デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

7月最後の週末

2006-07-31 16:16:39 | 日記

 昨日梅雨明け宣言が出たそうで、この週末はいよいよ夏らしい天気となりました。夏本番です。

 土曜日は石神井公園に行きました。ちょうどプレーパーク(デンマーク発祥、といわれていますね)をやっており、飛び入りでショウミーは念願のスイカ割りに参加。ひと夏に一度は、というスイカ割りにこんなところで参加できてラッキーでした。ばしーん!とスイカを叩いたショウミー。左右がまだ怪しいのによくできたわねぇと思っていると、「だって目隠しの下から見えたんだよ」とのことでした。

          

 ここの奥のほうに私のお気に入りの純和風の休憩所があります。赤提灯に座敷、モツ煮やビール、アイスと非常に風流なところで、子ども達とひとしきり遊んだ後はいつもここで一休みします。

 ランチはこれまた私の大好きなレストラン、ロニオンの2階のテラス(隣接しています)で食べ、私は少しゆっくり週末気分を味わいました。子ども達は念願のスワンボートにも乗り、ここは子ども達も私も楽しめる公園のひとつです(夫は?)。

 昨日、日曜日は午前中、毎年恒例の私の両親のお墓のお掃除に行きました。今回は初めて家族総出で行ってみました。子ども達は半分邪魔ではありましたが、水を汲みに行ったり、墓石に水をかけたり、枯葉を集めたり、と少しお手伝いをすることができました。物心つく前からなるべくこうしたことを手伝わせて、なんとなく先祖を敬うと言うとちょっと言いすぎですが、日本の風習として身につけてもらいたいと思います。

 さてお手伝いのごほうびは、水遊び。府中に郷土の森博物館という名前の公園があり、初めて行ってみました。

          

 入場に200円かかりますが、古民家、広い芝生や噴水のある水遊び場があり、思い切り走ることができる場所です。水遊びのところでは潜ってはいけませんとあるのですが、みんな潜るわ、噴水を足で踏んで水を飛ばすわ、子ども達は楽しみ放題でした。ジジもすっかり水遊びがお気に入りになったようで、平気でショウミーのあとをついて水に入ってにっこにこでした。

          

 隣接した公園には本格的なプールがこれまた非常に安く入れるようです。釣堀もあるし、ゴーカートもあるしで本当に楽しく一日遊べる場所でした。次回はぜひプールに入りたい~!と思っています。探せば東京でも本当にいろいろとお安く楽しめる場所があるのですね。テーマパークとは無縁の我が家にはこういう発見は「大発見」です。

ハーフの子ども達

2006-07-29 18:57:20 | 思ったこと・気づいたこと
 私のブログにコメントをくださった、Nikolausさんのサイトをじっくり読みつつ、改めてハーフの子どもの苦悩に触れて正直少々落ち込みました。 
 
 ハーフ、あるいはダブルという呼び名からして、言われるほうはいろいろと考えてしまうようです。これは日本語でそういう名称があることが発端になっているのかなと思いました。英語でもデンマーク語でもハーフという1つのくくりにまとめた名称はなく、I am half-Japanese, half-Dane.という言い方になると思います。外国人の割合、外国人との結婚の割合がヨーロッパやアメリカに比べると極めて低い日本では、まだこのような言葉がアクティブなのでしょうね。

 次にハーフの子ども達への、学校やあらゆる場所でのひたすら繰り返される質問が、彼らを追い詰めるところがあるようです。「何人?」と聞かれたり、「英語できるんでしょう?」と聞かれること。顔から判断されて、イコール英語という思い込みは私達家族にも思い当たることです。うちの子ども達にもよくふざけたおじさん達がへんてこな英語で話しかけてきます。

 そして「ガイジン!」と言われたり、努力して英語を習得したにも関わらず「ハーフだと英語ができていいねー」と言われるなどということが、ひたすら彼らに浴びせかけられて、日本で生まれ育ったにも関わらず、日本から疎外されたような気持ちになり、自分のアイデンティティーの深刻な悩みやそれが一時は親に対する怒りになったりするようです。

