デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

いよいよデンマークに出発です。

2006-12-21 05:19:54 | 日記
 あと2時間半ほどで空港に向かう時間となります。(これからパッキング・・・。実は焦ってる~。)

 ブログを読んで下さっている皆さん、今年は私のつたない文章を読んで下さり、またコメントを下さり、本当にありがとうございました。1月3日に戻ってきますので、そうしたらまたデンマークのリポートをしますね。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 皆さんも楽しいクリスマス&新年を!

ジュエリーと子どもの目

2006-12-19 07:46:07 | 思ったこと・気づいたこと
 今年ももうすぐ終わり、そしてその前にクリスマス、プレゼントの季節となります。今年、ある目標に到達した自分へのご褒美に、私自身にも何か買いたいと思っています。やはりジュエリーかしら?どんなのがいいかと考えていると、ありとあらゆるジュエリーのメーカーが次から次へと新聞や雑誌で広告しているのが目に付きます。素敵なものはいっぱい、私もそれなりの年齢になってきたので、だいぶつけられるジュエリーの範囲が広がり、わくわくしながらそういう広告を見入っていました。

 ある日、新聞を広げて目に飛び込んできたのが、ティファニーのあの水色の広告でした。そして、きらめくダイヤモンドのネックレスの広告のとなりに、もうひとつ広告がありました。チャイルドスポンサーの広告でした。小さな子供の写真があり、ダイヤモンドに負けないくらいその目は輝いていました。

 多分私は何か購入するでしょう。だけども、あの対比を見て、両方のきらめきを見て、ちょっと後ろめたい気持ちになってしまいました。こちら側の世界の人たちは皆、まずは自分の生活、それも日々が楽しく素晴らしいものであること、自分を喜ばせ、幸せな気持ちを持たないと、他人を幸せにすることはできないと考えることでしょう。「その権利がある」私たちは、ジュエリーや高価なものを持つことでしょう。ではあちら側の世界にいる人たちはどう思っている?どう感じている? ちょっと立ち止まって考えてしまいました・・・。

お餅つきと今年最後の我が家の集い

2006-12-19 07:13:18 | 日記

 今年最後の日本での週末、土曜日は幼稚園でお餅つきがありました。幼稚園の行事は楽しいものばかりですが、このお餅つきも次々と釜で炊かれるもち米、かわるがわるつくお父さん達、歓声やお餅のつかれる音などでなかなか気分の盛り上がる行事です。

 ひと通りつき終わると(7-8回分はついたでしょうか?)、今度は子ども達の番です。小型の杵を持って、ぺったん、ぺったん!3人で順番についていきました。見るだけでなく、なんでも参加できるのは子ども達にとって楽しくて実感を持てることですね。

 最後はつきたてのきなこ、あんこ、そして磯部巻の3種類におしんこを添えて、子ども達はそれぞれ、ちょうど両手分のお餅を自分で丸くこね、おみやげに持ち帰ります。ショウミーも大切そうにかばんの一番上にしまい、帰り道、私に見せてくれました。

 そしてこの日は午後「今年最後の」友人を招いていました。いつも家族で遊んでいるMファミリー、そして今回はデンマークからの特別ゲスト、Kanaheiさんです。(男の人同士を引き合わせるのは失敗することが多々あるけれど、女の人同士を引き合わせるのは大抵うまく行ってちゃんと楽しく過ごせますよね。)

 私は冷蔵庫のお片付けも兼ねて、ありとあらゆるタイプのお料理を作りました。友人はブルーベリーのケーキ、Kanaheiさんはサラミやチーズ、そしてクネッケというスウェーデンの大きな大きなクラッカーのようなものを持ってきてくれました。これは40センチくらいの円形のもので、テーブルにどんと出して、みんなでパキパキ折りながら食べるのはなかなか楽しい食べ方でした。

          

 この今年最後の宴は7時間も続いたでしょうか。そんなに長い時間だったとは思えないくらい、あっという間の楽しいお喋りの時間でした。話題の中心はKanaheiさんだったかな?いろいろとデンマークや興味深い彼女自身の話をしてくれました(笑)。

 来年の目標-それは「もっと人を家に呼んで宴をしよう!」です。ジジが生まれてからは人を呼ぶことが少なくなっていたことに気づきました。たまたま最近人を呼ぶことが重なり、感想は「とても楽しかった」でした。少しばかりの温かいお料理を作って、手が回らない部分はゲストの手も借りて、気軽に集まり、会話や楽しい時間を共有していきたいなあと思っています。今回のように知らない人同士を一緒に呼ぶのも人の輪が広がっていいですよね。デンマーク人も家に呼ぶ習慣ですが、来年はもっと私も取り入れていきたいと思います。
 

