デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

子ども達との毎日

2011-05-26 23:03:40 | 母親業・主婦業
 ジジの小学生生活もだいぶ板についてきた今日このごろ。子ども達と私の生活もだいぶまた様変わりしてきました。小学生2人のお母さんは毎日新しいことが次々起きて、相変わらずスリリングです。そして、子ども達との毎日は、一日一日、本当に貴重だなあと思います。子どもってちゃーんと一日ずつ成長しているのですよね。毎日、何かを確実に学んでいて、昨日の子どもと今日の子どもは違っています。だからとても「今日の」今目の前にいる子どもが大切に思えてきます。

 ジジは最大限に小学校生活を楽しんでいるようで悪友とともにやりたい放題(入学式翌日には女子トイレを覗いたらしい)、放課後は5時半まで学校で遊んで帰ってきません。ついでに夕食のときには、しばしば学校内での兄の失態も暴露してくれます。

 そんなジジはほぼ毎日、私に絵や小さな作品をくれますが、そういうのってとっても幸せ。手紙も字がかけるようになってからはよくくれます。最新のものはこの前私にものすごーく怒られたときの手紙で、「ままへ、いつもごめんなさい。ぼくわまちがいが4ある。1めはどんどんしない、2めはどあをゆっくりしめる、3めことばをていねいにつかう、4めゆったらすぐにやる。ぼくわそれをやればよかった?」という反省の手紙で、すごい形相で怒っている私と正座して泣いている自分の絵が描いてありました。あまりに可笑しくてかわいくて、ダイニングテーブルの横に貼ってあります。2番目の子はこういうこちらの思いもつかないようなことをしてくれるところが、手に負えないけれど、かわいいものですね。
 
 そして、ショウミーはいよいよ7月で10歳です。うちの小学校ではやりませんが、お友達の小学校では4年生の行事として「2分の1成人式」というのをやるそうです。ふーん、そうなのと思っていたけれど、いざショウミーがその年齢になるとその意味がすごくよくわかるようになりました。10歳ってすごく大きい。個人差もあるかもしれませんが、もうショウミーはなんでもわかるし、私とは別の個人としての自分をしっかりと持っているし、ある部分、私よりも大人の部分も出てきました。どうやら人間は10年でほぼ完成するようです。ここからは本人次第、ということがぐっと多くなるように思います。

 そんなショウミーは最近、急に自分のこれからのことを考え始めたようで、中学をどうしようかな~と言い出しました。サッカー選手になれないことは4年になってよーく自覚したようで、じゃあ、自分は何が得意なのかなと考えてみたらしいのですが、それで勉強をがんばる、と思いついたようです。中学受験なんて全く必要ないと思っていたし、経済的に塾や私立の中学校に行かせるような余裕もないので、私としてはそんなショウミーにひたすら、えー、えー、えー!?何言ってるの!?という感じです。親の私が思っていないようなことを、どこでこの子は考え付いたんでしょ??? まあ、こうして想定外のことが起きるから、子育てってスリリングで楽しくもあるのですけど・・・。でも勉強をがんばりたいというこの子の気持ちを親として汲んであげたいとも思いもし、この件についてはまあ、これからじっくり親子それぞれ、考えてみようと思います。ま、近所の中学校はとてもよさそうなので、そこでも十分ということで気楽な気持ちではありますが、でもやっぱりいろーんなことを考えてしまい、悩むなぁ・・・。

           

           この前見に行ったブルーマンと。
           こういう子ども達とのお出かけも、きっと今が一番できるときですよね?
           楽しもう!

まともな唐揚げ

2010-05-04 07:23:28 | 母親業・主婦業
 かれこれ主婦歴9年となる私ですが、いまだにまともに作れない家庭料理はたくさんあります。たとえば、野菜炒めがぱりっといかない、グラタンのなめらかさが足りない(缶のホワイトソースにどうしても勝てない)、煮物の成功率が50%をどうしても超えられないなどです。

 そんな中のひとつが鶏の唐揚げ。何度かやってみたのですが、どうしてもお肉が固くなってしまったり、揚げ過ぎちゃったり、とおいしくありませんでした。で、いつも唐揚げが食べたいなと思うと買ってくることにしてしまっていました。幼稚園の近くにとても唐揚げのおいしいお弁当やさんがあり、そこでときどき買って食べていたのですが、なんとそのお弁当やさんが閉店になることに・・・。多分一番閉店にショックを受けたのは私でしょう・・。何しろ2週間に1度、もしかしたら週に1度は通っていたんですから。

