デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

鰻と最近の大学院生活

2011-07-06 05:48:21 | デンマークの行事
 あまりの急激な暑さに風邪を引いてしまったようで、週末からやや微熱とのどの痛みがありましたが、月曜日、たまたま大学院の先輩女子2人とランチに行くことになっており、鰻を食べてきました。大学の近くにある「すず金」という、美味しいと評判のお店です。お店の中はこぎれいで、まるで鰻の寝床のように奥に長くなっています。そして肝心の鰻は、甘くなく、そのためややさっぱりしていて、暑い中、とっても美味しかったです。目が回るような暑さの日だったのですが、ちょこっと焦げ目のついた柔らかい鰻で、すっかり元気になってしまいました。ついでに日曜日にちょっといやな事があったのですが、その気分も吹き飛んでしまいました~。やっぱり日本の夏は鰻を食べなくてはね。来年もまた夏には「すず金」に食べに行きましょう。

 前期の授業はまだ1週間残るけれど、鰻でパワーをもらったおかげでか、昨日のゼミ発表を無事に終え、これで前期のすべての課題や発表を済まし、いよいよ私の気持ちはデンマークです。来年の論文執筆に備えて、今回のデンマーク滞在は史料・文献集めの本当のチャンスなので、できるだけきちんと集められるように、下準備をこの1週間がんばらねば・・・。何が必要なのか、どこに何があるのかをできるだけ把握して、準備して行きたいと思っています。特に私の場合、文献などが日本の図書館には置いてないので、ちゃんと集められるかなと今から妙に緊張し、なんだか敵地に乗り込むような、妙に切迫した気持ちになっていますが・・・。

 さて、そんな中ですが、最近やっと私にも大学院で友だちができてきました。大学院には専修室といってその科の人が集まる部屋が設けてあるのですが、去年一年はなんだか気後れがしてほとんど足を踏み入れられませんでした。が、ここに来てようやく私も気軽に入って行けるようになりました。またゼミも、今まではあまりほかの学生さんと関わりがなかったのですが、今年はいろいろな人と関わっており、そういう中でだんだん人間関係も楽しくなってきています。自分自身、こんなに年齢差があるのに、人間って意外と友達になれるんだなぁとびっくりしていますが、目指すところが一緒でありそして切羽詰っていること、西洋史ということで海外の話題が多いこと、そしてわりとみんなブラックなジョークが好きなことなどで、楽しくよい仲間です。

 久しぶりに学生の友達をもって思うのは、その人間関係の軽やかさです。大人になってからの人間関係は何かが絡むことが多いですよね?会社、PTA、子どものクラス、ボランティアなどの人間関係は利害関係とまではいかなくても、非常に気を使うときがあります。そこにいくと学生同士の人間関係は、思惑も変な気の遣い合いもあるいは親としての謝罪などもなく、すっかり忘れていた感覚でしたが、ありのままの
自分のすっきりした関係です。すっかりくつろいでいる自分に気づき、逆に大人同士っていろいろ気を使っていたんだ~と気づきました。(大人は大変よね・笑?!)

 最近は前期も終わりに近づいているということで、学生達の間ではあちこちで飲み会の話が出てきています。残念ながらデンマーク行きであまり参加できそうもありませんが、M2会、女子会は8月の帰国を待ってくれるそうなので、すごく楽しみにしつつ、こんなに学生生活が楽しめて、ラッキーだなぁと皆さんに感謝しています。勉強は半分は追い詰められたりして苦しいものですが、こうした人との楽しみ、リサーチとそこで出会う人の広がりの楽しみ、少しずつ研究が進むと見えてくることがあるという楽しみなどプラスの面も本当に多く、大人の方には本当に、本当にお勧めの場所です。 

 

地震のこと、電気のこと、デンマーク大使館のこと その②

2011-04-02 02:16:52 | デンマークの行事


 ここからはデンマーク大使館のことを書きたいと思います。

 各国の大使館は今回の地震にあたり、主に放射線量に関する非常事態宣言のようなものを日本滞在の自国民に対して出し、避難警告を行い、国によっては自国への航空機を手配していました。一時期、アメリカ大使館などから80キロ圏内からの避難警告が出され、夫の周りの外国人やその周囲の外国人の人達が実際に日本を離れた話を聞いています。

