デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

「やっぱり大変」な大学院ではあるけれど・・・

2010-05-28 06:01:24 | 通信制大学・大学院
 大学院が始まって、そろそろ2ヶ月近くたち、やっと少しからくりが見えてきたかなという今日このごろ。が、一言で言えば、「やっぱり大変」です。

 やっぱり大変その1。それはもう、ずばりデンマーク語です。毎週、2クラスデンマーク語を取っているのですが、ほとんど下地のない私。ごくごく簡単な会話もできない状態で、文章を読んでいくのは本当に暗澹とした気持ちになります。この1年はとにかく我慢、我慢、とにかく読むしかないとわかっているのですが、デンマーク語の授業の日は重ーい気持ちになります。が、先日友人が「今は1行で10回、辞書を引くかもしれないけれど、いつか1回になるよ。語学ってそういうものだよ」と言ってくれた言葉に救われ、がんばろう!とちょっぴり前向きになったところです。目的があればきっと読むのが楽しくなるでしょうから、そう思えるまで、この1年はがんばってみようと思います。

 やっぱり大変その2。これは「発表」とか「報告」です。日々の授業で十分大変で追いついていないのに、いったいいつ、自分の研究(と言うのもだいたいおこがましいのだけど)をすればいいんだろう?と思うのですが、6月から7月にかけて、発表やら報告やらが目白押しです。だいたい何を言えばいいのかもわからなかったのですが、あれこれ聞きまわった結果、とりあえず大学の卒論を説明して修士論文の根拠とする、自分の研究の対象について説明する、あるいは解題(といって、読んだ本を消化して説明する。そんな言葉も先週知りましたわ)など手当たりしだい、とりあえず話してみればいいようです。あとは皆さんが意見してくれるので、それにまたヒントを得て、どんどん前に進みましょう、というもののようです。

 発表などは準備が大変だけれど、でもそれをしないと、逆に日々の勉強に追われて終わってしまうのでしょう。そうしてお尻をたたいてもらって、少しずつ研究が進むというわけでしょう。自分の考えを皆さんが一生懸命聞いてくれて意見してくれるというのは、本当にありがたいことでもあります。

 6月だけでそういう機会が6回もあるのですが、ぼやぼやしていると前期が終わってしまうので、ここはできるところまでがんばってみようと思います。

 そして、大学院について最近思うのは、大学院生って守られているなぁということです。学士論文をほとんど放任で書いた私としては、先生方が参考文献をピックアップしてくれたり、話を聞いてくれて方向性を出してくれようとしていたりするだけで、本当に「やさしい!」と思ってしまいます。

 もちろん大学院側は学生たちにちゃんと論文を仕上げてもらって、ある程度で出て行ってもらわないとと思ってもいるのでしょうが、論文を書くのに人を頼れるのか・・・と私は少しびっくりしています。まあ、お金を払っているので、確かに先生方はそういう役割なのですが、学生が本当に守られていること、そういうわけで修士論文は誰でもなんとか書けることは書けるのだろうなということに、最近気づいたのでした。大学院は学生に論文を書けるようにするために存在している、ってことに気づいたのだけど、あまりに当たり前でした??? でも大人になって、なんでも自分だけで何とかしなくては、とずっと思っていた私にはとても新鮮な発見だったりしています。



 

やっと今年も初泳ぎ

2010-05-17 05:24:48 | 日記
 今年は本当に寒く、子ども達はGWになって、やっと泳ぐことができました。我が家の海開きです。嬉しい~!そして、できるだけ人のいないところに行きたい私とっては、この時期の海は本当に最高です。ほとんど人がいなくて、「デンマークみたい!」です。

 GWはいつも行っている葉山へ。友達が宿を予約しておいてくれ、1泊で行ってきました。葉山までの高速からのものすごく(本当にものすごく)きれいな緑を楽しみ、近くのスーパーでいろいろ昼食を、それから「裕次郎のコロッケ」も買い込み、いざビーチへ。子ども達が人泳ぎしたころ、友達一家も到着し、皆でビーチで野球やらサッカーやらで遊んでいました。友人と私はそれを飲みながら眺めて、のんびりです。男の子4人で野球なんてやっていて、みんなの成長を感じつつ飲むのも、またなんともいいものです。

          
          いつものジジの砂もぐり。どうしてもやりたいそう。       

 翌日、今度は磯遊びに精を出す子ども達を見ながら、堤防に座ってきれいな海を眺めつつ、またもやのんびりお喋り・・・。水は本当に透き通っていて、上から何でも見えて面白かったです。気持ち悪いと言いつつ、なまこがどろーっと岩をすべり落ちていく様や、シラスがきらきらと光りながら集団で泳いでいるのを眺めていました。

 帰りは遅い昼食をデニーズで取って、テラスからまた海を眺めた後、解散しましたが、いつも困るのがこのレストランで、なかなか子どもを連れて車で行けるレストランがないのが、このあたりの残念なところで、いつもデニーズに行ってシメとなるのでした。

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 GWの後の週末、そこはきっとどこも混まないに違いないと狙いをつけ、今度は今年初のキャンプへ。ちょうど藤の花が見ごろで、山の緑の中にときどき紫色の藤が咲いていて、とてもきれいです。またまたこの時期の緑の美しさを堪能しつつ、向かいました。

