デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

デンマーク料理の会

2007-01-30 23:09:30 | デンマークの家具・物・たべもの


 デンマークで食料を少々仕入れてきましたので、友人を招いてデンマーク料理を紹介する会を開きました。デンマーク料理に欠かせないものはライ麦パンですが、スーパーなどでパンミックスとして売られているとの話を聞いていたので、早速買ってきたのでした。他にもニシンの酢漬け、たらの卵(缶詰め)などをデンマークで仕入れ、レバーペーストやフリカデレは手作りし、マヨネーズベースのサラダはエビやディルなどを刻んでこれも手作りしました。スモークサーモンや野菜も加えて、とりあえずのデンマークディナーの完成です。

 デザートのアップルパイはレシピが見つからず、なんだか自己流の変なものになってしまいましたが、それでも友人達はいろいろ質問しつつ、おいしく食べてくれて、私はとっても嬉しかったのでした。

 が、実は一番作りたかったスープをすっかり作り忘れていたことに気づいたのは、友人達の来る2時間前・・・。今回のデンマーク滞在時、友人宅でご馳走になったスープがなかなか「目から鱗」のスープだったので、ぜひぜひ作って、食べてもらいたかったのに・・・。ということで、次回、第2回を企画したいとすでに思っています。次回は「デンマーク・スープの会(リベンジ編)」です!


初海!

2007-01-30 22:52:07 | 日記
 1月の中旬の週末、久しぶりに海が見たいということで葉山方面へ。いくら暖冬とはいえ、海に着いた途端、靴や靴下を脱ぎ始めたショウミー。真似してジジもはだしになり、二人で2007年初の海遊びを楽しんでいました。

 車に積みっぱなしのゴザを広げて、私も海辺で昼寝をしてしまい、そんな自分に少々びっくりしました。冬の海で寝ている人はそんなにいないだろうな~。

          
          帰りはきれいな夕焼けでした。

ヴィゴのスクラップブック

2007-01-30 22:23:54 | 私の家族たち


 以前見たことがあったのですが、今回のデンマーク滞在時、改めて夫や子ども達とこのヴィゴのスクラップブックを見ました。これはかなりたくさんのローリングをやっていた夫の父、ヴィゴの記事が入っています。以前、ヴィゴのことはブログに書きましたが、彼はヨーロッパ1のローリングの選手で、メダルを本当にたくさん取っていたのですが、ちょうど第二次世界大戦が始まり、出場するはずのオリンピックがなくなってしまったという不運がありました。

 それでもヴィゴは我が家の誇りで、ショウミーにはおじいさんがどんなにすばらしい人だったか、どんなにかっこよかったのか、という話を私たちはしています。実際、ヴィゴはパン屋さんをやる傍ら、本当にいろいろな大会で他を寄せつけない、圧倒的に強いローリングの選手だったのでした。「最初はゆっくり、後のほうからついていくんだ。そして後半、ぐっと追い上げる!そうすると相手に心理的なプレッシャーも与えて、勝てちゃうんだよ」と息子である夫に話してくれたそうです。

 子ども達もこの会うことのなかった祖父を、いつか誇りに思ってくれたらいいなと思います。同時に、ヴィゴのような華々しい記録はないけれど、がんばって同時期の戦後を生き抜いてきた私の祖母などの話も伝えたいものですね。

デンマークのニューイヤー

2007-01-30 22:03:25 | デンマークの行事


 新年を迎えて5分くらいたつと、いっせいにあちこちで花火が始まります。これは日本だったら花火師でないと扱えないような大きな花火が、ガンガンあちこちで上がるのです。
 
 私はすっかりこれは若者の乗りでやっている花火かと思っていたのですが、大人がやっているのですね。確かに若者にはちょっとお金がかかりすぎる祝い方かもしれません。大きな花火を次から次へと上げていきます。

 義母の家(4階)の窓から見ていると、四方でものすごい数の花火が見れるのですが、今年はちょっと臨場感を求めて、夫と外に出てみました。外に出るとその音の迫力である意味感動しました。寒かったけれど、こんな花火に囲まれるなどという経験はなかなかできるものではないので、しばし、光と音と振動に身をゆだねていました。臨場感あふれる、心躍る体験となりました。

 さてこの花火、夜中じゅう続いて通常は眠れないのですが、今年はなんと2時前くらいにいきなり雨が降り始めました。そこで皆、退散。静かなニューイヤーの夜が訪れたのでした。翌日は昨夜の花火が余ったのか、夜、少々花火の音が聞こえていましたが。夫によるとこの花火は年中売られているものではなく、この時期のみ、売られているようです。