 大使館自体も、私が知る限りでもドイツ大使館、ノルウェー大使館、スイス大使館などが東京の大使館をクローズし、関西で業務を行っていますし、フランス大使館もビザ業務を最近まで停止していたり、オランダ大使館も通常業務を再開したばかりです。

 そのような状況の中、メルビンデンマーク大使率いる、デンマーク大使館の対応はちょっと感動するものがありましたので紹介したいと思います。(もちろん、他の大使館も自国民または日本人に対し、それぞれ多岐にわたる支援を行っていることでしょう。)そもそもメルビン大使は非常にデンマーク人的な感じがする方です。私のデンマーク人のイメージの一部、平等主義で決断力・行動力に富んでいる、新しいことに臆せずチャレンジするという部分を大使にはまさに感じていました。大使という雰囲気ではなく、ごく普通の一人の人間、という雰囲気を持つ大使だと思います。

 デンマーク大使館は二度ほど、放射線漏れへの対応などを在日デンマーク人向けへのブリーフィングを行い、ライブでウェブ上で公開していました。他にもヨウ素を40歳以下の在日デンマーク人に配布するなどの対応をしています。けれども、私が驚いて感動したのは、メルビン大使地震が東北を訪問したことでした。3月30日宮城県東松島市を訪問し、寄付金の贈呈、そして、避難所の子ども達にレゴをプレゼントしたのです。現地の受け入れ体制のこともあるかとは思いますが、なかなかそうした被災地の只中に大使自らが訪問するということはないのではないでしょうか。大使の行動力に私は感銘を受け、同時にデンマークに、あの色鮮やかな単純だけれども複雑なレゴがあることを私は今回とても嬉しく思いました。他にもアメリカのルース大使が被災地を訪問しているようですが(宮城県石巻市、3月23日)、デンマーク大使のそのような行動、またそのときの写真に写った「ごく普通の人間という感じ」の大使を誇りに思いました。詳しくはこちらに載っています。写真も見られます。

 そして、昨日は4月1日は、デンマーク大使のシェフを務めるニルス・フレデリック・ウォルター氏が、NOBU東京のシェフチームの協力を得て、東京ビッグサイトに一時避難中の被災者の方々にデンマーク風のとても見た目にもきれいなお弁当を、そして子どもにはまたレゴを提供したというニュースに、いつもはあまり目立たないデンマーク大使館ですが、本当に、今回はできることをいろいろと考えてやっていこうという姿勢を見て、嬉しく思いました。そちらのニュースはこちらです。デンマーク語ですが、facebookのリンクはこちらです。
       

 ちなみにそのお弁当ですが、「ディル風味スモークサーモン、グリルデンマーク豚肉、ジャガイモ、そしてもちろんデンマークのチーズ、デンマークのパン、チョコレートムース」とフルコースで先ほども書いた通り、見た目にも彩りがきれいで美味しそう!!です。このような被災者への食事提供において、美的感覚をあくまで追求するデンマーク人シェフの心意気は立派です。さてさて、きっと初めて食べる人も多いだろうデンマーク料理、皆さんの感想はどうでしたでしょうか?

 このようにデンマーク大使館は人数も多くないのに、今回はまさにデンマーク人らしく、メルビン大使のリーダーシップの下、日本人のためにできることをとアイディアを絞り、躊躇せずどんどん実際にやってくれていると思います。こうした力や瞬発力は本当にデンマーク人のよさです。少人数の国民のため、小回りの効く国だと常々思っていましたが、少人数ゆえの少数精鋭、そして一にも二にも、合理的な行動力を持ち合わせているのですね。今回のデンマーク大使館の対応には私は心から感動し、すっかり「もうあきらめたい、やめにしたい!」と落ち込んでいたデンマーク語ですが、いやいや、そんなすばらしいところのある国の言語なんだから、なんとかもう少し、あきらめずにがんばろうと昨日思い直したところです。

写真:在東京デンマーク大使館 


2010年のクリスマス

2010-12-30 17:37:52 | デンマークの行事
 今年もまたクリスマスが終わってしまいました。去年はデンマークに行きましたが、今年は行かず、その分、日本でのクリスマスを楽しみました。