老後の住処

2006-12-15 15:31:00 | 国際結婚
 国際結婚のカップルの間でしばしば「どこに住むか」という問題があるのではないでしょうか。先日もデンマーク人と結婚している2女性の話題は「老後、どこに住むのか、最近考えるようになった」でした。そのうちの一人はデンマークに住んでもいいかな、と言い、もう一人は両方に関係のない第3の国に住むのがいいのよ、ハワイなんかいいのじゃないかと思って、と言っていました。他にもいずれは相手の国に住む(なぜなら日本の教育を受けさせたくないから)、現在相手の国に住んでいるけれど、将来は日本に戻りたいかもなどという意見を聞いたことがあります。

 日本人同士のカップルならば親の介護や転勤などで移動したり、離れて暮らすようなことになったりということがあると思いますが、どちらにしても国を離れることはありませんし(海外への転勤もありますが)、日本に住むということは話し合うまでのこともないでしょう。けれども国際結婚の場合は、選択ができる分、悩むことになります。

 国を超えるとビザの問題、子どもの教育の問題(特に言語)、自分の言語力や適応能力の問題、健康保険、職、などいろいろな問題が出てきます。それでも数年住むのはいいのですが、さて、それでは最後はどこに住もうかとなるといろいろな覚悟が必要のようです。年金もどこの国にせよ、ある期間は居住したり税金を納めたりしなくてはもらえません。そういったことも含めて、逆算してどこかの国と選ぶのは、実質的にも気持ち的にも簡単ではありません。

 先日会った人のご主人が「俺に日本の老人ホームに入れというのか」と言い、彼女は「じゃあ、私にデンマークの老人ホームに入れというの?」と言ったそうです。若いときはいいけれど、年を取ったときにやはり相手の国の老人ホームに入るのは抵抗がある気持ちは私にもわかります。

 この問題で難しいのは、将来の自分の気持ちや適応能力が完全にわからないことです。そして人は変わるということ。年齢とともに人の気持ちは変わっていきます。間口が大きくなる部分もありますし、逆に間口が狭くなる部分もあります。そういうことをすべて推し量ることは難しいし、一度決断するとかなりのリスクを伴いますので、そう簡単にスイッチできないということもあります。

 さて、私たち夫婦の場合ですが、以前からずっと2人とも言っているのが「夏は3ヶ月デンマーク、あとは日本」という老後の暮らし方が今のところ理想です。もし経済的にできれば、60代のうちは世界中のあちこちに住んでみたいとも思っています。NY、パリ、フランスの片田舎、プーケット、イタリア、などなど少しの期間住んで生活を楽しみたい場所はいっぱいあります。

 デンマーク人会のクリスマス会の帰りの車の中で、改めてこの話を夫としていたのですが、夫に「デンマークに住みたいというのはある?」とたずねましたところ、「僕は日本を選んで、日本に住みたいと思って来た。でも君はデンマーク人を選んだのではなくて、たまたまデンマーク人だったわけでしょう。だからデンマークに老後住まわせるのはかわいそうだと思う。すでに場所を選択したのは自分だという気持ちがベースにある。」というようなことを言いました。

 なんとなく夫の決意というか、私と結婚したことによって後ろに戻れなくなってしまった夫の覚悟のようなものを聞いた気がしました。日本に住むことを嫌がっているわけではありませんが、やはり日本語のできる彼だって、自分の国ではないところで生きていくことはいいことばかりではないはずです。これを聞いて、私はもう少し、異国で生きている夫に思いやる気持ちを持たなければ・・・とちょっと思ったのでした。そして、2人に老後があるのだとすれば、それだけでも感謝すべきことなのかなとも思いました。

デンマークまであと1週間

2006-12-14 20:12:24 | 日記
 ちょうどあと1週間でデンマーク行きです。デンマークに行ったら何を買おう、どこに行こうとちらちら考えはするのですが、あまり調べる時間もなく・・・きっとこのまま気がついたら成田、ということになりそうです。

 さて、デンマークに行くというと皆さんに「いいわねぇ!」と言っていただくのですが、冬のデンマークはいいことばかりではありません。

1.外国とはいえ、私にしてみれば単なる夫の里帰りという気持ちが大きく、「海外旅行」という感じではありません。夫の実家ですので、ほんのちょっとは(かなりちょっとだけだけど)気を使います。

2.何しろデンマークは寒くて、空港では気づかないのですが(空港の駐車場も暖かいので)、車で夫の実家の前に降り立った途端、寒い~!と叫んでしまいます。寒くて何もできないくらい寒いのです。街を歩いてウィンドウショッピングも寒すぎてできません。目的地まで一気に最短距離で行きたい寒さです。が、今年は暖冬のようで、いつもよりは街歩きを楽しめるかな、と期待しています。