 こちらはキャンプ初体験という友達一家と一緒に行ってきました。友達が予約してくれたキャンプ場は宇佐美の近くにある、今までで一番施設の整ったキャンプ場で、なんと炊事場ではお湯が出る~!(寒かったので助かったけど。)

 ショウミーはもういっぱしに役に立ち、荷物を運び、夫と一緒にテントを張ったりしていました。3年生になると、本当に何もかもできるようになりますね。1、2年生とは違い、もう大人とかなり近くなってきていること、キャンプでも毎日の生活でも本当に実感です。

 私はカレースープを作り、夫はバーベキューの準備をし、すっかり準備ができたころ(笑)、友達一家到着。夜はそれぞれ持ち寄ったものを焼いて食べましたが、単にホイルで包んで焼いた、サツマイモとバナナはおいしかった!今回あまり準備をする時間がなかったので、前日からお肉を漬け込んだりというようなものはできなかったのですが、その場で作った手作りハンバーガーなども炭火で焼けばほんとにおいしい!カレースープは翌日チーズを入れて食べたら、ものすごくおいしかったです。

 夜はその至れり尽くせりのキャンプ場のお風呂に入り、温まった後、星を見ながら、子ども達相手に「本当にあったコワイ話」などをしてから就寝。翌朝は誰も起きないうちに一番に起きて、コーヒーを楽しみました。キャンプ場の朝のコーヒーは格別です。

 撤収後は、海岸沿いを走って偶然見つけた宇佐美と熱海の間にあるビーチで遊びました。すぐに水着に着替え、水はかなり冷たかったのですが、海に飛び込んでいました。多分長浜海岸という名前だと思いますが、これはまさにデンマークの海かと思うような、広くて誰もいない海で、デンマークのビーチにあるような草も生えていて、本当に気に入ってしまいました。ベージュの砂浜は広くて、思う存分野球ができました。周囲の眺めも妙に人工的な物がなくてのどか。よく晴れていたので向こうの緑はとてもきれいに見えるし、ラッキーな発見に喜びひとしお・・・。(しかし、このキャンプではカメラを忘れ、写真がないのが残念です。)

 今年は寒くてあまり外で遊びにくかったのと、最近はサッカーが忙しくて家族で遊ぶ時間が減っているのとで、なんだか久しぶりに思いっきりたっぷり遊んだ気がします。やっぱり、自然はいいなぁ、海はいいなぁと、私はかなりリフレッシュしました。毎年思うけど、GWから梅雨前は本当に一年で最高の気持ちよい気候ですねぇ。

まともな唐揚げ

2010-05-04 07:23:28 | 母親業・主婦業
 かれこれ主婦歴9年となる私ですが、いまだにまともに作れない家庭料理はたくさんあります。たとえば、野菜炒めがぱりっといかない、グラタンのなめらかさが足りない(缶のホワイトソースにどうしても勝てない)、煮物の成功率が50%をどうしても超えられないなどです。

 そんな中のひとつが鶏の唐揚げ。何度かやってみたのですが、どうしてもお肉が固くなってしまったり、揚げ過ぎちゃったり、とおいしくありませんでした。で、いつも唐揚げが食べたいなと思うと買ってくることにしてしまっていました。幼稚園の近くにとても唐揚げのおいしいお弁当やさんがあり、そこでときどき買って食べていたのですが、なんとそのお弁当やさんが閉店になることに・・・。多分一番閉店にショックを受けたのは私でしょう・・。何しろ2週間に1度、もしかしたら週に1度は通っていたんですから。

 でもなんとラッキーなことに、そこで同じ幼稚園のお母さんが働いていて、こっそりレシピを教えてもらっちゃいました。これであの味が再現できると、心から安堵したのが、もうかれこれ2年近く前のこと。それからなぜか作る余裕がなく(?)、やーっと先日作ったのですが、食べてみて、まさにこれぞ鶏の唐揚げ!おいしすぎるー!というものが初めてできました!

 揚げたてのほっかほか、お肉はふんわり、皮はほどよくかりっとしていて、ごはんが進みます。子どもも大喜び、夫も絶賛、そして私も生まれて初めて、おいしい唐揚げを自分で作れて本当に嬉しかったです。これで唐揚げは我が家の定番、たとえば誕生日などに作って上げられます。(なぜか誕生日は唐揚げのイメージの私。)ほんのちょっとしたコツで、このおいしい唐揚げが作れるのですね。仕込みの時間がかかるけど、でもそんなに実は手間はかからないので、これからちょくちょく登場することになりそう。

 そのコツは・・・。

 作り方はレシピ通り、おしょうゆ、にんにくとしょうがのすりおろしに一晩くらい漬け込むだけですが、このときに水を加えるのがコツその1です。水は鶏1キロに対して50ccくらいでしょうか。こうすると鶏肉がお水を吸って、とっても柔らかくなるのだそうです。

 コツその2。揚げるときに最初1分揚げて取り出した後、4-5分置いて、また1-2分揚げます。そうするとちょうどいい揚げ具合となります。ちなみに唐揚げ1つ分の鶏肉はだいたい40グラムくらいがよいそうです。

 大の唐揚げ好きの私・・・。しばらく我が家は唐揚げブームが続きそうです。