 夏にデンマークに行ったころから夫の母の体調が悪く、今回のクリスマスは治療中のため、「カレンダープレゼントを送れないの、ごめんなさいね」と11月に連絡がありました。これまで毎年必ずショウミーとジジに各24個の大小のプレゼントを送ってくれていた母。今年は子ども達へのカレンダープレゼントをあきらめてもらい、代わりに私たちから母へ、24個のプレゼントを送ろう!と急遽準備することにしました。といっても、あのくらいの年齢の人はたいてい欲しいものはないので、プレゼント選びは困ったことに。キッチンで使うようなもの、ジジの描いたマンガ、私のあやしい編み物の鍋敷き、キャンドル、手紙などとにかくなんとか24個揃え、一日ずつ番号を振って送りました。

 ここでひとまずほっとしたところで、次はジジに「毎日のプ・プ・プレゼントが~!ほ・ほ・欲しかった~!!」と大泣きされて、今度はいきなり1週間くらいで24個×二人分のプレゼントを用意することになってしまいました。私も甘い・・・。でも子どもにとっては毎年恒例の、楽しみな楽しみなカレンダープレゼントだったのですね。トイザラスなどで買いまくり、前日は一人で2時までかかってラッピングし、こちらもぎりぎり12月1日には間に合ったのでした。

          
          カレンダープレゼント、Day1。ジジ、喜ぶ。

 今年は我が家では計3回クリスマスパーティーをしました。幼稚園のママたちと持ち寄りで行ったパーティー、24日当日の本番パーティー、そして25日は友人と朝早くから築地に命がけで魚を仕入れに行き(ほんとに轢かれそう!)、おいしーい大トロ、ホタテ、スズキなどを堪能しました。今年は辛い勉強のストレスからか(笑)、たくさん食べて、たくさん飲んだ2010年のクリスマスでした。

                       幼稚園のママたちとの持ち寄りパーティー。朝の10時からシャンパンで乾杯!

                       本番のお決まりのカモのディナーです。

 
 いろいろと楽しく過ごしましたが、しかしだいたい準備をするのはお母さんというわけで、働きながら楽しむ、というクリスマスでした。デンマークにクリスマスで行くときには母がほとんどやってくれているので、そういう純粋にクリスマスを楽しめることをなんだか懐かしく思いながら過ごした数週間でした。ああ、クリスマスだなぁ、なんて暖かいところでのんびりしたり、クリスマスの雪の街に出かけてふらふらとショッピングを楽しんだり、レストランで夫とのんびり食事したりという去年のクリスマスを懐かしく思い出しました。(お母さんって有難い!!!)

 しかし、予想通り、「カレンダープレゼントをもらったのは生まれて初めて!」と母はものすごく喜んでくれたし、夫や子ども達にはサプライズのプレゼントに喜んでくれたし、私も誰かに何かができるということが今年はとても嬉しかったです。してもらうのももっちろん嬉しいけれど、してあげられることのほうがもしかしたらもっと嬉しいかもと感じた、年を取ったことを感じたクリスマスでした。クリスマス当日にも母にたくさんプレゼントを送っており、それをまた彼女がとっても喜んでくれたことが、もしかしたら今年の私への一番のクリスマスプレゼントだったかも・・・。

          
          デンマーク大使館でのクリスマス。デンマークではサンタは各家庭ではなく、こういうところに登場します。

          
          これがないと始まらない、ツリーの下のたくさんのプレゼント。

          
          オリジナル・チロルチョコ。デンマークにはこんなのないよね?日本からのプレゼントのひとつにしました。

デンマークの大学入学方法

2010-11-10 06:28:27 | デンマークの行事
 「その日は大学入学の発表なんだ」。夏のデンマーク滞在時、次の集まりの予定を組んでいたときに、友人が言いました。彼の娘さんが大学入学に入学申し込みをしていて、その結果が出るのが7月30日の金曜日だそうです。後でその娘さん本人に聞いたら、なんと6つの大学に入学申し込みしているとのことでした。しかも、それぞれ学部も違っていているそうです。「んー、国際ビジネスにも興味があるし、教育系にも興味があるし・・。とにかくどこかに受かれば、そこに進むわ」と、くったくのないことを言っていました。友人も、「あまり成績がよくないから、とにかくどこかに引っかかってくれればラッキー」と言い、「受かるかどうか心配ね?」と聞くと、「いや、まあ、それは彼女の人生だから、ね」とさっぱりした返事が返ってきたのでした。

