく過ごしたいものです。

 その後の10年は変化の10年かなと思います。子ども達の基本的な教育が終わるので、子ども達には絶対に日本語を母国語にしてもらいたいという私の願いもかなうことでしょう。そうしたら、もし夫に転勤があれば、家を売ってどこか違うところ(海外でも)にまた移住するのもよさそうですし、場合によってはムリヤリ子どもを留学させて、私もそれについてプチ留学、なんていうのもいいなぁなんてお気楽な夢もあったりします。ベースは夫の仕事場がどこになるかによって変わってくる、もしくは変わらないけど、いろいろと変動的なことがあっても楽しいはずです。

 そして、次の10年間は定年を迎え、名付けて「漂流の時代」の予定です。以前からの夢なのですが、半年ごとに好きなところに住んでみるというのをぜひやってみたいものです。パリにアパルトマンを借りて生活してみる、プーケットでホテルに住んで読書三昧、長野で(夏の)南アルプス暮らしをやってみる、なんて本当に本当に素敵です。それで気が済んだら(お金が尽きたら、ですね)、東京に戻ってアパートを借りたいと思います。

 最後はどこまで元気かわかりませんが、特に実家などない私は東京での気ままで便利な暮らしがよさそうに思えます。東京でしたら、家族や友人にも会いやすいでしょうし、何より買い物や日常生活に便利、車がなくても生活できるし、病院だってたくさんあります。いつか自力で生活できなくなるまでは、一人暮らしか二人暮らしかはわかりませんが、こじんまり、楽しく暮らしてみたいと思います。

 日本人は農耕民族なのでどちらかというと定住型といわれますが、せっかくの人生、私は、ほどよく変化も欲しいもの。ずっとひとつのスタイルを維持するのではなく、その時々の家族構成や状況を楽しみつつ、変化のある暮らしを楽しむというのをこれからできたらいいなと思っています。

 しかし、かなりの行き当たりばったり、流され型の私ではありますので、10年はおろか実は1年先もよくわからなかったりしますが。そういえば、この今のマンションを買ったときも、これで一生ここをベースに生きていこう!ここがショウミーとジジの実家になるのよ~と思ったことを覚えています・・・。

早くもマイホームの夢、縮小か?の週末

2009-07-08 06:27:08 | 引越し計画
 週末、デンマーク前の最後の御殿場方面リサーチに行ってきました。飲み会の次の日、バファリンを飲みつつ、いざ出発。向こうには11時に建築家の方から紹介された不動産屋さんとアポイントがあったのですが、少々早く着き、子ども達を遊ばせるために五竜の滝へ行きました。なかなか本格的な滝とその川の上の長い吊り橋(5人までしか乗ってはいけないという、スリリングな橋)で一騒ぎしてから不動産屋さんに向かいました。

 のんびり話す70歳くらいに見えるその不動産屋さんは、一通り私たちの希望の話を聞いた後、「うーん、ちょっとなかなか、ねえ・・・、難しいねぇ・・・」とのこと。私たちが探している広い土地は出にくく、もし出るとしたら別荘地や駅からかなり離れた不便なところとなり、そうなると希望の小中学校から近いところに住むということが叶わなくなるそうです。以前視察に行き、私がいいのではないかと思っていたところは、小学校がその住宅地の真ん中にあるのですが、人数がとても少なく2学年で1クラスになっていたりする上、中学校以上は送り迎えとなり、「奥さんが本当に疲れちゃいますよ~。」と言われ、そのしみじみした柔らかな口調で言われると「はい、じゃあ、やめます」と素直に却下となったのでした。

 この5-6年、子どもの幼稚園や習い事、友達の家への送り迎えなどさんざんやってきて、かなり時間を費やしており、送り迎えは徐々に卒業したい私です。小・中学校は近く、それ以外はなんとか子どもが自力で駅までたどりつけることが今回の土地探しの条件なのです。アメリカ人のお母さんなどは高校まで送り迎えをしている場合も多く、偉いと思ってしまいます・・・。

 1件、それではここはどうかなあ?と紹介してくれたのが、裾野市にある物件で400平米以上の広い土地、そして裏には1000平米以上の山林がついているというものです。山!それはなかなかいいじゃない、子ども達も遊べるし、たけのこも掘れるし、開拓すれば少々の畑もできるかもしれない、ということでそこの地図をもらい、子ども達はジュースやお菓子をもらっておいとまし、早速見に行くことにしました。

 その物件までの車中、山を持つという夢が広がり、わぁ、どんな土地なんだろうとうきうき(誠に単純。すぐ妄想)。が、いざ着いてみると、山はあるにはあるものの、なんとあまりの急勾配で入っていけないような山で、とてもここで遊んだりするのは無理!と思ってしまいました。おまけに逆に裏庭にそびえる山のせいで、暗くじめじめした感じがしてしまいます・・・。