 でもなんとラッキーなことに、そこで同じ幼稚園のお母さんが働いていて、こっそりレシピを教えてもらっちゃいました。これであの味が再現できると、心から安堵したのが、もうかれこれ2年近く前のこと。それからなぜか作る余裕がなく(?)、やーっと先日作ったのですが、食べてみて、まさにこれぞ鶏の唐揚げ!おいしすぎるー!というものが初めてできました!

 揚げたてのほっかほか、お肉はふんわり、皮はほどよくかりっとしていて、ごはんが進みます。子どもも大喜び、夫も絶賛、そして私も生まれて初めて、おいしい唐揚げを自分で作れて本当に嬉しかったです。これで唐揚げは我が家の定番、たとえば誕生日などに作って上げられます。(なぜか誕生日は唐揚げのイメージの私。)ほんのちょっとしたコツで、このおいしい唐揚げが作れるのですね。仕込みの時間がかかるけど、でもそんなに実は手間はかからないので、これからちょくちょく登場することになりそう。

 そのコツは・・・。

 作り方はレシピ通り、おしょうゆ、にんにくとしょうがのすりおろしに一晩くらい漬け込むだけですが、このときに水を加えるのがコツその1です。水は鶏1キロに対して50ccくらいでしょうか。こうすると鶏肉がお水を吸って、とっても柔らかくなるのだそうです。

 コツその2。揚げるときに最初1分揚げて取り出した後、4-5分置いて、また1-2分揚げます。そうするとちょうどいい揚げ具合となります。ちなみに唐揚げ1つ分の鶏肉はだいたい40グラムくらいがよいそうです。

 大の唐揚げ好きの私・・・。しばらく我が家は唐揚げブームが続きそうです。

イソイソさん

2009-06-24 15:14:09 | 母親業・主婦業
 今年はショウミーのサッカーの育成委員(役員のこと)をやっているのですが、ショウミーのサッカー姿見たさに、私はお当番でなくてもよくグラウンドに行ってしまいます。週末、溜まった家事を尻目に、グラウンドに急ぐ私・・・。ショウミーが練習試合で走っている姿を見るのは本当に幸せで、その姿見たさに、ほんのそこまでの距離なのに小走りになってしまいます。そのキラキラした姿を見るだけで、喜んでいる姿を見るだけで、こんな幸せ今までなかったなぁ、なんて思ってしまいます。

 このような親ばかは私だけかと思っていたら、友達も最近野球チームに入った息子を時間の許す限り、グラウンドに見に行っているとのこと。デンマークの友人もわざわざ娘のハンドボールの試合を応援しに、スウェーデンまで行っちゃうし・・・。ふむふむ、同じ心境というわけですね。

 先日の運動会も、ショウミーの徒競走のときにはまた小走りになって、よく見える場所へ移動。また、少し前にあった区の少年相撲大会のときも、ショウミーとジジの土俵が分かれていたので、両方の間をデジカメを持って小走り・・・。

 そんな私のいちいち異常な高揚ぶりを、いったいなんと表現したらいいのかと思っていたのですが、まさに「イソイソしている」という表現がぴったりなことを発見、以来、イソイソしている自分に気づいては、毎回笑ってしまいます。

 こんなのはむかーしむかしのデート以来でしょうか?何、着ていこう?などと考えつつメイクをし、高鳴る胸を押さえながら、息子の姿を見に行くのでありました。昨日も学校参観週間で、イソイソと授業中のショウミーの見学に行ってきたばかりです。(まあ、昨日は実際に見たものは、先生に怒られているショウミーの姿でありましたが。)

 どうしてこんなに子どもの成長や子どもの活躍している姿、子どもが喜んでいる姿が嬉しいのでしょうね? サッカーの試合を見れば、手を握り締めて、甲子園の応援をしている女子高生よろしくドキドキしながら応援し、ショウミーに「明日の遠足のお弁当、何々が食べたいな~」と言われて買いに行くときも、なんだかBFのお弁当を作るような、嬉しい気持ちになって、イソイソしている私です。

 お母さんたちはいつも文句ばかり言って、怒ってばっかりいますが、実は内心、他のお母さんたちもみんなイソイソさんで、こうしてイソイソして楽しんでいるんじゃないかなと思います。でなければ、こんな大変な子育てできません、よね?!