 デンマークだけでなく、ヨーロッパのあちこちでこういう新年の祝い方をするようですが、日本とはずいぶん、ずいぶん、違うものですね。ちなみにデンマークでは2日から仕事が始まったりする人が多いようです。

子ども達のお出かけ in Denmark

2007-01-27 07:45:23 | 日記
クリスマスに行くと本当に「行くところのない」デンマークです。今回はチボリのクリスマスマーケット、そしてたまたま見つけたショッピングモールでのアイススケートが(でもショウミーのみ)、お出かけらしいことでした。

          
          きれいなチボリのハートのオーナメント

 スケートのほうはショウミーはずいぶん前に一度やったことがありましたが、そのときは全くできませんでした。今回、やりたいと言うので(1000円近くも払うので)、やるんだったらがんばってやらなくてはだめだよと言うと、がんばると言うのでトライしてみました。

 最初は私が手を引き、次に夫が手を引き、そして30分か40分たったでしょうか、最後には一人で滑り始めました。まずは一人で歩くところからやっていましたが、終わるころには何となく滑る形ができて、本人もものすごく嬉しそうでした。

 コンゲンスニュートゥ(コペンハーゲンの広場)で、毎年アイススケートをやっていますが、次に行くときには家族で滑れるかな? そのためにも近所のアイススケート場で練習しておきましょう。

          

ショウミーのデンマーク語 in Denmark

2007-01-26 07:33:02 | ハーフの子どもの教育
今回の短い2週間弱の滞在で、ショウミーがなんとジジの通訳を始めていました。「ファーモア(おばあちゃん)、ジジがミルクが飲みたいって言ってるよ」程度のものですが、デンマーク語をがんばっているショウミーとお兄さんらしいショウミーの行動の両方に、なんだか私は感じ入ってしまいました。

 ショウミーはやはりデンマークにいると、滞在初日と帰国の日を比べるとデンマーク語の上達ぶりが感じられます。子どもは早いのですね。夫と私が出かけてしまい、デンマーク語サバイバルタイムがけっこうあったのもよかったようです。ショウミーは嫌がるかと懸念もしていたのですが、私がいないとファーモアにお菓子をねだれるいいチャンスのようで、逆に楽しかったようです。

 さてそんなショウミーはこの秋から、デンマーク語の通信教育が始まる予定です。デンマークにある私立の学校がやっているもので、6歳になる年の秋から始められるとなっています。ということは、今年の秋!です。最初にレベル分けをされるおうですが、まあ、ショウミーは小学校の0年生レベル、もしくはまったくそこに達せず、というレベルでしょう。5月に申込みなのですが、ただこれは定員があり、実は申し込んでみないとできるかどうかわからないのです。ショウミーは何だかやる気になっているようなので、ぜひ始められたらいいなと願っています。

デンマークの教科書

2007-01-22 22:41:39 | デンマークについて
 昨日フランスについてのある本を読んでいました。その中で「フランスでは教科書は学校から借りるもの。同じ教科書を何年も何年も使い、生徒達はその教科書にカバーをかけて、代々使っていく」とありました。これはほぼデンマークと同様のことかと思います。進級すると図書館から教科書一式が貸し出され、その上にカバーをかけて名前を書いて一年使い、また図書館に戻すというサイクルになっているようです。

 これを初めて聞いた日本人はびっくりすることでしょうね。私も本当にびっくりしました。使う教科書はしょっちゅう替えられ(1年ごと?2年ごと?)、その代金を親が支払う、子ども達はまっさらな教科書をもらい、心新たに新学期を迎えるというのは世界の常識ではなかったのですね。

 さてこのメリットは何でしょうか?改めて考えてみたいと思います。一つ目はデンマークやフランスは教育費がほぼすべて無料であるため、納税者がこれ以上無駄な支払いをしないようになっていることでしょうか。教育、特に初期のうちの教育は原則的にはそんなに毎年教える内容が変わるようなものではないはずです。それならば教科書が変わる必要は全くありませんしね。二つ目は資源の無駄をなくし、子ども達にも物を大切に思い・使うということを学ぶよい機会となるということだと思います。そして三つ目として親の余計な出費がないことが挙げられます。

 今回は特にこの三つ目の「親の余計な出費」について考えてみたいのですが、日本ではこの手の出費が多すぎはしないでしょうか?