3.クリスマスは家族のパーティーなのですが、これが延々と続くのですね。7-8時間続き、しかもデンマーク語なので私は会話に加われないし、かといってつまらなそうにするわけにも行かず、適度に微笑み、あとはひたすら食べるのみ。いつもよりもお皿洗いなどは喜んでやりますが、それはキッチンで一人になるほうがちょっとほっとするから・・・。しかも24日と26日の2日にわたってこの退屈なパーティーが繰り広げられます。

4.クリスマスはすべてのお店が閉まってしまいます。また冬は美術館なども閉まっているところが多く、観光が思うようにできないのも残念です。

 などなど、いいことばかりではないのです。おまけにデンマーク語ばかりでイライラしたり、夫が翻訳してくれなくてもっとイライラしたりして、しばしば夫とケンカなどということも起こりがちです。

 とは言いつつも、私自身はやはり来週からのデンマーク行きを楽しみにしています。日本とは違い、落ち着いたヒュグリなクリスマスを味わえるのも嬉しいですし、日常から離れて違う国に行けるのもやはり嬉しく思います。また何か新しい体験ができるかもしれませんし、新しい発見があるかもしれませんしね。そしてデンマーク料理も楽しんできたいと思います。悪名高いデンマーク料理ですけれど、けっこうおいしいものもあるんですよね。

クリスマス気分の一日

2006-12-13 08:19:58 | デンマークの行事

 12月に入るともちろん気分は毎日クリスマスなのですが、やはり人が集うとよりクリスマスの気分を味わえるもの、この前の日曜日はちょうどそんな日でした。

 去年からデンマーク人会のクリスマスが大使館で行われるようになり、クリスマスムードいっぱいの大使館、まさに一番デンマークらしいクリスマスの雰囲気を味わうことができます。

          

 アドベンツクランツの飾りつけも、大きくて存在感があります。そしてあちこちにデンマークらしいニセという妖精が飾ってありました。

 今年はコペンハーゲンから来たという神父様のミサの後は、グルッグ(赤ワインベースのデンマークのクリスマスの伝統的な飲み物)やコーヒー、ペストリーやクッキーなどがふるまわれました。子ども達はジュースやお菓子を食べた後はお庭に出て、なぜか木登り・・・。そしていつものお友達を見つけて楽しく遊んでいました。

          

 そしてとうとうお待ちかねのプレゼントの時間です。その前にみんなでクリスマスの歌を歌いながらツリーのまわりをぐるぐる回ります。ようやくユールマン(サンタクロース)がやってくると一人ずつ名前を呼んで、プレゼントを手渡してくれました。ショウミーは素敵な銃(なんとかライダーのもので、ナイフにも変化する!)、ジジはリモコン付のおもちゃの車で大喜びしていました。実は今年はクリスマスプレゼントのお買い物のお手伝いを私もしており、これらは私が選んだものでした。喜ぶのは当たり前なのでした(笑)。

 夕方、このクリスマス会が終わり、その日の夜は我が家で友人達を呼んでのクリスマス会があり、急いで帰りました。以前ブログにも書いた、タイに住む友人がショートフィルムコンテストで優勝したということで、その映画をみんなで見るという目的もあり、急遽クリスマス会をやろうということになったのでした。

 みんなで食べ物を持ち寄ってもらい、勝手知ったる我が家のキッチンであれこれ準備してもらい、おいしいものをたくさん食べ、赤ワインを飲み、お喋りを楽しんだ、とてもヒュグリな心温まるクリスマスらしい時間を過ごしました。

          

 12月は本当にクリスマスがあるので、あまり寒さを感じない月です。これで年が明けてお正月のあれこれが終わるころになると、急に寒くてたまらないと思ってしまうのですが。12月にクリスマスが行われるのは、イエス・キリストが生まれたからではないそうです。冬至のある12月、これから太陽が強くなる季節ということを祝うことから始まり、キリスト教が本当の太陽はキリストだということでキリストの誕生を12月に祝うのがふさわしい、ということになったそうです。確かに納得のいく話ではないでしょうか?それにしても1月、2月のお楽しみもそろそろ考えておきたいものです。

speak out

2006-12-08 16:00:49 | 思ったこと・気づいたこと
 自分が今後やりたいこと、将来の夢などを他人に話すのはちょっと勇気が入ります。子どもには将来何になりたいの?と大人はよく聞きます。が、大人になったらそういう話題はプライバシーの領域でもあるし、実現できなかったら口先だけの人だし・・・と思うとなかなか言い出せません。子どものときに親に「この子は口先ばっかり」と言われていた私は、本当に常に口先ばかりにならないように気をつけてないといけないので、なおさらです。