 意外と今は日本人もそのあたりは柔軟になってきたかな~と甘く見ていたところもあったのですが、現実としてこんなに悩んでしまうのか、とややショックを受けつつ、でもきっと大人になればこれは乗り越えられ、逆に自分の長所と受け止められるはず、とやっぱり私は信じています。

 日本人・デンマーク人の子どもでもインターナショナルスクールに通わせている親がけっこういて不思議に思っていたのですが、このサイトを見てから、その気持ちも少しわかるような気がしました。日本の学校や社会で疎外感を感じるならば、インターだったらいろいろな国籍の子がいるのが当たり前の場所なので、要らない劣等感や悩みがなく、のびのびと育ってくれるはずと思うのかもしれません。

 しかし、親である私。うちの子ども達が壁にぶつかったとき、悩んでいるときほど毅然としていなくてはならないと思っています。他人がどう言おうと夫と私はハーフはいろいろな面で有利な点がたくさんあると信じていますので、繰り返し、子ども達にその長所やハーフだからこそのすばらしい体験について説明し、誇りに思ってほしいこと、将来はそれを生かすこともできることを伝えていきたいと思います。

 そして伝えるべきは2つの言語や文化や歴史などもそうですが、最終的には人として、個人としてよい人格を持つことや人生に取り組む姿勢などなのかなと思っています。ハーフであれ何であれ、その人自体がいい人でちゃんとしてないとダメですからね。

 と頭の中では私としてだいぶクリアになっているのだけど、現実として子ども達が何かに直面したときにはきっとうろたえ、落ち込むのだろうな~とも思います。ほんとに親になるって大変。親になると本当にすべての面で自分が試されている感じです。これって親になるまではわからなかったなぁ(実感~)。

着付けの練習

2006-07-27 17:37:39 | 日記
 昨日の夜は着付けの練習に行ってきました。「日本人として着物くらいは着こなしたい!」との心意気で始めた着付けなのですが、かれこれ習い始めてもう4年くらいになるのかしら。そもそも当時、デンマークに住むという構想が私達夫婦にあって、焦って始めた1つは車の運転免許、そしてもうひとつはこの着付けでした。車の免許はデンマークに住んだら車はすべてマニュアルだし、試験はデンマーク語だし、絶対免許が取れないと思って、ショウミーが生まれてから取得しました。これは今、子育てをしている中でとても役に立っています。一方の着付けは・・・まったくもって長い道のりとなってしまっています。

 友人がお免状を持っていて、彼女に教えてもらっているのですが、今回のレッスンはなんとジジを生んでから2年以上ぶり。そう、やっと再開したのでした。でも細かいところをすべて忘れているし、帯も相変わらずきちんと結べず、昨日もちょっとしょげてしまいました。

 何事もそうなのかもしれませんが、何かを身につけようとしたら集中して短期間にひたすらそればかりをやる、というのが一番早いのかもしれませんね。私のように何ヶ月かに1度というペースで、あまりまじめに復習もしないのですから、なかなか身につかないのは当たり前なのかもしれません。

 11月にショウミーの七五三があり、そのときに自分で着付けるというのが夢でしたが、昨日の練習ぶりからするとどうも無理そうでした。

 でも忙しい子育ての中で、何か新しいことや自分のためのことをやるのはいいことだと思います。私の場合、今は生活の80%くらい子どもに持っていかれています。その中でどんどん自分がなくなっていく感覚があるので、こういう習い事や何かを学ぶ時間は自分を見失わないためのちょっとしたポイントになる時間だと思います。

 「3歩進んで2歩下がる」でなかなか着物が自分で着られるというゴールは見えてきませんが、でも、とにかく「辞めないで続ける!」ことが大切、続けているだけでもいいのだと自分に言い聞かせています。

今日は夏日!