立場の交換

2009-05-07 06:06:04 | 母親業・主婦業
 ゴールデンウィーク、3日間の大学のスクーリングに参加してきました。気持ちのよい天気を恨めしく思いつつ、校舎の中に朝から晩までの缶詰状態・・・。

 初日の金曜日は平日だったので、夫が会社を休みました。そして幼稚園の送り迎え(お弁当は私が作った)、家事、お迎え後のジジの公園遊びと普段私がやっていることを一通り行ったようです。幼稚園の送りの帰りにクリーニングを出す、なんてこともやっていたので、今回私が御用達にしているクリーニング店も覚えてました。

 3日間、育児と家事を夫は経験し、私は外でかなりの緊張の中を過ごし、疲れて帰ってくるというのを経験しました。これは私の大学のおかげで、私たちがお互いの生活体験をするいい機会になっています。

 ちっとも言うことをきかないジジに一日振り回され、ひとつのことに集中できず、あっという間に時間がたってしまう私の毎日。そして子どもにイライラすることが多く、それでも一日我慢して我慢して子どもに接する私の毎日。それなのに、一日中我慢している私を尻目に、帰ってくるなり夫が子どもたちを怒っていたりすると、私がどんなにげんなりし、嫌になってしまうことか・・・。夫からすると、こっちは疲れて帰ってきてるのに、家は片付いてないし、子どもはテレビを消さないし、お菓子のかすはちらばっているし、どういうことだ、となるわけで、それで帰るなりイライラして、怒り始めるわけです。

 この3日間は、いざ私が帰ってみると、家はきれいに片付き、気持ちのよい状態になっています。こういうところは夫は本当に偉いなぁと思ってしまいますが、問題はご飯です。初日は予想通り、夫の定番のスパゲッティでした。そして、2日目はご飯なし、帰りに待ち合わせてお弁当を購入、3日目もご飯なしでレストランで食事・・・。私はそれこそ疲れきっているので、家で手作りのおいしいものをのんびり食べたいのに、と思うわけです。が、そこは、これで私の存在価値が高まったということで、かなり頑張って口には出さず・・・。

 こうしてお互いの立場の交換は、本当に相手がどんな生活をしているのか、どんな気持ちで帰ってくるのか、あるいはどんな気持ちで子どもと過ごしているのか、などを経験できて、とてもよい機会です。慣れがない分、もっと大変に感じているだろうことを差し引いても、やはり相手の大変さを知ることができます。自分ができないけれど、相手ができているところを素直に感謝することもできます。特に会社員と専業主婦の場合、毎日の生活がかなり違うので効果的に思いました。私も外でへとへとになって帰ってきて、夫が淹れてくれた1杯のお茶がどんなに嬉しいかということも経験し、ああ、本当はこういうことをしてあげなくてはいけないんだなとちょっと反省。

 そして、夫は普段の子どもたちの生活を見られて、とても嬉しかったようです。私も新しい刺激的な授業を受けて、新鮮だったというそれぞれいい面もあります。まあ、悪い面もあり、この交換は不慣れなことをしているので、お互いにかなりストレスになるということです。それが、その後どっと疲れが出て、数日間やる気が出ないとか不機嫌になる、なんてことも・・・(特に私)。何はともあれ、今日からゴールデンウィークも終わり、普段に戻ります。立場の交換から感じたことを忘れずに、相手の立場に立って、平和な家庭を目指しましょう!(無理だけど・・・。)

英語の先生、やっと決まったけど・・・ その①

2009-01-30 16:30:20 | 母親業・主婦業
 少し前に書いた「英語の先生を探すプロジェクト」の続きです。紹介会社から5人の先生を紹介してもらい、各先生と連絡を取ったところで前回は終わっていました。