 他の欧米諸国も同じような大学入学方法が多いかと思いますが、デンマークも大学は高校の成績で入ります。自分の持っているポイントで入学申し込みをし、成績の上位の者から入学許可が出ます。試験の一発勝負に賭けるということはないのはいいことだと思いますが、高校での学習の積み重ねが要求されるので、高校の3年間しっかりと勉強しなくてはならず、またやり直しもきかず、そういう意味ではシビアです。とはいえ、評価は相対評価ではなく、絶対評価なので、ちゃんとできていればそれがそのまま反映されるというわけです。

 このシステムは本当にいいなと思います。もちろん、受験勉強という特殊な勉強によらずに、3年間かけてしっかりと知識を増やし、思考を深めていけばよいことということがあります。が、もっと私が羨ましいと思うのは、入学前に自分を見つめる時間が取れることや、比較的簡単に進路変更でき、他学部に入り直すことができることです。

 常々私が思うのは、大学入学前はとても大切な時期で、私の子ども達にも好きなことをして自分の世界を広げてもらいたいということです。バイトをしてお金を貯めてバッグパッカーになって、世界を見てみるのもいいでしょう。どこかに語学留学してみたりするのもいいかもしれませんし、それこそモラトリアムを決め込んで、ひたすら本を読んだり、趣味に没頭したりしてもいいかもしれません。何がしたいかわからず、しばらくゆっくり将来について考えてみたいこともあるでしょう。現に、その友人の娘さんは高校は出たものの、始めは「勉強したくもないし、かといって就職もしたくないし・・・」と言ってバイト生活をしていましたが、そのなかで、翌年大学に行くことを決めたようです。最近は日本の大学入試も多様になってきていますが、日本も早くデンマークのような方式になってもらって、受験に若い時期の時間の多くの時間を取られることなく、のびのびと高校生活を大いに学び、大いに遊びと満喫できたらいいなと私は願っています。

 さて、デンマークの大学入学の発表当日、デンマークに住む日本人の友人から当日の新聞Politikenをいただいたのですが、そこにずらりと各大学各学部の応募者数や合格数、合格の成績などが一覧で出ていました。それによるとやはり医学部や薬学部がもっともよい成績が要求されていますが、面白いのは映像メディア科やジャーナリスト科(これもいろいろな種類に分かれているようです)がとても高い成績が要求されていることです。(この一覧表はなかなか興味深いので、これについてまたブログを書けたらいいなと思っています。)

 ところで友人の娘さんですが、6つほど入学申し込みをしていましたが、なんとか1つ合格できたそうで「よかった~」と安堵の笑顔を見せていました。しかし、6つの違う学部に申し込んでいるあたり、やはりこの年齢の若者は「迷っちゃう」んだなぁとちょっぴり笑ってしまいました。日本人は大学の専攻と就職が結びつかないというのはよく言われていることで、デンマーク人も外から見るとしっかりと子どものころから「選択」できるように教育されているように見えますが、実は意外と日本の若者と変わらず、なんとなく、選んでいることも多いかと思います。もちろん、しっかりと自分の将来を見据えて、目標にする職業を念頭において学部を選ぶ人も日本もデンマークもいることでしょうが、やはり18歳は18歳、まだまだいろいろ世界はわからないことだらけで、自分の将来は未知数なんでしょうね。だからなおさら、日本の大学入試も高校の成績で入れるようにして、子ども達に悩む時間をあげられたらいいなと思いました。

デンマークー日本戦 大興奮でしたね

2010-06-29 06:16:32 | デンマークの行事
ちょっと出遅れてしまいましたので、デンマークー日本の試合の勝利の喜びよりも、今日のパラグアイ戦に気持ちが向いてしまっていますが・・・。

 でも、日本、勝ちましたね!

 我が家はジジまで起きて一家4人で観戦しました。奇跡のような美しい本田選手のシュートに、私は悲鳴を上げてしまいました。そして続く遠藤選手のシュート!ワールドカップが始まる前は日本のチームの調子がよいとはいえなかったので、全く期待していなかっただけに、この2ゴールは本当に感動、決勝進出にガッツポーズです。

 私にひたすら嫌味を言われつつも、なぜかデンマークを応援していたショウミーは、途中からがっかり、テンションが下がっていました。負けた途端、「あー、これで学校でデンマーク負けたって言われるよ。」と言っていたので、なるほどね、ハーフはそういうふうに周りから見られるのか、だからデンマークを応援していたのかと思いました。

 夫はデンマーク人らしく、ローリガンだったので、前半終了のころからデンマークはだめだ、だめだ!と言いつつもおとなしく見ていてくれたのでよかったです。ハーフタイムになぜかデンマークの母親に電話をしていたのが、ちょっと可笑しかったです。母曰く、日本を相当デンマークはなめていたので、デンマークの鼻っ柱が折られて気味がいいとのこと。このあたりは自分のかわいい孫が日本人でもあるからの発言なのでしょうね。

 我が家においては、本当に記念すべき一戦でありました。そして、夫はローリガン、私はフーリガンなので、日本が勝ってこれで我が家は平和、よかったです。夫は今まで日本サッカーを馬鹿にしていたので、これで一生、悪口を封じることができたのも、本当に嬉しかったです。本当に一生、この試合のことを引き合いに出してあげまーす!