2006-07-26 17:27:21 | 日記
 今日は本当に久しぶりの夏日で、子ども達と夏らしい一日を過ごしました。汗をかいて、暑い、暑いというのが夏休みはやっぱり楽しかったりします。そうじゃない日はなんとなく夏らしくなく、不完全燃焼の気分。

 午前中は幼稚園の夏期保育でプールがありました。ジジも一緒に園児たちとプール遊び。子ども達はみんなプールは大好き、はしゃいで飛び込んだり、水しぶきを掛け合ったり、何秒潜れるか、などいかにも楽しそうな光景でした。みんなに水をかけられて、しかも最後にジジが滑って水に潜ってしまい、抱き上げて私まで服がびっちょり濡れてしまいましたが。

 お昼ごはんは昨日の残りのカレーを食べ、しばし、昼寝。でも実際に寝ていたのは私だけでした。夏の昼寝は最高だというのに、子ども達はまだ疲れが足りなかったようです。

 午後はまたショウミーの水泳教室に行きました。この夏中、彼は火曜日から木曜日までプールに通うことになっています。泳げるようになるかな?
 家に戻ってからはフルーチェを食べました。このおやつがまた、夏らしくていい感じなのです。いっぱい汗をかいて、涼みつつ甘いものを食べるのは最高。

 これが私達のこの夏のベーシックな過ごし方となりそうです。午前中は外で遊び、お昼ごはんを食べた後はまったりし、また3時から水泳、またはサッカーなどの教室に行って、その後はまたおやつを食べながら、のんびりした夕暮れ。しっかり汗をかいて、夏の日差しと雰囲気を楽しもう!そして夜はビールを飲もう!
 でも明日から週末いっぱい、天気がまた崩れるそうですが・・・。

多分無理とは思いつつ

2006-07-25 00:44:18 | 日記
 ショウミーとジジのデンマーク語をどうしようというのは私にとって相変わらずの問題なのですが、先日思い立ってTokyo Classifiedに無料の広告で先生を募集することにしてみました。

 5歳と2歳だし、聞くのはショウミーはけっこう分かるはずなので、ただ単に一緒に遊んでくれるだけでOK、ただし「デンマーク語オンリー」ということで探しているのですが、誰か該当する人が果たしているのでしょうか?
 私のねらいとしては、学生で(日本には親の転勤について来ている)、少し暇もあるし、子どもがまあまあ好きなのでお小遣い稼ぎに週に1回1時間くらいいいかなーと考えてくれる人はいないだろうか、という気持ちなのですが。

 もしこのブログをご覧になった方でどなたかご存知の方がいらっしゃったら、ご紹介くださいませ・・・。何しろデンマーク人自体がそんなに多く住んでいないので、多分無理とは思いつつ、誰か見つかるのではと淡い期待を抱いているのでした。

ショウミー ハッピーバースデー

2006-07-24 14:03:46 | デンマークの行事

 昨日はショウミーの5歳のお誕生日。朝はたくさんのプレゼントとデコレーションされたロールケーキでお祝いしました。
 私達からは自転車とトイ・ストーリー2のDVD、カーズの筆箱、ファーモアからはたくさんのTシャツとズボン、そしてお金とキャンディー、おじのニルスからは素敵なお城の本をもらいました。

 そして昨日のメインははじめてのお友達を呼んでの誕生会!最初の子が来るまで内緒にしていたサプライズ・パーティーだったのですが、子どもって大人ほどサプライズしないところが拍子抜けするなり、おかしいなりでした。友達が自分の家に遊びに来ることが彼にとってはよくあることだったので、たまたま誕生日の日に遊びに来てくれた、ラッキー!くらいの受け止め方のようです。

 私達は白パンにジャムとハムを乗せたものをお昼ごはんに用意していました。みんな思ったよりおとなしく和やかに食べていました。それから自由に走り回って遊んだり、自転車の入っていたダンボールでお家ごっこをやったり、ビニールプールを反対にしてもぐりこんで、外側からぶたれたら負け、という即興のゲームなどをして段々ヒートアップ。

          