 私自身、これまでショウミーの教育関係で「余分な出費」というのを挙げてみますと、

・幼稚園で使うクレヨン → 子どもによって使う色も違うし、使う量も違う。これは個人で買わずに幼稚園で一括して教育素材として買えばいいのではないか?そして好きな色を好きなだけ使えればいいのではないか?

・英語のテキスト → ショウミーは英語を習っているのですが、3ヶ月ほど前、テキストをそれぞれ購入することに。金額は6000円。これは資料費として少しお金を取ったとしても、先生方の手書きのプリントなどでカバーできるのでは? 何しろ大したことはまだやらないのだから、大それたテキストは必要ないと思う。

・サッカーのユニフォーム → これは14000円ほど。子どもはデンマーク式で言えば「汚れてもいい、動きやすい服装」であればサッカーをする際、何でもいいはず。特に他チームとの試合がある場合はユニフォームも必要になるだろうが、なんと言っても幼稚園児である。そのレベルはこのユニフォームに値しない。

 さあ、どうでしょうか。さまざまな見解があるとは思います。ただ、私が言いたいのは「それは必ず買わなくてはならないのか?買わないとどういうデメリットがあるのか?何でも倹約していくように考えるのがいいのではないか?」ということです。そういうふうに考えていくと、デンマークのように「お古の教科書」も成り立つのだと思うのです。

 それとも余りにこういうことが日本では当たり前すぎて、その不合理性、無意味なこと、無駄な出費に日本人は気づいてないのかもしれません。私も倹約家の母に育てられたものの、教科書については新品が当たり前と思っていましたし・・・。それでも小学校によっては「算数セット」なるおはじきなどのセットを高いお金を出して購入するわりに、授業ではほとんど使わないということが保護者の間で問題になったりしているようですので、いずれは教科書なども気づき、変わってくるかもしれません。さあ、そのときに教科書製作会社は何と言うのでしょうか?

2006年のクリスマス その2

2007-01-21 07:56:09 | デンマークの行事
 さて12月25日は実は私には一番退屈な日、です。この日こそはクリスマス本番であり、家族でクリスマスのランチをします。

 デンマーク人にとってはおいしいスメアボーや昨日のディナーの残りのランチ、子ども達にとってはとにかく昨日もらったおもちゃで遊び放題の楽しい日、というわけですが、私はちょっと食べ物には飽き気味になっているし、街はすべて閉まっていて出かけられないし、ということで少々手持ち無沙汰な日となります。

 ちょうど暖冬だったし、余りにも暇をもてあましてしまったので、夜は近所のイルミネーションを見に散歩に出かけました。窓辺のきれいなライトアップや、いかにも温かさがこぼれてきそうな飾り付けや家の明かりを見ながら、夫とジジと楽しくお喋りをするのはなかなかいいものでした。

 26日、クリスマス最後の日は今度は先日招いた義母の友人夫妻の家に行きます。そしてクリスマスのランチをいただきます。このときには彼らの息子夫婦とその6歳の娘さんも来るので、もっとにぎやかなランチになります。

 このランチのメニューがクリスマスディナーの質素さとは違って、非常に豪華です。テーブルは2枚のお皿が重ねられ、まずはお魚のスメアボーを楽しんだ後、上のお皿が下げられて次にお肉のスメアボーとなります。

●メニュー●

パン(黒、白、黄色?の3種)、普通のニシンの酢漬け、カレー味のニシンの酢漬け、うなぎの燻製、スモークサーモン、卵、ミニトマト

エビのアスパラガスのパイ詰め

豚肉と玉ねぎの焼いたもの、レバーペーストと焼いた豚肉、豚の頭の肉のパテ、スパイスのついたサーモン

クライナー、クッキー、チョコレート、マジパン

 まだあったように思いますが、忘れてしまいました・・・。とにかくどんどんお料理が出てくるのですが、私はいつもお魚だけでかなりお腹がいっぱいになってしまい、お肉にたどりつけないので、たまには先にお肉を出してもらいたいと思うほどです。

 そしてこの日は食事だけなので、子ども達は飽きてしまうので犬の散歩に行きました。私と夫も外の空気を吸い、いいリフレッシュになります。ショウミーは犬のリースを持たせてもらい、かなり嬉しかったようでした。