 翌日、興奮冷めやらぬ気持ちで、指導教官のゼミへ。デンマーク語の読解はすっかりさておき、ひたすらサッカー談義が止まらず、2人で熱く今回の試合を取り巻くあれこれや感想を語り合ったのでした。

いよいよ!出るの、出ないの、ベントナー?

2010-06-24 10:32:50 | デンマークの行事
今夜(明日の早朝)の試合、ベントナーが出るのか出ないのか、情報がいろいろ出ていますが、こうして期待を持たせておいてきっと出るんですよね?

ベントナーはそけい部の怪我がまだ完全に治っておらず、日本戦に出られないかもしれないという報道が出ています。
でもデンマークにとってもこんな大切な試合、よほどのことがなければ出ないわけがないでしょうね。あるいは勝算があった時点で下げることはあるかもしれないけど。

オルセン監督はもったいぶっているけれど、下にコピーした記事によると一緒に練習をやっているようだし、先ほど発表されたスタメンの表にはベントナーの名前が入っていたようだし、絶対出ることでしょうね・・・。

我が家はジジがお手製のデンマークと日本の旗を作りました。ジジは今日はデンマークと日本の国旗のワールドカップ弁当を持って行ったし、iPHONEでブブゼラの音も出るし、準備は万端です(笑)。

          
          わかりにくいけど、りんごの皮もデンマークと日本の国旗に切ってあります。          

夕食のときには国旗を掲揚して、手巻き寿司とできればフレスケスタイとじゃがいもを用意したいなと思っています。


Bendtner tvivlsom i resten af VM
13:33 - 22. juni

Nicklas Bendtner sidder måske på bænken, når danskerne skal spille mod Japan på torsdag. Han har stadig problemer med sin lysken-skade.

Det er ikke sikkert, at Nicklas Bendtner er med i kampen mod Japan på torsdag. Faktisk er det slet ikke sikkert, at Bendtner kommer til at spille i resten af VM-turneringen.

Det fortalte landstræner Morten Olsen tirsdag før danskernes træning.

- Nogle spillere har småproblemer på grund af skader. Og det er stadig tvivlsomt, om Bendtner er med i kampen mod Japan. Sådan vil det være, uanset hvor langt vi kommer i turneringen, sagde Morten Olsen.

Dog var Nicklas Bendtner på træningsbanen sammen med sine kolleger.

Danmark skal spille mod Japan på torsdag. Danskerne skal vinde kampen for at gå videre i turneringen.

My Danish way of life

2010-04-23 05:34:00 | デンマークの行事
少し前に友人がツィッターで、彼女のMy Danish way of lifeとしていくつか項目を挙げていました。興味深かったので、私も真似して、私のMy Danish way of lifeについて考えてみました。

・早寝早起き
 一番実践しているのは、これかな?デンマークは朝が早く(冬など真っ暗なのによく起きれるなと感心してしまいます)、7時台に会社に行く人もいます。通常はだいたい8時に始まると聞いています。その分、帰宅時間は早く、保育園へのお迎えは両親のどちらかが4時までにお迎えに行く、夕食は6時前後です。フレックスタイムで10時出社、11時出社というのも人によってはいいのかもしれませんが、なんとなく、私は早寝早起きの生活のほうが好きです。午前中にいろいろ片付けちゃって、夕方以降はできれば気分的にのんびり過ごしたいもの。

・一人何役も
 デンマーク人は自分をひとつの役割に押し込めません。多分、個人主義だからだと思いますが(たとえば私イコール妻ではなく、私イコール私と考える)、自分の中にあるいろいろな役割を楽しんでいて(楽しんでない場合ももちろんあるでしょうが)、「子育て中の母親だからできない」というような思考はあまりせず、どんどん、やりたいことをやっているように見えます。私はこの考え方がとてもいいと思います。私も子育てはとても手がかかるけど、同時にいろいろな私も楽しみたいと思っています。(人生は短い!)