 さて、その5人のうち、最初のメールですぐにことわって来た人が一人いましたので、引き続き、残りの4人と詳細を決めるメールのやりとりをしました。まずは、一度に日時のやりとりをするので、その調整が難しい。私は、各々、2つの時間枠を設け、どちらか都合を聞いて、一往復で決められるようにしたのですが、企業などが面接をする場合は、もっとたくさんの人を会社に呼ぶでしょうから、その時間調整ってけっこう大変だろうなと思いました。また、やっぱり一往復では終わらず、いろいろな質問、こちらの自宅の場所、子ども達の英語の能力、子ども達の名前などなどを聞かれたり、時間の変更があったりとフィックスされるまで、何回もやりとりしていました。

 そうしてやっと、4人のトライアル・レッスン&面接の日が決まり、先週、月曜日、木曜日、金曜日と午後を費やすことに。

 一人目のA先生は26歳でアイルランド出身、英語の先生の経験もあり、子ども達に教えるということがどういうことかわかっており、適当に本やレゴなどのおもちゃ、クレヨンやペンなどを出しておいただけで、スムーズに1時間、子ども達に英語を教えてくれました。以前、ショウミーが英語を習っていたときと同じような感じで、子どもを飽きさせず、楽しくお相手をしながら、でもきちんとポイントを教えてくれるというやり方です。きっと自信があるからでしょう、子ども達もきわめてお利口さんに、レッスンに参加して楽しんでいました。
 
 終わってから、彼からの質問で、私が2人の子ども達それぞれにゴールはどう設定しているか?とたずねられ、まずは会話を楽しむこと、簡単なやりとりができるようになること、ショウミーに焦点を合わせて授業をして欲しいこと、そうしたらジジは真似てついて行くと思うので、と答えると、彼もよく理解してくれました。その後、彼が今、ワーキングホリデーで来ていること、以前、早稲田大学に留学生で来ていたこと、そして今は日本人のGFと一緒にいるために日本に来ていることなど、世間話をして帰りました。このあたりもこなれていました。

 次のB先生。彼はアメリカはLA出身の21歳の留学生です。彼が一応私の本命で、なぜかネットで見ているときからピンと来ていました。そして前日から「2人のためにノートを用意したので、名前を書きたいので教えて欲しい」などとメールが着ており、かなり期待大でした。私ってそういうインスピレーションが働くのよね、と思いつつ、ご本人に対面。

 そして第一印象は、若くて細くて、見るからに学生!という雰囲気のイタリア系の男の子で、いい子そうです。けれどもレッスンをはじめてみると、前日、ルーズリーフに箇条書きにどのように教えるかを考えて書いてきたようですが、あまりにも経験がなくて、すごく緊張していました。えーっと、えーっと、というのを繰り返し、次にどうするか、考えて、いちいち止まってしまいます。子ども達もさすがこういうところは鋭いところ、すぐに察知し、なめているのと興奮とで、部屋の中を猿のようにぐるぐる回りだし、Monkey!Monkey!と猿の真似など始める始末。何度か私が出て行って、子ども達におとなしくするように叱りに行かなければなりませんでした。

 それでもやっとこさという感じで一時間を終えたB先生、いくつか質問などをしておしまいにしようかなと思っていた私を捕まえ、Mr.O(私の名前)、と呼びかけ、またもやルーズリーフを取り出し、彼の構想の説明を始めました。第一段階はこれとこれ、第二段階はこんな感じ、そして第三段階としては・・・とその大きなまんまるの黒いお目々でまっすぐ見つめ、いたって真剣です。そして挙句に、「Mr.O、もし僕がこのポジションをもらえたら・・・」などと言い始め、いや~、確かにお金を払うので雇うといえば雇うけど、ただのバイトだし、そんなポジションなどということはないんですけど・・・とも言えず、こわばった笑顔で彼の話を聞いたのでした。

 その日はもう一人、C先生も入っており、なんと早めに来たC先生、B先生とバッティングしてしまい、なんとなく私がうろたえました。C先生はアメリカ人で25歳、今は大学院に留学に来ています。この先生はご両親が台湾出身とかで、見た目は日本人とあまり変わらないのですが、なんとも独特の雰囲気をもっており、マイペース型というのでしょうか、置いてあったレゴなどのおもちゃには見向きもせず、ひたすらショウミーに語りかけておりました。(ちなみにこのときにはジジは全く不参加。飽きていたらしい。)でも、とつとつとショウミーにいろいろな質問をし、初心者も初心者と言っているのにも関わらず、学校ではどの教科が好き?などと聞き、かなり長い時間をかけてやっと質問を理解したショウミーが日本語で「うーんと、せいかつとたいいく!」と答えると、今度は「せいかつって何?説明して」と、私にも無理じゃないかというほど、高度なことをやっていました。なかなか気になる先生だったのですが、なんと3月いっぱいで帰国か日本での就職をするということで、ちょっと期間が短すぎるなと思いました。

