私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

小旅行

2017-05-27 10:09:20 | 日記

May 27, 2017

珍しく1週間ほど家をあけ、昨日帰宅した。夜10時近くなったが、こうしてわが家と呼べる部屋に帰りつくことができてうれしい。可笑しく聞こえるかもしれないが、自分の裁量だけでいろいろな行動を成し遂げることができなくなる日が近ずいている予感がする。今回の旅行は、先のブログで書いた5人姉妹が集まることだった。私は2女で、1歳半ほど年の違う姉と一番下の妹とは10年近い年の差がある。元気で集うことができたことを喜ぼう。

23日に、奈良まで小旅行をした。お目当ては、十三重の塔のある談山神社。京都まで新幹線のひかりを使いあとは近鉄で行けば軽い道のりだと思ったが、この場所は奈良のはずれで吉野に近い。京都駅からかなり時間がかかり、朝出発したが着いたのはお昼だった。新緑が美しく、古都のたたずまいを肌で感じることができた。この神社は、飛鳥・法興寺で行われた蹴鞠の会において出会った中大兄皇子と中臣鎌足が、当社本殿の裏庭で極秘に談合されたことからこう名づけららたとか。大化の改新発祥の地として、桜や紅葉の頃には観光客で賑わうところのようだ。近鉄の大和八木駅からタクシーを使ったが、かなりの距離を上った場所にある。時季外れのため人もまばらで、お天気に恵まれ、心にしみる古都散策だった。

5人姉妹が健康で集うのもこれからないかもしれない。姉や妹の子どもたちや孫たちも集まり、本当に楽しい時が流れて行った。3日目に下の妹たちは帰り、私だけ26日の金曜日まで滞在した。忙しく暮らしてきて、こんなにのんびりできたことはうれしかった。待ち人も居ないのでその日のうちに家に着けばいいと、夕方のひかりに乗ったが、金曜日は単身赴任で来ている人たちの帰宅も重なるとかで、自由席でやっと座ることができた。周りの人びとの話を小耳にはさむと、自分は世間の動きとは全く無縁の生活をしているのだなとも思った。興奮気味なので、最近医師から処方されている導眠剤を飲んで床に就いた。

画像は、談山神社の十三重の塔。携帯で撮った。