みかんがおいしい季節ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
すっかりブログを放置すること2ヶ月。うっかり年が明けてるじゃありませんか。私はというと、相変わらずこの郊外の町でH氏と隔週でやってくる息子達と、ほっこりやってます…と言いたいところですが、なんかかんかとあれこれ引き受けてしまう性格、しかもインディアン名「尻に火の点いた男」との生活なので、もちろんそんなことは許されず。日々、激動の生活を送っております。以下、この1ヶ月ちょっとをダイジェスト版でどうぞ。
〜11月後半〜12月前半〜
「Kanahei地球アゴラに再出演」
2008年に世界サンタクロース会議のレポートを依頼され出演しましたが(まったくサンタとなんの因果もない私なのに)、今回のテーマは「看護」。デンマークのスペシャリストナースとして出演させていただきました。
インタビューや仕事風景の前撮り、多忙を極めるスタッフの方とのやりとりや、放送当日はスカイプでスタジオとつなげての生放送なこともあり、とにかくあれこれと忙しかった…!
しかも私の他お二方(日赤の災害救援のベテラン看護師、マダガスカルで働く78歳のベテラン助産師さん)がもう、すごい方々で。一緒に並ばせていただくのが恐れ多いのなんのって…。士農工商でいったら(?)私は確実に農な地位。デンマークのスーパーマーケットの格でいったら間違いなくALDI、もしくはLIDLです。
まあそんな私ではありますが、色々と自分の看護観だったりとかを改めて考えさせられるいい機会にもなりましたし、「ステノブランド」を広めたい、今のステノのトップ達と広報部にいい印象を与える事ができたようなので、よかったです。
ほんの少しではありますが、番組の内容などこちらで見れます→
地球アゴラwith you
「ステノ看護部主催の忘年会」
世界に名だたる糖尿病専門病院ステノの、これまた世界トップクラスのうちの同僚ナース達。今年はそんなスペシャリスト集団である看護部がステノの忘年会を企画したのですが、さすがスペシャリスト。やることがハンパじゃなかったです。
まずは当日の看護部ドレスコードは「ニッセ」(北欧の妖精?小人)。私はただニッセ帽をかぶっていっただけでしたが、甘かった。みんな全身超気合いの入ったニッセコスチュームです。

熟女ニッセ軍団。
そしてスラッシュアイスマシーンをレンタルしてのカクテル大量生産、「正しい手指消毒は1000人の患者の命を救う」と大真面目な看護部長のプレゼンで始る、手指消毒用アルコールのディスペンサー(男性器に酷似)交換デモンストレーション(大々的にビデオとパワポを使用してるけど、内容は極めて下ネタ)、奇妙な写真家がパーティを徘徊してると思ったら、実は依頼されて来ていたアンダーカバーのコメディアンだったりとか、最初から最後まで大爆笑の大成功忘年会でした。
ていうか、日本でもそうだったけど、看護師の下ネタってハンパじゃない…。スペシャリストなステノナース達はそのへんもグレードが違いました。

下ネタ炸裂中。動き激しい。
〜12月後半〜
「H氏と二人で過ごしたクリスマスinローマ」
ローマの歴史おたくのH氏。常々、大好きな街ローマを案内したいと言っていたので、今年は息子達が母親のもとでクリスマスを過ごしていていなかったので、二人で6日間、どっぷりローマで過ごしてきました。

街中でピエロと戯れる。
普段は観光客で溢れかえるバチカンも、さくさく朝から回ったのでほとんど並ぶこともなくサンピエトロ寺院、クーポラ、バチカン美術館を回ることができました。
見所はたくさんあるけど、ローマは意外と小さな街。6日間も子供抜きで過ごしたのなら、さぞかしのんびり出来たでしょう、とお思いになるかもしれませんが、尻に火の点いたおたくとのローマめぐりは、まさしく「パワー観光ぶっ通し6日間」。2000年の歴史もハイパーインテンシブ講座で、しかも滞在中の移動はすべて徒歩。そんな彼についていけた自分を自分で褒めてあげたい…と、Qちゃんの心境です。

12月25日、クリスマスのバチカン参詣。法王、遠すぎて豆粒大。広場内にある数台の巨大モニターでお顔を拝めます。

すごい人です。でも広場もでかいのでそこまでのパニックではない。
そんなランナーズハイなローマ滞在でしたが、事件は12月24日、クリスマスイブのサンピエトロ広場で起きました。
広場内には左右に噴水があり、そのそばに地面に埋め込まれた丸い石があるのですが、そこに立って回廊の柱を眺めると、4列の柱がすべて一番手前の柱に隠れ、1本の柱のように見えます。
ローマおたくのH氏がその構造を説明するため私をそこに立たせ、柱を眺めつつ「ほほ〜なるほどね」と感心していると、ふとH氏、急に大真面目になり、「今日はクリスマスイブで、僕はプレゼントを用意したんだけど、でもこれはクリスマスプレゼントじゃないんだ」と。そして突然そこにひざまずいて、「いつも君の幸せを願ってる。これからもずっと幸せにしていきたい。だからこの指輪を受け取ってください」と、指輪を取り出すではないですかっ。