(ここまでで意外と長くなったので、その②に続きを書きます。)

英語の先生探すプロジェクト中

2009-01-16 06:42:57 | 母親業・主婦業
 先週から新たに取り組んでいるのが、「子どもの英語の先生を探す」というプロジェクト。はじめは面倒だなあと思っていたのですが、なんだか面白くなってしまって、今週はけっこう楽しんでいます。

 そもそも英語で情けない思いをしている私、夫が英語をツールとして自由に仕事をしているのを見て、うらやましい限りです。英語さえできれば、どこにでも行ける、誰とでもコミュニケーションできる、世界が広がる、と思います。というか、本当に英語は本来はベーシックスキルですよね。あのノーベル賞の益川さんも英語は「できたほうがいい」と言ってましたものね(笑)。

 そういうわけで、子ども達には英語はちゃんと話せるようになってもらいたいと思います。以前、習わせていたのですが、いろいろと不都合なことがあり、辞めてしまってしばらくたってしまいました。が、英会話学校はなんとなくピンと来ず、どうしたらいいかなと悩んでいました。通わせるのもけっこう送り迎えが大変だし、できれば2人いっぺんにできるといいし、しかもあまりお金がかからないといいなということで思いついたのが、うちに先生を呼ぶことです。

 意外とそれはリーズナブルで、一回につき2500円、月にして1万円くらいで済みそうです。あとは質のよい先生が見つかればですが、年間10万円から12万円くらいで、10年続けても100万円くらい、それで子ども達に英語の基礎力がつけば(耳と発音と英語の感覚だけでも)、私はいいと思います。あとはどちらにせよ本人達のやる気次第で、そこまでは私は面倒は見れません。

 幸い、そういう先生を探すサイトがあることを発見(有料です)、そして先週あたりから膨大な自己紹介の中から、うちの子ども達によさそうな先生をピックアップし、コンタクトを取りはじめています。男子2人のお相手を楽しくしてくれそうな若い男の人、できれば身元がはっきりしているので大学または大学院に来ている留学生がいいなということで、ピックアップしました。

 留学生3人、留学生以外2人にコンタクトを取り、その後、全員から返信があり、今、面接の日程などを決めていますが、ここまでにけっこうばらつきがあり、面白いものです。すぐに返信する人、1週間近くたってから返信する人、そちらに何がありますか、そちらでいろいろと用意してもらえますか?という人もいれば、こういうのがいいと思うので、作って持って行きますとか、適当な教材を探してみますなどという人もいました。GFが英語の先生をやっているから、いろいろとわかります、という売り込みもあれば、携帯が今ないので、緊急の場合はGFの携帯にかけてくださいというのもあり・・・。中にはきっと私がどんな人か警戒しているのでしょう、家ではなくてカフェで会いましょう、などというのもあって、いろいろと笑ってしまいました。

 採用する側(大げさですが)というのは初めての経験なので、私にとって非常に面白いです。メールのやりとりの文面から、なんとなく、相手の人柄が感じられ、やる気が伝わってくるものです。そして、やはり、そういうやる気のある人には、なんだか清々しい気持ちにさせられ、会うのが楽しみになります。一方、最初からお金の話にシビアだったりすると、ちょっとこの人はお金のためのビジネスだけなのかな、と会うのがあまり楽しみではなくなります。まあ、もちろん全員最後はお金のためなのですけど、やっぱり最後世の中は人と人。お金よりも大切な「気持ち」が感じられることが大切だと感じました。これは今後の私自身の面接に役立てようと思います(笑)。

 来週1週間をかけて、いよいよ面接が始まります。どうなることやら、とても楽しみです。また結果はブログに書きたいと思っています。

 