 そこでまずは「お友達当て」クイズをしました。今日参加(10人)の一人ずつを3つのヒントで当てていくクイズですが、やっているこちら側のほうがおかしかったです。子どもって全然わかってないんだなあという面と、意外とするどくお友達を見ているんだなあという面があり面白かったです。

 次に忍者パフォーマンス。夫が忍者に扮して、みんなに手裏剣や剣の使い方を見せたりやらせたりしました。ママたちのメールによると、どの子もこれが一番インパクトが強かったらしく、昨夜の話題はこれだったそうです。夫が今後、調子に乗らないように願っています。

 最後のゲームは宝探しゲームです。デンマークでは地図を頼りに探すと夫が言っていたのですが、ちょっとまだ年齢的に難しそうなのと家の中でやったので地図というほどでもなかったので、3つのグループに分けて順番に探すことにしました。特に男の子は大興奮で探していましたが、中には隠し場所を教えて他の子ども達に怒られて泣きべそをかいたりする子もいて・・・これまた子どもの世界を垣間見れて楽しかったです。

 一通り遊んだ後はみんなのお待ちかねのケーキタイムになり、ろうそくに火をつけると自然にみんながハッピーバースデーを歌い始め、4,5歳になるとこういう社会性が、みんなもう身に着いているのだなあと成長を感じたひとときでした。

 ショウミーは終始、ひたすらはりきり、ひたすら騒ぎ、大笑いのひとときでしたが、他の子ども達も楽しい時間を過ごしてくれたようです。私達も企画、準備からけっこうわくわく楽しく、そしてみんなのとびきりの笑顔をたーくさん、見せてもらってすっかり幸せな気分にさせてもらいました。夫がしみじみ、やってよかった~と言ってました。疲れはするけれど、子ども達と一緒の時間を楽しむことはいつも最高だなあと私も思います。

 

雨に濡れるデンマーク人

2006-07-21 22:54:54 | デンマーク人
 デンマークでは雨が降っても傘をささない人がほとんどです。男女ともに、上下の雨用のスーツを着て、帽子をかぶります。どうしてかはわからないのですが、傘をささないのです。雪が降っても同様です。

 日本では小雨が降っても、みんないっせいに傘を広げ(どこに持っていたのでしょう?)決して濡れないようにしますが、デンマークでは雨でも物ともせず、そのスーツを着て自転車に乗ります。子ども達も保育園で雨の日も戸外で遊びますし、日本のようにちょっと濡れると親が騒ぐようなこともないようです。(子どもにとっては雨の日はお庭がどろどろになって、水溜りができて、きっと楽しいに違いありません。)

 私も子ども達と自転車に乗るので、日本でカッパを着てキャップをかぶって出かけるのですが、見かねた周りの人たちが傘をさしむけてくれたりします。日本人は雨に濡れることを本当に嫌がるようです。

 傘がないと何が便利かというと、やっぱり歩くときに相手にぶつからないこと、荷物が減ること、両手が使えることでしょうか。身軽に行動ができるというよさですね。日本人ももう少し雨に対してへっちゃらになってもいいのではないか、と思ってしまいます。

 そういえば以前、ストロイエで雨の日に傘を持っていた若いデンマーク人女性を見たときにはびっくりすると同時に、ちょっとエレガントな感じがしました。あのスーツだとエレガンスも女性らしさもないのは確かですものね・・・。
これもまた、実用性重視のデンマーク人らしさといえばそうなのでしょう。

伊豆への旅行

2006-07-20 13:36:33 | 日記
 
 月曜日が祝日だったので、火・水と夫に休みを取ってもらって伊豆に旅行に行ってきました。今回の滞在は吉佐美大浜から歩いて4分くらいのところで、あー、夏中、こういうところに住みたいものだと思いました。稲が青々と美しい田園風景、いたるところカニだらけ、草だらけ、そして美しいビーチがあちこちにあり、本当にこのあたりは私の好きな場所です。今回キャンプ場があることを知ったので、次回はキャンプで長期滞在?なんてちょっとたくらんでいますが。