 大きなところではこんな感じですが、あとは小さな具体的なところでは、

・なるべく自転車生活

・食事作りはウルトラ簡単でもオッケー(いつも気負わなくてもいい。疲れているときはとにかく何かあればいいのだから。)

・誕生日は朝からできるだけ盛大に祝う

・物は必要な物を揃え、不必要な物は持たない。部屋はできるだけすっきりと。

などと、こんな感じでしょうか。取り入れられないものもあるけれど、できるだけデンマーク人の生活と日本人の生活のいいとこ取りをして、できるだけ毎日快適に過ごしたいなと思います。と、ここで日本人の生活スタイルのいいところって何だっけ?とちょっと考え込んでしまいました。あれ、あれ、あれ・・・。うーん、人間関係のありかたとかは日本人のいいろところが思いつくんだけど・・・。





デンマークのカウントダウンパーティー

2010-01-20 15:43:28 | デンマークの行事
 まだ去年の夏の分のブログも全然終わっていないのですが、とりあえず、記憶の新しいところから今回の冬休みのデンマーク滞在記を書きたいと思います。

 今まで何度か新年をデンマークで迎えたことがありますが、新年のカウントダウンのパーティーには参加したことがありませんでした。今回、友人から招待を受けたので、子ども達を義母に預け、初めて参加することに・・・。デンマーク人がどのように祝うのか、実際に一度体験してみたかったので、最もオーソドックスに祝うという友人の触れ込みのそのパーティーを、とても楽しみにしていました。まずは、慌てて日本でドレスを購入するところから始まり、始まり!です。(ドレスを買いに行くなんていう非日常なここからして、すでに楽しい!)

 友人がその友人達と4人で企画したこのパーティー。集合は6時からのマグレーテ女王のスピーチに合わせて、6時10分前でした。フレデリクスベアの大きな、そして素敵な内装のアパートに着くと、友人が入り口で招き入れてくれ、まずはハグをして挨拶。コートを脱ぐとすかさずアペリティフを持ってきてくれたので、それを飲みながら、スクリーンに映し出した女王のスピーチをみんなで静かに見ます。最後のほうはちょっと茶々を入れていましたが、思っていたよりみんなきちんと静かに見入っていました。

          

 それが終わるとディナータイムですが、大きなテーブルが2つ用意されており、各自、好きなように座ります。見渡すとだいたい30歳以上、50歳以下という年齢層で、しかも後で聞いたらほぼみんな独身ということでした。タパスか寿司か迷ったそうですが、お寿司のテイクアウトが今夜のディナーで(友人いわく、コペンハーゲン1おいしい寿司レストランのStick n Sushi)、なぜか彼らが持っていた日本酒と焼酎を飲みながら、しばしご歓談です。最初は小さかったお喋りも、だんだんお酒とともに活気を帯びてきて、ついには隣の人の声も聞き取れないような感じです。

 私は隣の教育者の教育をしているというメッテとお喋り。その後はハイディという友達のGFのマリアの親友とデンマーク人についてなど話したあとは(ハイディとは昔会った日本人の「シドニー」の発音が面白かったという話になり、乾杯のときには「シドニー!」と言って大笑い)、友人のGFのマリアともっぱら「法的にちゃんと結婚することは必要か?法的な結婚には意味がないのでないのか?」という話で盛り上がりました。(結婚はひとつの形式ではあるけれども、きちんとして家族という単位になったほうがいいと漠然と考えていた私でしたが、マリアと話しているうちに、そっか、結婚なんて本当は何も意味はないかも?と、なんだか洗脳されたみたいです。)

 そして食事が終わるとざっとテーブルを片付け、ハイディ手作りのティラミスとコーヒーが出ます。それをいただいた後は、なぜかみんなキッチンに固まってお喋りしたり(いつもキッチンは落ち着く場所なのね)、めいめいに得意なカクテルを勝手に作ってはまわりに飲ませてくれたりします。手作りのイチゴのカクテルがとてもおいしかったです。

 10時を過ぎたころからはいよいよダンスタイムです。想像はしていたけど、年齢層が高いせいか、70年代とか80年代のポップスがかかり、それで踊ります。私も友人に誘われて、つい踊っちゃったけど、基本的には必ず男女ペアになって踊るというこの文化は、うーん、ちょっと苦手でした。でも、こうして男女の友人同士、楽しくペアで踊っちゃったりするのは、逆に言うと日本にはない、デンマークの楽しさでもあるのですけど。