オトナの自覚

2008-12-22 05:19:29 | 母親業・主婦業
 今年はショウミーが小学生、ジジが幼稚園生となり、赤ちゃんの育児的な、こちらからひたすらお世話をしてあげるという育児の時代が終わったなぁという実感、そして、新しい段階に入った実感があります。幼稚園では初めての役員をやったこと、小学生の地域のサッカーチームに入ったこと、それから、幼稚園は生活圏ではないところに通っているのですが、小学校に入り、生活圏でのいろいろなことに関わるようになってきたことなどが、新しい体験となりました。

 それまでお母さん業は子どもの衣食住を満たし、子どもの心身両面での成長をサポートすることかと思っていたのですが、ここに来て、実は保護者として、自分の子どもだけじゃなくて、地域の、学校の、サッカーチームのお母さんとしての仕事がこんなにたくさんあるのかとびっくりしています。

 幼稚園でのさまざまな園児のための楽しい行事や何やらも、子ども達が元気に楽しくサッカーに夢中になれることも、小学生が健康的な学校生活を送れることも、すべて親のサポートが必要です。主にお母さん達が影になり、日向になり、細かくサポートしてあげることで成り立っているのです。

 園児達が喜んでくれるのが本当に嬉しくて、子ども達が元気でいられたり楽しんでいられたりするのが本当に嬉しくて、多少の労力がかかったり、少々疲れたりしてもできるんですね。これがまさしく、ボランティアというものなのだと思います。

 面倒だと思っていたけれど、サッカー当番(ときどき回ってくるマネージャーみたいな仕事)もやってみると、子ども達のがんばって走っている様子が見れて楽しかったりします。幼稚園の役員は裏方として、実はすごくたくさんやることがあるけれど、これも子ども達の笑顔が見れれば全然苦じゃなかったりします。そして学校では、地域の見回り(他のお母さんと組んで見回る)、校庭解放の見守りなど安全についての活動や、親子リクリエーションなどへの参加などがありますが、子ども達の普段の様子を垣間見れて、楽しくもあります。

 こういうことを通じて思うのは、「地域のつながり」です。学校や会社という社会しか知りませんでしたが、子どもを通じて、初めて地域社会ということを理解しつつあるように思います。これは地域の中での助け合いという意味もあるし、いろいろな活動から他の保護者たちとのつながりができて、徐々に仲間になっていくという楽しさという意味もあります。

 役員やサッカーを通じて地域に仲間ができると、ここが自分の居場所なのだと思えるようになりました。スーパーで誰かに会って話をするというようなことが、毎日の生活の中で意外に嬉しいものです。人との関わりがすぐここにあるというのは、なんだかちょっとした幸せです。最近は同じマンションに住む人たちとも話をしたり、ママ達3人のグループができて出かけるようになったのですが、マンションの入り口で待ち合わせて、帰りも一緒に家まで帰ってくるのはちょっと可笑しいものです。そして将来、もし皆がここにいれば、年を取っても楽しいだろうなーと思います。地域に友達が何人もいること、それが年を取ったときにすごく大事な気がします。そういう友達を、子どもを通じて作れたらいいなと思います。

 先ほども書いた通り、こういったことは面倒だと私も思っていました。が、大人として、住んでいる地域や人に貢献することは当たり前で、そうして社会が成り立っているのだと思うようになりましたし、積極的に参加すると、意外と楽しいものだと思うようになりました。逆に関わることによって、まあ、嫌な人とか変な人とかもいるけれど、その中から仲間ができて、生活が楽しくなることなどがわかるようになりました。やってもらう側から、やる側へ・・・今年はちょっと大人になった気分です(笑)。

ショウミーとの初クラシックコンサート

2008-06-28 07:57:53 | 母親業・主婦業
 幼稚園のあるお父さんの職業は指揮者。先日そのお父さんの指揮をするコンサートに招待していただきました。初めてのことでちゃんとショウミーが聞いていられるか不安でしたが、せっかくのいい機会かもしれないと思い、連れて行ってみることにしました。入学式に着た半ズボンに黒い靴、靴下はきれいなのがなく急遽途中でスーパーで購入、おみやげのカステラも買い、駅で幼稚園ママのいつもの友達ミワちゃんとその娘と待ち合わせ、会場に向かいました。

 2人の子ども達はいつもとは違うやや上品な雰囲気にも関わらず、ロビーですでに追いかけっこ。こんなおサル達がクラシックのコンサートはやっぱり無理だったかしらとちょっと不安になりつつ、始まりの時間に・・・。