 今回は吉佐美大浜、入田浜、多々戸浜、田牛のサンドスキー場で遊びました。このへんはカフェもいくつかあって、カフェ好きの私にはとても嬉しいところ。入らなかったけれど、吉佐美大浜の近くに普通のお家の庭に急ごしらえのカフェがあり、気になる存在でした。最近はこういう急ごしらえカフェが流行っているようですね。

          
          田牛サンドスキー場。夫が滑っています。

 さて、ショウミーは多少寒くてももちろん海に入り、ジジは最初は泣いていたものの翌日にははしゃいでおりました。田牛のサンドスキー場は実は以前ショウミーが鎖骨を骨折したところです。すごいスピードが出るので、今回は砂がちょっと濡れていたのでちょうどいいくらいでした。泊まったところにボードを借りて、みんなで交代で悲鳴を上げながら滑っていました。人が全然いなかったので、遊び放題だったのが嬉しかったです。

 夜は真っ暗になり、久しぶりに「暗い夜」を味わいました。東京にいると暗いということはありません。懐中電灯を持って歩きながら、子供のころおばあちゃんの家に行くとこうやって夜道を歩いたな~と忘れていたことを思い出しました。

 翌朝はまず海に行きビーチサッカーをしたり、多々戸浜に行ったりしていたのですが、途中から雨・・・。下田に行って黒船に乗り、開国博物館の見学をしました。黒船に乗って下田港を一回りし、また戻ってくるときに「ペリーはこういう風景を見たのかな、そのころの外国人が初めて日本に来たときにこの景色を見たのかな」と思うとちょっと面白かったです。やっぱり現場に行くと歴史を少し身近に感じられますね。開国博物館も夫も私も歴史に興味があるので、非常に楽しみました。開国してからまだ日本は150年だなんて、なんだか信じられない気がしていますが。子ども達は博物館はもちろん楽しくないので、ほら、剣がある!、ほら、銃があるよ!と武器でひたすら釣っての見学で集中できなかったのが残念でした。

 それから特筆すべきことは「やっぱりお寿司がおいしかった」ことです。刺身もお寿司も本当にコリコリして甘みがあっておいしく、旅をしたら地元のおいしいものを食べるのは人生の楽しみの極み!だなどと感動しておりました。



 写真はカニを枝の先にぶらさげたショウミー。彼はこれがすごくうまく、カニ名人な一面を発見した今回の旅行です。

高麗川でBBQ

2006-07-20 13:01:11 | 日記
 
 3連休の真ん中の日曜日、埼玉の高麗川でBBQに参加しました。ブラジル人中心のBBQだったので、肉が本当においしかった! 塊の肉をスライスしてどんどん焼いて行くのだけど、さすがシェハスコの国です。最後にはイカやホッケ、はまぐりを焼いて、日本人の私としては肉もいいけれど、海のものもやっぱりおいしいと、最初から最後までひたすら食べ続けてしまったのでした。

 子ども達は川に飛び込み、虫を探し、最後はお兄さん達と思いっきり戦いごっこで遊んでいただきました。(写真はいつもの恐るべき3人組。)

 私はデンマークの料理の本からロールキャベツのようなものを作って持っていったのですが、おいしかったけれど、なんとも不思議な味でした。お肉の中にレモンの皮をすりおろしたものやハーブ類を入れます。そこに生クリームや卵を入れてよく手で混ぜ、キャベツで包みアップルサイダーやハチミツをかけてオーブンで焼きます。アップルサイダーがなく、アップルジュースでやったのがより不思議な味になってしまったのかしら?
 でもおいしいと言ってくれる少数派もいて、最後は完食していただきました。(夫はこんなデンマーク料理は食べたことがないけど、おいしい、と言って食べていました。)

国際結婚のメリット

2006-07-19 23:53:46 | 国際結婚
 改めて外国人と結婚してよかったと思うことは何だろう?と考えてみました。普段は「国際結婚」などという意識はまったくなくて、普通の夫婦のつもりですし、結婚して5年以上たつ今は、すべてが私にとって当たり前のことになっています。そこでこの機会に改めて考えてみました。