 どうもこの移住計画、この土地探しで最初から暗礁に乗り上げる気配です。広い庭を持ち、デンマークみたいな家を建ててみたいと思っていますが、早くも希望するような土地を見つけるのは難しいようで、ちょっと条件を変えなくてはならないようです。

 今までは「広さ」「便利さ」の両方を兼ね備えた土地と思っていましたが、引き続きその条件で探すものの、夫と話し合い、もう一方で「便利さ」優先で探すことも同時進行してみることになりました。やはり毎日の生活のことなので、家族それぞれ全員が快適になるべく快適に過ごすことも大切です。来年の春先ごろまでに土地を見つければいいので、そこまでは希望の土地探しをしますが、それまでに見つからない場合、土地を縮小する、便利なところに賃貸で住むなど、いろいろな選択肢を考えていこうということになりました。

 早くもデンマークの家の夢、ややしぼんでおりますが、何にせよ引っ越すことは今のところ確実なので、またデンマークから帰ったらいろいろと動いていこうと思っています。

 

 

新プロジェクト・・・「御殿場方面移住計画!!!」

2009-06-14 06:43:03 | 引越し計画
 数年前からなんとなく、なんとなーく、「デンマークみたいな暮らし方」がしたいと考えていました。私の持っている「デンマークみたいな暮らし」のイメージは、まず広いプライバシーのある庭、季節のよいときにはいつもそこで食事ができ、子どもたちが好きなように遊べる、木や花、そして野菜なども少し植えてあるような庭があること。そしてシンプルで機能的で、窓が広くて、キッチンも広くて、収納がたっぷりあって、家族が気持ちよく過ごせる光のたくさん入る明るい家であること、なるべく環境を考慮してあること、そんな家での暮らしをイメージしていました。

 でも東京ではそんなのは絶対無理と私自身、現実的には考えていなかったのですが、このところ、東京を離れてもいいかなという気持ちが芽生え(春ごろから)、もし東京でなければ、広い土地を購入できるかもしれない、そして私の理想の家を作ることができるかもしれない、そうしたらお庭でのんびり、ハンモックで昼寝ができるかもしれないと考え始めました。すると、ふつふつと私の中でこの新しいプロジェクト、移住計画があっという間に広がり(ほとんど妄想!)、即決定!家族の皆さん、私についてきてね~!!

 東京を離れてもいいかなと思った理由はいくつもありますが、大きなところでは、もう20年くらい十分に東京の暮らしを堪能したこと、東京を離れても楽しく暮らせそうな気がしてきたこと、いつでも東京に行こうと思えば行ける距離に住めばいいこと、そして夫が仕事で御殿場方面に勤務が増えてきたことがあります。

 ちゃんと決心したのは4月でしたが、すでに何度か現地に赴き、どのあたりに住みたいか、御殿場周辺はどんな感じなのかなど見に行ってきました。でも何より大切なのはまずは資金計画です。ローンのたんまり残っている今のマンションからの買い替えとなりますので、5月になって、ここが売れるかどうかを購入したときの不動産やさんに相談しました。いろいろ試算した不動産やさんが、大丈夫!と太鼓判を押してくれたので、いよいよこの移住計画が現実的なものとなりました。売れると聞いて、嬉しさ半分、そして既に大好きなこのマンションを手放すことの寂しさ半分ではありましたが・・・。

 一方、今度は家をどうやって作るのかという悩みが始まりました。建築家に頼むのか、工務店に頼むのかというところで悩んでいます。一人建築家に会ったのですが、早速土地を探してみます、と頼むかどうかもわからないのに言ってくれました。不動産屋さんも買い替えのローンを面倒を見てくれる銀行さんを紹介しますと言って、来週その銀行とのアポがあるし、なんだかちょっと声をかけてみたら、どんどん周りが動いてくれちゃうという状況になってきていて、不思議な感じです。

 どうも一番難しいのが土地探しで、私たちの理想の土地が見つかるかどうかは運次第です。近々もう一度現地に出向いて、いくつかの不動産やさんに探す依頼をしてこようと思います。土地は必ず建築士さんに見てもらわないと買ってはいけないそうで(あとでいろいろな問題が発生するのを素人ではわからないからだそう)、土地を購入する前に、どこで家を建てるのかというのも決めておかなければなりません。いろいろなことが急に同時進行です・・・。

 ここに来て、夫の仕事がますます御殿場方面にシフトしており、だんだん単なる移住計画じゃなくて転勤計画の要素も大きくなりつつあり、もし土地がみつからなければ、家を建てるのはあきらめて、賃貸でも引越しするということになりそう。ジジが小学校に入学するタイミング、再来年の3月には引越しとなる予定です。だいぶ先のことと思っていたのですが、土地を購入して家を建てる場合、2年は見ておいたほうがいいとのことで、実はそんなに余裕のないスケジュールだそうです。さてさて、どうなりますでしょうか!?

 それにしてもこのところの気持ちのよい天気に、私のお庭で昼寝、お庭でビール、お庭でゴロゴロなどの妄想は広がるばかりです・・・。

           

           

           静岡移住計画イメージフォト