 が、始まってみると、2人とも意外や意外、ちゃんと聞いているではありませんか。指揮者である「幼稚園の○○くんのパパ」が、いつも公園でよれよれのTシャツを着てベンチに座っているのに、今日は黒い燕尾服なんて着ちゃっていることに子ども達はちょっとたまげたようですが(ミワちゃんと私は大笑いしちゃいましたが)、すぐに音楽が始まるとしんとして、目を大きく見開いて、背筋を伸ばして聞いていました。

 私は音楽にはあまり詳しくないけれど、やはり、生で聞くよい音楽は大人も子どもも感動するものですね。今回の演奏で、亡き先生に捧げますという間奏曲は本当に心がこもっていて、美しく、私もちょうどお世話になった人を亡くしたばかりで、翌日お通夜が控えていたこともあり、本当に感動してしまいました。

 ただ、今回は子ども向けではなく、本当に普通の大人向けのものでしたし、遅いい時間ということもあって、子ども達はやはり途中交代で寝ていました・・・。まあ、騒いだりするわけでもなく、おとなしくしている分にはよしとしましょう・・・。

 こうしてショウミーは初めてのコンサートに行き、感想は「楽しかった!!」そうです。ふんふん、これからはこの調子で、いろいろと一緒に聞きに行けるかな?すぐ近くに大きなコンサートホールがあり、これからたまにそういうところにショウミーやいずれはジジを連れて、気軽にコンサートに行ったりするのもよいかもしれません。夫にはクラシックコンサートやバレエには「つきあわない」と宣言されちゃったので、これからは子ども達と行くことにしましょう。ということで、実はもう早速8月のバレエのチケットは取ってあり、演目も白雪姫なので、ショウミーもジジも楽しみにしています。

 子どもの成長につれて、お母さんになるまでは行かなかったところに行ったり、自然にもっともっと親しむようになったり、子どもを通して新しい世界が広がったりすることは本当に楽しいことですよね。そして今度は子ども達と劇場に出かけることも、私の新しいお楽しみになりそうです。半年以上も続く夜泣きでフラフラだったころは、こんな日が来るなんて想像もつかなかったけれど、子どもの成長はとても早い、です。

追っかけ、あるいはストーカー

2008-04-30 14:40:15 | 母親業・主婦業
 男の子のお母さんをやって早7年近く。私は女兄弟だったりして、男の子がどんなものかをあまり知らなかったので、子育てをしながらよく「なるほど」と思うことが多いのですが、先週の週末、ショウミーのサッカーで初めての対外試合があり、また新しい発見がありました!

 ショウミーは地域のサッカーチームに昨年の秋ごろから入っており、これまでは役員ならずともお茶当番など出番があり、正直、ちょっと面倒だと思っていました。低学年はできれば練習を親も見にきてほしいこと、試合など移動の伴うものは原則親同伴であること、そして親同士の付き合いなどいろいろと気を使うこともあるので、ちょっと及び腰になっていたのは確かです。でも子どもがサッカーをやりたいと言うので、そのためにはサポートをしてあげなくちゃね、と思ってやっていたのでした。

 が、その週末の試合で、ショウミーもサッカーに対する闘争心が芽生え、そして私もすっかりサポートすることに前向きな気持ちに変わってしまいました。揃いのユニフォームを着て、必死にボールを追う姿、目が真剣に輝いていて、額には汗で髪がはりついていて、ショウミーも他の子ども達も明らかにいつもとは違う気迫です。始まる前からこちらのほうがどきどきして、緊張してしまっていましたが、試合はまさにJリーグよりも手に汗を握ってしまうくらいです(いつも通り大げさ)。

 風を切るショウミー、ボールをカットするショウミー、ドリブルしてゴールを目指すショウミー、すべて私の中では大感動の、そして親ばかの連続で、スポーツ好きの男の子の親は(女の子の親も同様かな?)こんな気持ちを味わっているのだなと初めて知ってしまいました。これで他のお母さん達がわざわざ休日に他の予定も入れず、一生懸命子どもの応援に行く気持ちがわかりました。あのきらきらしたボールを追う目や懸命に走る姿を見られるなら、わざわざ応援に行く価値が大ありです。