1.やはり外国に行く機会が多い。ただし夫の国、デンマークがダントツ。

 今やデンマークに行っても「海外旅行だわ~」という気分にはなれず、「ただいま、デンマーク」という気分ではありますが。それでも義母に会いに行くという決定的な理由があるため、外国であるデンマークに行く機会は多く、それなりに日本ではできない体験ができたり、楽しい経験ができたりしますね。


2.夫が英語が話せる。

 北欧人にとっては当たり前の英語ですが、やはり夫ができると何かと便利です。旅行中もそうですし、表現でわからないところがあると聞けますし。逆に夫が英語ができないと世界が狭くなっちゃうのではないかな、と思ったりします。

 
3.ニセ日本食が通用する。

 夫にも義母にもそうなのですが、おふくろの味がデンマーク料理ということで、私は日本食と称してかなりあやしいものを作っても問題がないのです。これが日本人だったら味付けの微妙な違いなどが出てくると思いますし、義母に出す食事は気を使うことでしょう。このへんはとても助かっています。


4.物事の見方が広がる。

 世界の情勢の話はうちでは必ずといってもいいほど平行線に終わるのですが(あるいは夫婦喧嘩)、それでも違う背景の文化からの意見は面白いものがあります。また日本人が知らないことや、体験的に持っていないことを夫はヨーロッパ人、北欧人として持っていたりします。最近話したのは旧ユーゴの戦争についてです。夫は身に迫る恐怖を感じたようですが、遠くの日本に育った私はまだそのころは「民族」という意識が育っておらず、あまりぴんと来ないことでした。
それから夫は大人になって日本に住んでから日本の歴史の本など読んだようですので、私よりもちゃんと理解しているところがあって、お勉強になります・・・。


5.日本で常識と思っていたことを疑うようになる。

 「前例がない」「規則ですから」という言葉に疑問を感じなかったのですが、だんだん私も「だからなんですか、変えればいいじゃありませんか、やってみればいいじゃありませんか」と思うようになりました。
ただし、やり過ぎると文句おばさんになってしまうので、注意しています(笑)。あるとき私達の銀行口座の支店が統合されて変更になったことがありました。通達に「新口座の通帳をもらうために平日の銀行営業時間内に○○支店まで来るように」とあり、私は激怒。どうしてそっちが勝手に統合するのにわざわざ交通費をかけて行かなくてはいけないんですか?なぜ郵送してくれないのですか?と息巻いてきたのですが、他の人はおとなしく手続きをしていました・・・。(でもやっぱりこれは銀行のやり方が悪かったと今でも思っていますが。違う銀行が同じように支店名が変わったときには、すべて郵送してくれましたし。)


6.日常生活で2つの文化のいいところ取りができる

 家のインテリアや食器などもデンマークの要素が入ってきますし、子どものおもちゃや本も両国のもの、イベントも両国の混合でより楽しくできる、食べ物も両国のもののおいしいとこ取り、ニュースも夫と私はソースが違うので多様になる、などでしょうか。楽しいこと、面白いことが増えると思います。子どもにとっては言語も増えて、メリットなはずです。子どもは特に楽しいことと思います。聞ける童話の物語も2倍、遊びに行く場所も2倍、お菓子の種類も2倍になりますものね。(でもうちの子たちはラクリスは大嫌い・・・。)


 あとはごく普通の夫婦関係だと思います。結局誰と結婚しても一緒よ~と昔おばさんたちが話していたのを覚えていますが、日本人との結婚であれ、外国人との結婚であれ、結婚の山あり谷ありは一緒だと思いますし、同じ日本人でも価値観の違いは必ず出てくると思います。誰と結婚しても、どこの国の人との結婚であっても、いい面があり、悪い面があるということでしょう。私の場合は外国人と結婚してしまっているので、上に挙げたようなメリットをなるべく見つめて、今後も生活していきたいものです。