私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

三菱一号館美術館

2014-09-19 08:53:26 | 日記
September 20, 2014

9月19日(木)
日比谷にある三菱一号館武術館で開催されている「ヴァロットン展」を、友人と見てきた。あまり日本人にはなじみのない画家だと思う。NHKテレビの「日曜美術館」で取り上げられていて、珍しさもあって出かけた。油彩のほかに、版画作品もたくさんあった。私は、版画の方が印象深かった。ヴァロットン(Ⅰ865-1925)は、同時代のピエール・ボナール、モーリス・ドニらの画家と親交があり、「5人の画家」という作品に描いている。若い頃何げなく覗いた東京高島屋で開催されていた「ボナール展」で、展示されている作品から離れがたいほどの印象を受けたことを思い出した。ヴァロットンの絵にはそういった強烈に人を惹きつけるものはなかったが、黒白の木版画から物語の展開を感じさせるものがあった。この展覧会に足を運んで良かった。

展覧会もよかったが、初めて訪れた三菱一号館美術館の素敵だったこと、さわやかな初秋の日に、ぜいたくな気分を味わえた。帰りには、いつものように、友人宅にお邪魔させていただき、「ユーチューブ」からテレビの画面に映し出された、山田和樹指揮の「第9」を楽しんだ。立派なスピーカーを通すので臨場感がある。友人は「東京芸術劇場」で、この指揮者によるスイス・ロマンドオーケストラの演奏を楽しまれたという。本当は生の演奏が一番だが、我が経済を考えるとなかなか難しい。スピーカーさえよければ、私は映像でも十分楽しめると思っている。そんなことをして楽しんでいる間に炊いてくださった「むかご飯」と日よけに植えてあるゴーヤから切り取った実をお土産にていただいて帰宅した。この頃、かけがえのない1日を大切に過ごそうと心掛けているが、今日はそんな私の願いがすべてかなえられた1日だった。

9月19日(金)
白内障の手術についての説明を受けるために、病院に出かけた。目の大きさの測定などの検査を受けたあと、執刀医から、白内障やその手術についてのもろもろのレクチャーを受けた。実際には、この日は親族の誰かが出席しなければならなかったのだが、独り暮らしだからと言って、1人で説明を受けた。しかし手術当日は、いつもブログに載せる写真を送ってくれる一番下の妹が、前日からわが家に泊って、付き添ってくれることになている。すぐ下の妹も、いろいろと応援してくれている。独りではない。白内障は、老齢になれば大抵の人に起こるものだと、医師の説明にあった。今回の体験は、何かの役に立つかもしれない。

画像は、ヴァロットン展のチケット。