 そして0時10分前になると、皆がまたスクリーンの前に集められ、お決まりのコペンハーゲン市庁舎の時計の映像を見守りながらざわざわして待ちます。1-2分前にはシャンペンが配られて、0時ちょうどとともにゴッニュートゥ!あけましておめでとう!となります。乾杯をして、ハグをして(高めの年齢のせいか、熱烈なキスとかはなし・笑)、マジパンのお菓子を食べつつ、シャンパンを飲みました。10分くらいたつと、テレビで国歌が歌われる映像が流れ、参加者たちはふざけて大声で歌っていました。

          

 その後はアパートとは思えないほどの大音量で、引き続きダンスが始まるのとともに、デンマーク恒例の大花火大会です。ちょうどアパートが4階だったので、映画『フェーム』の『リメンバー』をバックに、マリアと言葉もなく、ひたすら打ち上げ花火を眺めていました。すばらしい景色を見たときは、語り合わなくても、気持ちが通じる感じがしました。

 ディナーは18名限定ということでしたが、この時間になると、なぜかどんどん新しい人が連れ立って入ってきます。どうも友達の友達とかで、きっとパーティーやってるよ、来れば?という気軽な感じでどんどん来ているようです。よく見ると、かなり念入りにメークした、そしてかなりセクシー系のドレスを着た若めの女の子が何人かで来ていて、なるほどね、と思いました。確か若い女の子は刺激を求めて、ニューイヤーの夜をパーティー・ホッピングしたりするんだった、昔私もそういうニューイヤーを過ごしたことがあったあった、と思い出したのでした。

 しかし、若くもなく、時差ぼけもあった私は2時にはリタイア。夫とともに、一緒に来た友人を置いて、誰よりも早く一番最初に帰らせてもらったのでした。(その友人は離婚が決まったばかりで落ち込んでいて、しかも妻にそっくりの女性を捕まえて、楽しそうに踊っているところを夫と目撃し、なんだか複雑な気持ちになった私たちでした。)帰りがけ、なんと警察官が3人来て、ちょっと騒ぎに・・・。なんでもミラーボールの赤い色が火事だと間違えられて通報があったとのこと。何人かの女の子たちが警察官と一緒に記念撮影を撮っていました。

          

 外に出るとものすごーく寒くて、どっと疲れが・・・。でも、初めての、そして多分こういうパーティーは最後の、とても楽しい一夜でした。デンマーク人は冷たいと思っていたけれど、きっかけがあれば、話せばいい人もいっぱいいるんだわと思った一夜でした。住んでいないとなかなかデンマーク人の友達ができず、冷たく感じるけれど、こういう機会があると、人はみんなどこでも一緒なのだなぁと温かい気持ちになりました。

 

  

2009年のフェステラウン

2009-02-28 07:13:56 | デンマークの行事


 一昨年は二人でピーターパン、昨年はジャック・スペローに扮し、今年はネタ切れでどんな仮装にしようかと1月末から悩んでいましたが、ある日思いついたのが、「白雪姫」! 今年はジジが白雪姫、ショウミーは毒リンゴを食べさせるお后になりました。

           
      衣装は先生の手作りのドレスとヘアバンドを幼稚園から貸してもらっちゃいました。

          
          行われたデンマーク大使館で。
          ショウミーは自ら毒リンゴを食べてました。

          
          今年もまたショウミーが樽を叩き落として、王様に。
          3年連続でちょっと恐縮です。

 今まで女の子のお母さんの気持ちは、体験してないからよくはわからないと思っていましたが、今回、ジジちゃんの女装で疑似体験をさせてもらいました。不思議なことに、急に髪を直してあげたくなったり(ジジはいつも寝癖で、ニワトリみたいな髪の毛になってても気にならず)、パンツを見せてると気になったり・・・!思わぬ気持ちを経験できて、見た目も可笑しかったけど、面白かったです。

 この衣装で黙っていると、けっこうかわいい女の子に見えないでもないジジでしたが、樽を叩くときにはものすごく力強く男らしくて、あの姫は何者?と大笑いしちゃいました。

 例年の2月のこのイベントも子どもがいてこそのものなので、私たちもあと何回、楽しめるかななどと今年は考えてしまいました。ショウミーは11歳まで(根拠なし)と言っているので、あと4回くらいでしょうか。

 そんなことを考えていると、いつものようにとてもせつなーい気持ちになってしまいましたが、あと何年か、このデンマークの行事を一家でいっぱい楽しみたいものです。来年は何で笑おうかな~?