事件現場。
まったく状況を飲み込めず呆然としていたら、彼のその行動にそばにいたアメリカ人ツーリストのおばちゃんが「オーマイガー!!なんて素敵なの!!」と叫び、それを聞いた中国人ツーリスト20人くらいが集まり、我々を包囲。カメラのズームではなく、思いっきり接写(顔から30cmくらいのところで)でバシバシ写真を撮り始めましたが、H氏はかまうことなく「結婚してください」と続けます。
やっとのおもいで「もちろん」と返事をすると、さらに集まっていた観光客から拍手喝采。ひー!恥ずかしい!!とりあえずそそくさとその場を逃げ、柱の階段に腰掛けて落ち着こうと思いましたが、無理です。もうH氏、尻に火がついているどころか、炎上です。
どうやら2ヶ月くらい前からこそこそと準備をしていたようで、そんなことは何も知らず、「まあ付き合ったばっかりだし」と結婚のけの字も考えていなかった私には、カウンターショック受けたほどの衝撃でした…。

婚約直後。
その夜はコロッセオの真ん前、コロッセオとローマの夜景をこれでもかと味わえる5つ星ホテルのレストラン、
「aroma」。
おいしいものは大好きだけど、美食家と呼べるほどの見識があるわけでもなく、高級グルメスポットまわりをするほどの財もない私ですが、今回はがんばっちゃいましたよ。もう、すべてにおいて大満足のレストランでした。H氏ともこんなに素晴らしい、大満足レストランは初めて、と本当にしあわせいっぱいに。
レストランは、コロッセオを取り囲む小高い丘の上にあり、その最上階のルーフテラスのレストランは全面ガラス張りで、前日に予約したときに「眺めのいい席だったらうれしいな〜」とつぶやいていたのを、しかと聞いてくれていたのでしょうか。一番いい眺めの席を用意してくれていました。

この屋上がレストラン。
ディナーはクリスマスの特別コースで、魚介メイン(伝統でイタリア人はクリスマスにキリストのシンボルである魚料理をコースで食べる)。レストランとかこういう雰囲気のいい場で食事の写真を撮るのはなんかあまり好きじゃないので、料理の写真は一切ありませんが、どれも繊細できれいな、そして絶品魚介料理の数々。
ワインはソムリエに料理に合わせたワインのコースでお願いしたのですが(デザートワインを含めてたしか5種類ほど)、いやー、エロかった。どれも「う〜ん!」とうなるほどおいしかったです…。サービスも気取り過ぎず、ほわっとした、とてもいい距離感だったし、最後には残っているお客さんが私達とあともう一組だけだったので、ルーフガラスを開けて写真を撮ってくれたり(ガラスに光が反射して上手く撮れなかったから)。

背後にコロッセオとむこうにサンタンジョエロ城、サンピエトロのクーポラも見えます。
クリスマス特別メニュー&ワインコースと、二人で軽く4000krいってしまいどひー!っとなりましたが、お土産にスターターに出されたスプマンテをもらったりもしたし、とにかくすべてをひっくるめてこれでこの値段なら仕方ない!と思わせる満足のサービスと味でした。
ローマにいって思い出のディナーをしたい方、おすすめですよ〜。

泊まったB&Bのすぐ横にあったSanta Maria Trestevereという教会。ビザンティンの天井モザイクがすばらしい。
12月25日0時のクリスマスミサに参加しました。感動。

街中のイルミネーションも素敵でした。
「永住権でた!」
らちがあかない移民局のために、会社の法律専門家に相談してクレームを出したり、国民オンブズマンや法務省に問い合わせたり、さらにはMagrethe Vestager(彼の推す政治家、現経済大臣)に手紙を出したりと、色々奔走してくれたH氏のおかげもあってか、クリスマスが終って12月28日、無事に出ました!
新政府になって、色々移民に関する政策も変わり、また移民局の申請書処理の遅さがメディアで叩かれたこともあり、「年内に審査結果を出します」と公表されたのがクリスマス前。本当に〜?と、今までの経験上かなり疑っていましたが、ちゃんと出ました。
ちなみに申請書を出したときに証明写真を添付しなければならなかったのですが、「どうせ申請書に張られる写真だし」と超どうでもいい写真を提出したら、うっかりその「どうでもいい写真」が、滞在許可カードに使われてるじゃないっすか!しかも画質が最悪で、南ちゃん並にニキビ跡顔、そしてなんかオウムの手配犯みたいになってます。ああ…この先ずっとこの写真が身分証に?いやあああ。これから永住権申請する方はご注意を〜!
ちなみに永住権が出たこの日、私は古巣のビスペビャーで準夜勤のバイトをしていたのですが、夜中24時に家に帰ると寝室から明かりが。ドアを開けてみると…
H氏と息子達がシャンパンと苺を用意して待っていてくれました。このシャンパンは、申請書を提出した2月以来ずっと冷蔵庫で冷やしてあったもので、この日やっとめでたく開けることができました。息子達もシャンメリー(子供用シャンパンジュース)で乾杯!
そんなわけで2011年をめでたく締めくくり、迎えた2012年。とりあえず今わかってるだけでもH氏&息子達と日本へ旅行(イースター休暇)、結婚式(夏)、ステノ外来デビュー、H氏のMBAスタート(夏休み明け)、と考えるだけで気が遠くなるようなプランづくめですが、ほ〜どほどにがんばります!

ココはあいかわらず寝てばっかだけど。ローストドッグになるよってくらい薪ストーブに近い。