 以来、ショウミーのサッカーの練習も、できるだけ早くやるべきことを片付けて、家からグラウンドまでの道ももどかしくいそいそと出かけていくようになった私です。他のサッカーの先輩のお母さんにこの話をしたら、「そうよ~、私なんてうちの子の追っかけのようなものだもの」と返信のメールが来ました。追っかけ、まさにその言葉がぴったりです!そのくらいの気持ちがあるから、夜わざわざ洗濯をして無理やり乾かし、次の日きれいなユニフォームを着せてあげるなどという努力をしちゃうんでしょうね。

 スポーツ少年のお母さんはこういう感動を味わっていくんですね。そして今後、大事な試合に負けたりすると息子と同じように、いや、それ以上にせつなーく思ってしまうのかも。きっと息子よりも私のほうが泣くだろうな・・・。

入学式~! と私が卒園式で泣けなかったわけ

2008-04-08 05:26:55 | 母親業・主婦業


 ついに昨日、ショウミーの入学の日となりました。ショウミーはランドセルを背負い、なんとか残った桜とともに、立派に一年生となったのでした。入学式のあと、写真を全員で撮り、そして各教室に入り担任の先生のお話がありました。そして真新しい教科書やら道具箱などをもらい、終了、という一日でした。

 私が子どもの頃は何も思いませんでしたが、海外の映画やらデンマークについての知識やらでしょうか、日本のこういう式典がとてもとても「厳かで厳粛」な感じがしてしまいました。一言で言えば、暗すぎる! 小さな子どもの式典ですから、もう少し、明るくて楽しくて笑顔な感じでもよいのではないかと思ったのですが、そういうことを言うと「非国民」と言われそうな雰囲気です。

 まず最初に君が代の斉唱が行われたのですが、ここでちょっと変な気がしてしまいました。サッカーのワールドカップなどでの君が代は、なんだか「日本団結してがんばれ!」という感じがして私は好きなのですが(オリンピックのメダル授与のときも)、対外的なものがないときに国歌を歌う理由がないなあというのが多分私の違和感の理由なのだと思います。校歌はわかるんですけれど・・・。君が代は誰に向かって、どういう意味で歌っているのでしょうね。

 それから、色。みんながダークスーツなので、とても暗い感じがしてしまいます。もっとみんなお祝いごとだからカラフルでよいのに~などと思うのは私だけ?子供達までうちの子以外、男の子は全員ダークスーツでした!(私達の子どもの頃は男の子はスーツは着ていなかったような・・・。スーツではなくてブレザーでしたっけね。)先生方よりもスーツ、スーツしていて、また新品だからぱりっとしていて、ちょっとその対照が可笑しかったです。

 いつものことながら、こうして日本人になっていく、というのを実感したのでしたが、こうしたきっちりした日本のよさが、裏返せばデンマークのいい加減さという欠点が見え、逆にデンマークの和やかな自由さというよさから、日本の自由や楽しさに欠けた画一的さという欠点が見えてくるように思います。

 ところで入学式に出席して、私がどうして卒園式で泣けなかったのか、やっと理由がわかりました。入学式で祝電が読み上げられ、ショウミーがこの前まで行っていた「○○幼稚園」という名前が読み上げられたとき、私は不覚にも涙が・・・。そしてわかったのが、昨日の入学式に至るまであまりにも忙しく、やっぱり頭がいっぱいだったんだ、ということ。そうではないかなとも思っていたのですが、やっぱりそうでした! 本当にあれやこれやで頭が一杯で、感情にひたるような時間がなかったのですね。それが昨日、とりあえずすべてが問題なく入学までこぎつけ(といっても早速提出物の忘れ物をしたけど)、はじめてホッとしたところで幼稚園の名前を聞いて、急にいろいろな意味でのさみしさを実感。幼稚園の先生方の顔を思い浮かべ、また卒園してしまったお母さん方の顔を思い浮かべ、みんなに会いたくなってしまったのでした・・・。

 というわけで、今日はジジの入園式です!荒天の中、という入園式になりそうですが、「わーい、幼稚園だ~!」と恐らくジジよりも大喜びで行く私です。小学校生活は親はバックアップに回るような感じがしますが、幼稚園は親も主役なのでこれからの3年も思いっきり楽しみたいと思っているのでした。結局、自分中心なのね、私・・・。