 クリスマスが終わると27日からお店が開き、ショッピングモールは大騒ぎになります。まずはバーゲンが一部始まることがあります。そしてもうひとつはクリスマスプレゼントの返品です。ちょっと日本人には理解しにくいのですが、デンマーク人はもらったプレゼントを非常に気安く返品あるいは交換しているようです。特にびっくりなのがおもちゃやの長蛇の列で、何かイベントでもあるのかしら?と思いきや、それは返品の列だったのです。サイズが間違って返品・交換ということはあると思いますが、わざわざ誰かが選んでくれたものを「要らないから」と返品するのは、デンマーク人の無駄なものを持たない性質なのか、合理性なのか、ドライな感覚なのか。夫もちょっとわからないと言うし、プレゼントはウイッシュリストを作ったりもするはずだし、あの列に並んでいる人に理由を聞いてみたかったです。とにかくこれまでアメリカを「返品天国」と思っていましたが、デンマークはもっと返品が多そうです・・・。

2006年のクリスマス その1

2007-01-21 07:26:39 | デンマークの行事
 
 12月24日、この日はクリスマスのディナーが行われます。家庭によって祝い方が少々違うのですが、我が家ではだいたい2時ごろにいつも一緒に祝う義母の友人夫妻が到着し、始まります。

 義母はここで毎年必ず何か少し珍しいお酒を用意します。(今年はボトルがちょっと変わっているアイリッシュコーヒーのお酒で、コーヒーとミルクのボトルが分かれており、注ぐときに一緒に混ざるというものでした。)パーティーの始まりの楽しい気分を盛り上げるような小道具、であるようです。もちろんしばしそのお酒の話題になり、みんなで試してみてあれやこれや言い合います。

 しばらくお酒やコーヒーやつまめるお菓子を楽しんだ後、5時過ぎになると義母はキッチンでお料理を温め始め、私たちも少しお手伝いをし、準備ができたらクリスマスディナーの始まりです。

          

 メニューは毎年判で押したようにばっちり決まっていて、鴨の丸焼き、ゆでたジャガイモのブラウンソース掛け、小さい甘い茶色のジャガイモ、ビーツ、ピクルス、ポテトチップス、そしてデザートにリスアラマンがつきます。

 このディナーは義母たちにとってはおいしい料理と楽しいお喋りの時間、そしてこの後に続くプレゼントの楽しみを待つ時間なのですが、子ども達にとってはひたすらに「プレゼントはまだだろうか?」の時間です。そのためディナーが早々に切り上げられるので、デンマーク語ができない私にはちょっと助かります(笑)。

 7時過ぎになるとやっとお待ちかねのプレゼントの時間です。が、ここでまずは歌を歌いながらツリーのまわりを手をつないで歩きます。他の会場を借りてのクリスマス会などですと前の人の肩につかまって部屋中を練り歩いたりするのですが(ちょうど日本の汽車ぽっぽごっこのような感じです)、さすがに家の中はぐるぐる周りを歩くだけになります。私は歌詞を読めないので歌えませんが、それでもこのときの歌は何種類かメロディーを覚え、それなりに馴染んできています。

 プレゼントは一人ずつ渡され(年長者がプレゼント渡す係になったりします)、しかも1つずつ渡されます。ところが一人につき何個も何個もあるので、とても時間がかかってしまいます。子ども達は一人10数個、もらったでしょうか。余りにも子ども達はたくさんもらい、え、これを全部日本に持って帰るの?と私はめまいをがしてしまいましたが・・・。

 それでも子ども達はまるでおもちゃの国にでも行ったような、欲しいものが次から次へと出てくる魔法の時間のような、底知れぬ幸福感を味わったようでした。それを見ている義母たちも本当に幸せそうだったので、まあ、クリスマスだからいいかな、それにしてもちょっと豊か過ぎる?と思いつつ、みんなの無邪気な笑顔を片目に、私は必死でちらばる包装紙やリボンを集めていたのでした。

          

なんとかサラダ

2007-01-21 06:13:31 | デンマークの家具・物・たべもの

 デンマークのオープンサンド、スメアボーSmorbrodに使う「なんとかサラダ」売り場です。これはハムなどと組み合わせて食べるのですが、マヨネーズベースで野菜などが少し入っていたり、いろいろな味付けがなされていたりします。ちなみに義母はイタリアンサラダがお気に入りだそうです。

 日本にはない食べ物で、私には差がどうもわかりづらいのですが、その種類の多いこと! スーパーマーケットの一列分の端から端まですべてなんとかサラダが埋め尽くしており、夫に「ねえ、このサラダ、全部違いがわかるの?」と尋ねると、やはりわかってないそうです。

 デンマーク人はこれをたっぷり塗って食べるのですが、私にはどうしても身体に悪そうな気がしてしまいます。コレステロールは? 余分な脂肪分では? 栄養もなさそう・・・というわけです。今回、そんな私を見透かしてか、義母が脂肪分50%カットというのを購入していてくれました・・・。