 でも私は最近、ちょっと口に出すように心がけでいます。機会があれば、「私は将来こういうことがしたいのです」ということをちらっと話題に出してみるのです。かなりこわごわとではありますが、言ってみるとどうでしょう、誰も馬鹿にするような人はおらず、意外と応援してくれるのです。そしていいアドバイスをくれたり、こういう方法もあるよとアイディアを出してくれたりします。

 Nさんは私のずっと前の会社の先輩です。わりと頭ごなしに怒られることが多かった先輩後輩時代でしたので、私の将来の夢を話すと昔の感覚でまたもや頭ごなしに何か言われちゃうかなーと思いましたが、違いました。具体的な役に立つ、いくつかのアドバイスをくれたのです。彼のアドバイスのひとつに、夢を実現するためのステップとして、まずは周囲の人に教えるような機会を見つけてはどうか、というのがありました。そういう方法も考えなくちゃいけないのかなとそのときは思いましたが、私にはそういう構想がなかったので、あまりぴんと来ませんでした。

 そして今日、違う人たちに私の夢について話す機会があったのですが、私は何も求めなかったのにその方は「まずはうちの組織の中に、会員同士が教えあうような制度があるから、まずは講師として登録してみれば?」とありがたいご意見を下さいました。ここでNさんのアドバイスを思い出し、私の中で何かがつながりました。実現への道が見えた、かどうかはまだわかりませんが、可能性があるということにドキドキしてしまいました。

 他の友人も私と同じような夢を持っていた人が、夢を実現したサクセスストーリーを話してくれ、そうか、そういうふうなやり方もあるのねと思ったこともあります。

 とにかく勇気を出して、自分の夢を気持ちを、これはと思う人にはスピークアウトしたほうがいいようです。スピークアウトする前に自分でもいろいろと構想を練ったり準備をしたりすることは必要ですが、素直に話してみると、意外と手を差しのべてくれる人がたくさんいるのかもしれません。そしてより実現できる可能性が高くなるように思います。

 それは前向きな将来への希望だけでなく、育児の悩みなどのちょっと後ろ向きの気持ちについてもそうだと思います。昨日もたまたま少し先輩のお母さんに悩みを打ち明けると、「ショウミーのどこが悪いと思っているの?全然問題ないじゃない。意地悪だとか影に隠れて悪いことをするような子じゃないし、まっすぐないい子じゃないの」と言われ、私ははっと気づいたのでした。ショウミーの小さな欠点にばかり目が行って落ち込んでいましたが、母親がこんなささいなことで落ち込んでどうするの、子育てはいろいろあるんだから、もっと全体を見て気丈にふるまいなさい、と彼女はきっと言わんとしていたのだと思います。

 ついつい、自己完結だとか個人主義だとかを目指さなくてはと思ってしまいますが、自分の気持ちや思いをうまく他人と共有するとことも場合によっては非常に大切なことだと思う今日このごろです。ただし、やっぱり相手に寄りかからないように気をつけなくてはいけませんけれどね。
 

キャンドル

2006-12-06 11:23:08 | デンマークの行事
 私がデンマークのクリスマスのシンボルと思っているものが、キャンドルとクリスマスハート(ユールヤーテ、下の写真の中央のハート)です。キャンドルには2種類あり、毎日一目盛ずつ灯すカレンダーキャンドルと、毎週日曜日に一本ずつ灯すアドベンツクランツです。

 カレンダーキャンドルは義母が買ってくれたもの(クリスマスの後、バーゲンになったところで買ってもらいました)、そして毎年アドベンツクランツは手作りしています。

 アドベンツクランツはもみの木を使ったり、いろいろな装飾を施したりして、実はもっと豪華な感じなのですが、私は子ども達と近くの公園などに行って木やどんぐり、マツノミなどを集め、シンプルなものを作っています。アクセントに赤い毛糸を結びました。

 子ども達は毎朝プレゼントを開け、楽しく過ごしています。が、デンマークまであと15日となり、私には、細々としたやらなくてはいけないことを、どうパズルのようにうまく時間に組み込んでいくかという時期です。それでもやっぱり楽しいクリスマスシーズン、毎朝、子ども達のファーモアからのお菓子のおすそ分けをもらいつつ・・・。

           

最近の心温まること

2006-12-03 07:02:55 | 日記
 寒い冬に暖かいコートも必要ですが、何より心を温めてくれるのはやっぱり人だなあと思わせてくれる、最近あった、私の心を温めてくれたことを書きたいと思います。