英語の先生、やっと決まったけど・・・ その②

2009-01-30 17:30:18 | デンマークの行事
 その翌日、最後のD先生のトライアルレッスンの日でしたが、なんとぎりぎりになって「勉強が忙しくて、やっぱりできません。ごめんなさい」というメールが・・・!ちなみに彼が夫の本命だったのでしたが(笑)。D先生にもお会いしてみたかったのですが、でも、正直、ちょっとこのレッスン&面接に疲れた私達、なくなってなぜかほっとした部分もありました。

 金曜日の夕食時、いよいよ選定のときがやってきました。まずはショウミーにどの先生がいいかを聞いてみると、案の定、ショウミー、選べないよ~、との返事。誰かを選ぶことは誰かを落とすこととわかっているショウミー、こういうときには意外と小心者で意見を言えないのでした。夫も交えて、C先生はすぐにいなくなってしまうので残念だけどやめたほうがいいこと、B先生は自腹でノートを買ってきてくれ、本当に本当に一生懸命でいい子だけど、英語を教えるにあたってはナイーブであること、A先生は滞在理由は不純ではあるけど(笑)、先生としては最も上手で、きっと子ども達に楽しく英語を教えてくれるであろうこと、先生の方も教えることに不安がないと言い、2人に教えることが楽しいと言ってくれたので、私も安心して任せられるだろうということから、A先生に決定しました。

 次に、先生への連絡です。どうもこのシステム、個人間でのやりとりなので逃げられる、ということをしばしば経験した私、採用しなかった先生方には連絡が遅くなって申し訳ないけど、ここはセーフティーネットを張っておこうと思い、まずはA先生にメールすることにしました。同時に、あんなに熱心だったB先生に、なんとメールをすればいいだろうかと、あれこれ英語の文章を頭で組み立てては、ため息をついていました。たかが、うちの子ども達に教える程度のバイトですが、あんなに一生懸命やってくれたのに落とすなんて、本当に申し訳なく思います。最後には、もう夫に文章を考えるのを手伝ってもらおう、ということにして、とりあえず心の平静さを取り戻していました。

 が、ここに来て、大どんでん返しが・・・!この私の読みが見事に的中し、あんなにやる気満々で帰っていったA先生から、なんと「NOVAに採用されることが急に決まってしまい、行けなくなりました」との返信が!えー、えー、がーん!という感じでしたが、セーフティーネットを張っておいたことは本当によかったです・・・。

 そして、なんといいますか、「求めよ、さらば与えられん」とでもいうのでしょうか、あの真剣な、小鹿のようなまなざしのB先生がここで選ばれたのでありました。いきさつは飛ばして、あなたにお願いしたいと思いますとメールをすると、嬉しさ満点、そしてスマイルマーク付きのの「よろしくお願いします!」メールが返ってきました・・・。まあ、喜んでもらえて、私もとても嬉しいことは確かですが。

 こうして先生がやっと決まったのですが、さて、私のそもそもの思惑とはやや外れ、私も子ども達の英語に関わっていくこととなりそうです。B先生と相談しながら、どういうやりかたがいいのか、模索していくことになりそうなのです。これまで子どもの英語のクラスにつきあっていた私のほうが、どうもどう子どもに英語を教えるか分かっているようで、最初のうちはB先生にそれとなく、あるいははっきり、指示をしていかなくてはならないようです。完全にお任せというわけにはいかなくなり、私も一緒に考えていくことになりましたが、まあ、それはそれで面白くもあるのかな???

 というわけで、英語の先生は文科省は私、そしてB先生は現場の教師ということとなり、来週の火曜日から仲良くやっていきたいと思います。これでうまく行くといいのだけど、問題は、彼も今年の夏に日本を去るとのこと。あーあ、慣れたころにいなくなっちゃうのかな? こういうところが個人で先生を探す場合のデメリットで、英会話学校に入れちゃうほうが、完全お任せで確かに楽なのだろうなとも思います。ま、でもきっとこの個人でのほうも、いろいろ面白くもあり、私にとっての有意義な経験にもなることでしょう!・・・多分。