●思わぬデンマークからの贈り物●
 デンマークに住む友人から小包が届きました。中には切り絵の本とカード立て。そして手書きのカードが入っていました。もちろん、物をいただくことはいつでも嬉しいものですが、私のことを思って選んでくれた、そして何かを送るのはけっこう面倒だけれどもその面倒を臆せずにやってくれた、ということに心温まる思いがします。異国に住む彼女だからこそ、より他人の気持ちがわかるのでしょうか?まだ実は会ったことのないその人からの贈り物は、とても感激するとともに、人柄を感じさせてくれるものでした。


●通帳を落としたおばあちゃん●
 幼稚園の帰り、子ども達と銀行に寄り、ふと下を見るとぽとりと落ちている通帳・・・。子ども達へのちょうどいい躾けの機会とも思い、はりきって近くの交番に届けることにしました。(予想通り、ショウミーは誇らしげ、そして警察官に囲まれて緊張ぎみでした。)と、そこに落とし主のおばあちゃんが現れ、通帳を見て喜んでくれたので、ショウミーに落し物が見つかるということがどんなに人に喜んでもらえるかを見せられてよかったし、私自身、嬉しく思いました。交番を出るとおばあちゃんが「すぐ近くですから、ぜひお茶をあがって休んで行ってください」と私たちを誘ってくれました。時間もなく、子ども達もおとなしくお茶を「あがる」なんて無理なので遠慮させていただきましたが、このご招待は私の心を温かくしてくれるものでした。私の祖母がよく近所の人が家の前を通りかかると、「お茶でも一杯飲んでくべぇ?」と誘い、畑の疲れを癒すお茶を飲ませてあげたこと、そうやってお互いにお茶を出してはお喋りを楽しんでいたのでしょう、そんなやりとりを思い出しました。今は縁側もなく、マンションでは庭先もなく、気軽にお茶を一杯などということがなくなっているので、嬉しいおばあちゃんのご招待でした。

●お米の注文●
 友人(正確には友人のお母さん)から紹介していただき、先日からお米を農家から個人的に買い始めました。お米を天日に干しているのだそうで、日本人はやはり米だわ、お米さえおいしければそれにまさるご馳走はないのかもと思わせてくれるようなおいしさです。長野で作っていらっしゃる方で、ファックスでやりとりをしています。普段はメールが主で、電話もあまり掛け合わず、手紙なんてますます書くことはなくなっているのですが、このファックスのやりとりが何だかとても気に入ってしまいました。「お米送りました。食べてみてください。」などとシンプルな文章ではありますが、手書きの文字でのコミュニケーションはやはりいいものだなと改めて思っています。電話で注文したほうがもちろん早いのですが、このお米の注文のファックス・コミュニケーション、見知らぬ人なのになんだか親戚のおばちゃんとのやりとりのような感じがしてちょっと嬉しく、このまま続けて行きたいと思っています。

●先生の手作り衣装●
 昨日はショウミーの幼稚園のおゆうぎ会でした。ショウミーの小人は立派に演じられ(?)、我が子の姿に私はいつも通りの親ばかぶりでした。(どうして人間は自分の子どもの姿にこんなに感動するのでしょうね?)さて、ショウミーの担任の先生は今回のおゆうぎ会にあたり、22-3人分の衣装をすべて手作りしてくれました。小人は帽子とつるはしでしたが、白雪姫などは全く絵本通りのドレスを縫っており、しかもなぜか白雪姫は4人いたので4着です。子ども達は衣装やかぶりものをつけ、もちろん気分は高揚。ほんの10分か15分の演目のためにこんなに手間をかけてくれるなんて、先生の子ども達への深い愛情を感じました。子どもはきっとわからないし、忘れてしまうのでしょうけど、大きくなるまでになんと多くの大人たちに大切にされ、心をくだいてもらい、お世話をされて育つことでしょうか。いずれ、ショウミーにも個人主義なども学んでもらわなくてはなりませんが、日本で人格形成がなされることもそんなに悪いことではないと感じた昨日でした。

ビリー・ジョエル コンサート

2006-12-02 07:34:07 | 日記

 ビリー・ジョエルはそろそろ60歳近くなのかなと思うのですけれど、すごくかっこよかったです。年齢を重ねてますます歌もピアノもかっこよくなっている気がしましたし、本人が歌も人生も楽しんでいるようなのが本当にクールだと思いました。私の思い入れの深さもあり、ちょっと感動の気持ちをここには書ききれません!あまりのすばらしさに、最後に友人達と記念写真!